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Eight Teamとは?料金・機能・特徴を解説

取引先の連絡先を探すたびに同僚へ確認したり、展示会後の案内先リストを手作業で作成したりしていませんか。

名刺を営業に活用するには、社内の接点や対応内容をチームで確認できる仕組みが大切です。

Eight Teamは個人のEightに蓄積した名刺を社内で共有し、連絡先の確認や営業リストの作成を支援します。

本記事ではEightとの違いや特徴・機能・料金に加え、サポート・セキュリティ体制、作業時間を削減した導入事例を解説します。

Eight Teamとは?

Eight Team(エイトチーム)はSansan株式会社が提供する、法人向けの名刺管理サービスです。個人向けの名刺管理アプリ「Eight」が自分の名刺や人脈を管理するのに対し、Eight Teamでは複数のメンバーで名刺情報を共有できます。

既存のEightアカウントを使い、同僚の名刺検索や対応内容の共有、営業先のリスト作成に活用できます。こうした機能を踏まえると、担当者ごとに分散した名刺情報をまとめ、チームで営業に活用したい企業の検討候補になるでしょう。

商談の進捗や受注見込みまで管理したい場合は、SFAツールも含めて必要な機能を比較しましょう。

項目内容
製品名Eight Team(エイトチーム)
提供形態クラウド型(Web・スマートフォンアプリで利用)
主な営業支援機能名刺のデータ化・共有・検索
共有メモ
共有タグ
営業リストの作成・CSV出力
利用人数・最低契約人数利用人数の上限なし
会社・部署・チーム単位で導入可能
最低契約人数は要問い合わせ
料金初期費用0円
基本使用料は月額19,800円
アカウント料は10名まで無料
11名以降は1名あたり月額500円(いずれも税抜)
年間契約で、オプション料金は別途
無料トライアル14日間
スマホ対応対応
名刺の撮影・登録や、共有名刺の検索・閲覧などが可能
外部連携・APIHubSpot・kintoneとのAPI連携に対応(有料オプション)
CSV出力による他サービスでのデータ活用も可能
サポート体制問い合わせフォーム
ヘルプ・FAQ
利用ガイドを提供

提供元のSansan株式会社は、名刺管理や経理業務などを支援するサービスを開発・提供する会社です。名刺などの顧客接点情報を活用する「Sansan」や、経理業務を支援する「Bill One」、契約情報を管理する「Contract One」も展開しています。

項目内容
運営会社Sansan株式会社
所在地東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ28F
設立2007年6月11日
事業内容名刺管理や経理・契約管理などを支援するサービスの企画・開発・販売

Eight Teamの特徴

Eight Teamの特徴は、個人のEightにある名刺やつながりを営業活動に活用できる点です。名刺の社内共有に加え、相手の近況や共通の知り合いを確認し、営業の接点づくりに生かせます。

個人のEightに蓄積した名刺をそのまま社内で共有できる

Eight Teamでは個人のEightアカウントに登録した名刺を、社内のメンバーと共有できます。既存のEight利用者は、データ移行や別アカウントの作成をせずに参加できる仕組みです。共有する名刺を選べるため、私的なつながりの名刺を除いて、業務に必要な情報を共有できます。

社員が蓄積してきた名刺を利用できる点は、導入時の作業負担を抑えながら、社内の接点を営業に生かす助けになると考えられます。

Eight上のつながりから相手の異動や転職を把握できる

Eightでつながっている相手が名刺情報を更新すると、異動や転職などの変化を通知で確認できます。通知の対象は、Eight上でつながりがあり、名刺情報が更新された相手です。

例えば、取引先担当者の異動を把握した際に、近況を尋ねたり、新しい部署の課題を聞いたりするきっかけにできます。担当者の変化に合わせて連絡するタイミングを考えやすくなり、関係の維持や提案機会の発見につながると考えられます。

共通の知り合いを確認して紹介によるアプローチにつなげられる

Eight Teamの名刺共有メンバーは、Eightプレミアムの機能として、相手との共通の知り合いを確認できます。自分とEightでつながっている人を通じて、アプローチしたい相手への紹介を相談できる仕組みです。

例えば、まだ名刺交換をしていない担当者に会いたい場合に、紹介を頼める知り合いを探せます。既存の人脈をたどって営業先との接点をつくる方法として、新規開拓の選択肢を広げる助けになると考えられます。

Eight Teamの機能一覧

Eight Teamは、名刺の共有・検索に加え、メモやタグを使った顧客情報の整理に対応しています。名刺アーカイブや外部サービスとの連携は、有料オプションとして追加できます。

