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eセールスマネージャーとは?料金・機能・特徴を解説

営業報告やExcelへの転記・集計に追われ、顧客への提案やフォローが後回しになっていませんか。

営業活動を効率化するには、顧客情報の一元化に加え、報告方法や担当者間の業務分担を見直すことも大切です。

eセールスマネージャーは、顧客・案件情報の共有やExcel連携を通じて、入力・集計の負担軽減を支援します。

本記事では特徴・機能・料金に加え、サポート・セキュリティ体制や、事務作業・会議時間を削減した導入事例を解説します。

eセールスマネージャーとは?

eセールスマネージャーはソフトブレーン株式会社が提供する、クラウド型のCRMツール(顧客管理ツール)です。営業支援にも対応し、顧客情報や商談の進捗、営業活動の履歴を担当者や部門をまたいで共有できます。

一度の活動報告で関連する情報が更新されるため、同じ内容を繰り返し入力する負担の軽減につながります。顧客情報が担当者ごとに分散し、報告や集計に時間がかかっている企業にとって、検討候補となる製品です。

項目内容
製品名esm(eセールスマネージャー)
提供形態クラウド型
主な営業支援機能顧客管理
商談・案件管理
活動報告・日報管理
スケジュール管理
予実管理
グラフ分析
名刺管理など
利用人数・最低契約人数最低5名から利用可能
Basicは5〜30名
Professional・Enterprise・Unlimitedは5名〜
料金(税別)Basic:月3,500円/ユーザー
Professional:月6,000円/ユーザー
Enterprise:月12,500円/ユーザー
Unlimited:月25,000円/ユーザー
※オプションなどは別途費用
無料トライアルあり(30日間)
スマホ対応iOS・Android対応のスマホアプリを提供
外出先での顧客情報の確認や活動報告に対応
外部連携・APIAPIによる連携に対応
連携サービス「esm linkage」では、スケジュール・電子契約・販売管理などの外部サービスと接続可能
利用条件・費用は要確認
サポート体制導入・定着支援
顧客アドバイザー
サポートデスク
研修
活用支援サイトなど
※支援範囲はプラン・契約内容により異なる

※料金・人数条件は現行のesmの公表内容です。利用できる機能や支援内容は、契約前に確認してください。

提供元のソフトブレーン株式会社は、顧客との接点に関わる業務を支援するシステムを開発・提供する日本企業です。製品の提供に加え、営業課題に合わせた導入支援や、導入後の活用・定着支援にも取り組んでいます。

項目内容
運営会社ソフトブレーン株式会社
所在地東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル11階
設立1992年6月17日
事業内容顧客接点業務を支援するクラウドアプリケーション・プラットフォームの開発・提供

eセールスマネージャーの特徴

eセールスマネージャーは営業情報の管理に加え、Excel帳票へのデータ反映にも対応しています。関連サービスを組み合わせれば、書類からの情報登録や納入後の保守管理まで効率化を図れます。ここでは、実務での活用場面とともに3つの特徴を紹介します。

使い慣れたExcel帳票に最新の営業データを反映できる

eセールスマネージャーのExcel連携では、社内で使っている帳票に営業データを取り込み、集計できます。あらかじめ設定すれば、更新ボタンを押すだけで最新の数値を反映できる仕組みです。経営会議用の集計表のほか、顧客情報や商談履歴をまとめた訪問資料にも活用できます。

使い慣れたExcel帳票を活用したい企業にとって、eセールスマネージャーは検討候補となるSFAツールです。特に、社内で指定された会議資料の書式を変えにくい場合に、Excel連携の価値があると考えられます。導入前に実際の帳票で連携を試し、手作業が残る箇所まで確認すると、削減できる負担を見積もりやすいでしょう。

AIが注文書や提案依頼書から必要な情報を読み取り登録できる

関連サービス「esm AIコンシェルジュ」を利用すると、注文書や提案依頼書から必要な情報を抽出できます。PDFや画像などをAIが解析し、eセールスマネージャーの顧客・案件情報へ自動登録する仕組みです。Excelや、受発注などを管理する基幹システムへの登録にも対応しています。

書類からの転記が多い企業では、読み取り後の確認・修正まで含めて、作業時間がどれだけ減るかを重視したいところです。導入前の検証では、実際に受け取る注文書や提案依頼書を使い、必要な項目を正しく登録できるか確認しましょう。取引先ごとに書式が異なる場合も、代表的な書類を複数試すと、自社業務への適合性を判断しやすくなります。

アフターサービス向けサービスで納入機器や保守履歴まで管理できる

関連サービス「esm service」では、顧客ごとの納入機器や過去の修理、保守契約の情報をまとめて管理できます。契約更新日や点検日が近づくと自動で通知するため、対応漏れの防止にも役立つ仕組みです。スマートフォンからの情報確認・報告や、営業部門と保守部門の情報共有にも対応しています。

営業担当者が機器の入れ替えを提案する際に、保守部門へ修理履歴を問い合わせている企業では、情報共有の価値が大きいと考えられます。納入機器や対応履歴を営業側でも確認できれば、顧客の利用状況を踏まえた提案を準備しやすくなるためです。導入時には、保守担当者が記録する項目と、営業が提案に使う情報をそろえておくとよいでしょう。

eセールスマネージャーの機能一覧

eセールスマネージャーは顧客・案件管理を中心に、活動報告や社内の情報共有に対応しています。必要に応じて有料オプションや外部サービスとの連携を追加し、マーケティングや申請・承認にも活用できます。

標準機能

標準機能では、顧客情報の管理から営業活動の記録・共有までをまとめて行えます。一度登録した活動情報が関連するデータに反映されるため、報告のための転記や更新作業を減らせる仕組みです。

機能主な内容
顧客管理企業情報や担当者、案件、商談履歴などを顧客にひも付けて管理
案件管理案件ごとの担当者・商品・進捗・売上金額などを管理し、条件に応じて一覧表示
活動報告・日報管理訪問や商談の内容を記録し、上司や関係者へ共有
名刺管理・文字読み取りスマホで撮影した名刺の文字を読み取り、顧客情報や活動報告に活用
スケジュール・タスク管理営業予定や対応すべき作業を管理し、メンバー間で共有
タイムライン活動報告の共有やチャット形式のやり取りに対応
スマホアプリiOS・Androidから顧客情報の確認や活動報告に対応
Excel連携登録データをExcelの帳票や集計に活用

顧客・案件の管理区分や設定数には、プランごとの制限があります。自社で管理したい情報の種類や運用方法に合うか、導入前に確認しましょう。

オプション機能

オプションでは入力作業の省力化や訪問計画、見込み客の育成などに対応範囲を広げられます。以下は主な有料オプション・追加サービスで、契約プランによって料金に含まれる範囲が異なります。

機能・サービス主な内容
名刺入力代行オペレーターが名刺の読み取り結果を確認・修正し、登録情報の精度を補完
地図機能顧客の所在地や訪問状況を地図で確認し、訪問先の選定や活動報告に活用
分析機能営業データをグラフや帳票で可視化。作成・編集用と閲覧用の利用区分を用意
AIコンシェルジュデータからの情報抽出・登録支援、会議音声の文字起こし、蓄積情報の検索などを支援
マーケティング支援(esm marketing)メール配信やWeb閲覧行動の把握、見込み客の関心度に応じた管理に対応
申請・承認(esm flow)顧客・案件情報を利用し、見積書などの申請や承認をオンラインで実施
業務アプリ作成(esm appli)プログラミングをせずに、独自業務を管理するWeb・スマホアプリを作成

見込み客の育成まで効率化したい場合は、MAツールの「esm marketing」も検討できます。メール配信やWeb閲覧行動の把握に対応しており、見込み客の関心に応じた働きかけに役立ちます。

特に地図・分析機能は、Basic向けの案内では有料オプションです。UnlimitedはAIなどの有料オプションを含むプランのため、必要な機能と見積もりを照らし合わせて選ぶことが大切です。

外部連携機能

外部連携では普段使っているサービスと情報をつなぎ、予定や顧客情報の二重入力を減らせます。連携サービス「esm linkage」に加え、システム同士でデータをやり取りするAPIも公開されています。

連携分野主な連携先・方法連携できる内容
スケジュールGoogleカレンダー
Microsoft 365 Outlook
サイボウズ Garoonなど
複数サービス間で予定を同期
電子契約クラウドサイン
GMOサイン
契約締結の申請や締結状況の確認
電話MiiTel Phone画面からの発信、着信時の情報表示、通話履歴の取り込み
ビジネスチャットLINE WORKS連絡先の取り込みや顧客へのメッセージ配信
販売管理システム楽楽販売顧客・商品情報の連携や案件情報を使った見積書作成
個別のシステム連携公開API
esm linkageのカスタムアプリ開発
自社の基幹システムや各種クラウドサービスとのデータ連携

連携アプリの利用には別途費用がかかり、対象サービスや連携項目にも条件があります。導入前に、連携したい情報と更新のタイミング、必要な契約を確認しておきましょう。

eセールスマネージャーのサポート・セキュリティ体制

eセールスマネージャーでは操作に関する問い合わせ対応に加え、導入や現場への定着を支援するサービスを用意しています。顧客情報を管理するための権限設定やアクセス制限にも対応しており、自社の運用ルールに合わせた利用が可能です。

サポート体制

サポートは操作方法の確認から、営業の業務に合わせた設定・運用の相談まで対応しています。導入後も顧客アドバイザーや研修を活用できるため、社内で使い方を浸透させたい企業にも検討しやすい体制です。

項目内容
問い合わせ窓口eセールスマネージャーストアにログイン後、専用フォームから問い合わせ
回答方法契約者が指定した担当者に、電子メールまたは指定のWebサイトを通じて回答
受付時間平日9:00〜17:30(年末年始を除く)
操作・不具合対応操作方法への回答や助言、不具合の調査・修正などに対応
導入支援営業課題に応じた入力項目や集計方法の設計、運用ルールの作成などを支援
定着・活用支援顧客アドバイザーが活用状況に応じて助言し、設定変更や運用改善を支援
研修・自己学習集合型研修、活用支援サイトの記事・動画、AIに質問できるFAQを用意

導入支援や研修の提供範囲・費用は契約内容により異なります。電話・有人チャットでの対応可否も含め、必要な支援を受けられるか契約前に確認しましょう。

セキュリティ体制

セキュリティ面では利用者ごとの権限設定や接続元の制限により、顧客情報にアクセスできる範囲を管理できます。提供元は情報セキュリティとクラウドサービスに関する認証を取得し、対策の詳細をまとめた資料も公開しています。

項目内容
権限管理役割に応じた機能の利用制限や、データごとにアクセスできる利用者の設定に対応
IPアドレス制限許可した接続元だけがアクセスできるよう設定。スマホからの接続にも適用可能
運用基盤AWSのクラウド環境を採用し、システムの冗長化やバックアップによって障害に備える
情報セキュリティ認証情報管理の仕組みに関するISO/IEC 27001と、クラウドセキュリティに関するISO/IEC 27017を取得
確認資料セキュリティホワイトペーパーを公開し、管理体制やサービスの運用に関する情報を提供

導入時は部署ごとの情報共有範囲と、外出先から接続する際の条件を整理しておくことが大切です。自社のセキュリティ基準に合う設定や契約プランを、情報システム部門と確認するとよいでしょう。

eセールスマネージャーの料金

eセールスマネージャーの料金は、契約プランと利用人数によって決まり、1ユーザーあたり月額3,500円からです。すべてのプランで最低5名の契約が必要なため、Basicの月額利用料は17,500円からとなります。

プラン月額料金/1ユーザー(税別)利用人数主な違い
Basic3,500円5〜30名顧客・営業管理の基本機能を利用し、限られた人数で運用を始めるプラン
Professional6,000円5名〜基本機能に加え、担当者によるフォローを受けながら定着を進めるプラン
Enterprise12,500円5名〜複数の業務プロセス管理や他システム連携、詳細な権限設定に対応するプラン
Unlimited25,000円5名〜AIなどの有料オプションを含み、拡張アプリなどの設定数の制限を緩和したプラン

※料金はすべて税別です。Unlimitedに含まれるオプションの種類や、設定数が無制限となる項目は個別に確認してください。

Basicは初期費用0円と案内されていますが、導入支援やオプションを利用する場合は、月額利用料以外の費用も確認しましょう。主な追加費用や確認事項は以下のとおりです。

項目費用・確認事項
初期費用Basicは0円。他プランの初期費用や個別の設定・導入支援費用は要問い合わせ
AIコンシェルジュ月額1,000円/ユーザー。契約プランに含まれる範囲は要確認
地図機能Basic向け公表料金は月額1,000円/ユーザー
分析機能Basic向け公表料金は、作成・編集・閲覧が月額3,500円/ユーザー、閲覧のみが月額1,000円/ユーザー
名刺入力代行Basic向け公表料金は1枚35円の従量課金
データ容量の追加基本容量は1ユーザーあたり5GB。超過分は10GBあたり月額1,000円
外部サービス連携連携アプリなどの利用料が別途必要。連携先や利用条件に応じて確認

※追加費用も税別です。必要な機能と支援内容をそろえた総額で比較し、契約期間や支払条件も見積もり時に確認してください。

費用対効果を判断する際は、必要な機能を含む月額総額と、報告・集計などで削減できる作業時間を照らし合わせることが大切です。30日間の無料トライアルでは、顧客情報の登録から活動報告、会議資料の更新まで、一連の業務を試すとよいでしょう。入力する営業担当者と、情報を確認する上司の双方で評価すると、導入後の運用に合うか判断しやすくなります。

eセールスマネージャーの導入実績からわかること

eセールスマネージャーの導入事例では、情報管理の一元化や業務分担によって、事務作業や会議の時間を削減した成果が見られます。ここでは、具体的な数値と改善方法を取り上げ、自社で活用する際のポイントを解説します。

※以下には、旧製品「eセールスマネージャーRemix Cloud」の導入実績を含みます。

情報管理の一元化で事務作業を月60.5時間削減

ひまわりネットワーク株式会社は、管理ツールの増加によって情報が分散し、確認や管理の手間が増えていました。eセールスマネージャーに情報を集約した結果、事務工数を月60.5時間削減しています。削減した時間を営業活動に振り向け、残業時間の削減や有給取得率の向上にもつながった事例です。

今まで割いていた事務工数を月60.5時間と大幅削減することができたため、余った工数は営業活動へ大きく割り当てることができたそうです。さらに残業時間の削減、有給取得率アップなどワークライフバランスにつながり、社員満足度も高まりました。

引用:eセールスマネージャー「ひまわりネットワーク株式会社 様」

つまり、情報の一元化を業務時間の削減につなげるには、既存の管理ツールや帳票も整理することが大切だと考えられます。導入前に、どの入力・確認作業をまとめられるかを洗い出すと、改善する業務を具体化しやすいでしょう。

案件状況の共有で営業会議を3時間から1時間に短縮

スパイラル株式会社は、システム連携やタイムラインを活用し、営業情報の共有と資料へのフィードバックを進めました。案件状況をeセールスマネージャー上で確認できるようになり、会議時間を3時間から1時間に短縮しています。会議では次の行動につながる話ができるようになり、時間短縮と内容の改善を両立した事例です。

また、案件状況の確認がeセールスマネージャーで終わっているので、会議時間も削減できました。具体的には3時間かかっていた会議が、導入後は1時間になっただけでなく、次のアクションにつながる話ができるようになり会議の質もアップしたそうです。

引用:eセールスマネージャー「スパイラル株式会社 様」

つまり、日々の活動情報を会議前に共有する運用が、会議の効率化につながると考えられます。状況確認を事前に済ませることで、停滞案件への対策や次の提案について話し合う時間を確保しやすくなるでしょう。

営業と内勤の業務分担で内勤時間を月20時間削減

株式会社リリーフは、加盟店の活動情報を本部が把握するまでに時間がかかり、報告資料の作成も負担になっていました。導入後は訪問直後にスマホから情報を登録し、事務所側が登録内容を使って見積もりを作成できるようになっています。営業が抱えていた仕事を分担した結果、内勤時間を1日1時間、月20時間削減した事例です。

営業が抱えていた仕事を分散できるようになったので、内勤時間を一日1時間、月で20時間削減できました。以前は残業するスタッフが多かったのですが、導入後は残業がなくなってきています。

引用:eセールスマネージャー「株式会社リリーフ 様」

つまり、スマホからの情報登録を担当者間の業務分担に結び付けることが、負担軽減のポイントだと考えられます。営業が入力する項目と内勤担当者が引き継ぐ作業を決めておくと、帰社を待たずに顧客対応を進めやすくなるでしょう。