標準機能

標準機能は、名刺情報の共有・整理と、営業で使う顧客リストの作成が中心です。名刺に会話内容や顧客の関心をひも付け、担当者間の情報共有に活用できます。

機能主な内容
名刺の登録・共有・検索Eightで登録した名刺から共有するものを選択し、PCやスマートフォンで閲覧・検索できます。
名寄せ同一人物の名刺を自動でまとめ、最新と判定された名刺を一覧に表示します。
共有メモ名刺に会話内容などを記録できます。
顧客の関心や検討状況など、自社の運用に合わせた項目も作成可能です。
共有タグ展示会名や顧客の分類などのタグを付けて名刺を整理できます。
1枚の名刺に複数のタグを設定可能です。
CSV出力名刺情報や共有タグ・共有メモをCSV形式で出力できます。
共有名刺全体の一括出力には管理権限が必要です。
名刺データの取り込み指定形式のExcelファイルや、myBridge・Wantedly People・CamCardの名刺データをEightへ取り込めます。
メンバー・権限管理メンバーの招待・解除や、管理権限・名刺共有権限の設定ができます。

ビジトラでは共有メモに残す項目や共有タグの付け方を社内でそろえることが、名刺の活用に重要だと考えます。例えば、名刺を交換した場面や顧客の関心を記録しておくと、同僚も次の提案や連絡の準備に活用しやすくなります。

また、CSVで出力した名刺情報は、メール配信システムで使う宛先リストの作成にも活用できます。展示会後の案内や定期的な情報提供に利用したい場合は、配信先の管理方法も確認しておきましょう。

オプション機能

有料オプションには、名刺アーカイブと2種類の外部連携機能があります。外部連携の詳しい内容と利用条件は、次の項目で説明します。

機能主な内容
名刺アーカイブメンバー解除後も、そのメンバーが共有していたデータ化済みの名刺を残し、検索・閲覧・CSV出力に活用できます。
HubSpot連携共有名刺の情報をHubSpotへ送り、顧客情報の新規登録や補完に活用できます。
kintone連携共有名刺の情報をkintoneへ送り、顧客情報の登録・更新に活用できます。

名刺アーカイブは、オプション契約後に解除したメンバーの共有名刺が対象で、閲覧はPC版Eightに限られます。また、メンバー解除前や解除と同時にEightを退会した場合は、アーカイブの対象になりません。

外部連携機能

外部連携では、共有名刺の情報をHubSpotやkintoneに反映し、顧客管理やマーケティングに活用できます。HubSpot連携では、名刺情報をCRMツールの顧客データとして利用できます。連携先サービスの利用料金は、Eight Teamのオプション料金には含まれません。

連携先主な連携内容主な利用条件・制限
HubSpotメールアドレスを基準に顧客情報を新規登録し、既存情報の空欄補完や一部項目の更新を行います。
共有タグなども連携可能です。
共有メモは同期対象外です。
kintone名刺情報をkintoneのレコードとして登録し、同じメールアドレスのレコードがある場合は情報を更新します。スタンダードコースの契約が必要です。
利用するkintone環境にIPアドレス制限を設定していないことも条件になります。

どちらも同期したいタイミングでボタンを押す方式で、自動同期ではありません。情報はEight Teamから連携先へ送られ、連携先で編集した内容はEight Teamには反映されません。

外部連携は名刺情報をHubSpotやkintoneへ入力し直す作業が多い企業で、検討する価値があると考えます。手動同期が必要なため、担当者と実行時期を決め、連携先へ情報を反映する運用まで整えておくことが大切です。

名刺交換後の見込み客への継続的な情報提供を効率化したい場合は、MAツールの活用も検討できます。名刺情報の取り込み方法や利用条件は、導入するツールごとに確認しましょう。

Eight Teamのサポート・セキュリティ体制

導入前には、操作や契約について相談できる窓口と、自社の情報管理ルールに合う対策を確認しておきましょう。ここでは、公式に案内されているサポートとセキュリティ対策を整理します。

サポート体制

Eight Teamの操作や契約については、専用フォームで問い合わせできます。ログインや名刺の撮影など、個人のEightアカウントに関する相談はEightサポートが窓口です。

項目内容
問い合わせフォームEight Team専用フォームを用意しています。
登録済みのメールアドレスから連絡すると、契約状況を確認しやすくなります。
チャット・メールEightサポートではチャットを案内し、利用できない場合はフォームやメールでも問い合わせを受け付けています。
内容に応じて担当窓口が案内されます。
電話対応Eightサポートは電話でのサポートを提供していません。
一方、Eight Teamでは、問い合わせ内容に応じて担当者から電話が入る場合があります。
受付時間Eightサポートは平日10:00〜17:00(土日・祝日を除く)です。
Eight Team専用窓口の受付時間は、個別に確認が必要です。
操作・活用資料ヘルプ・FAQ、利用ガイド、基本操作の動画、管理者向け導入ガイドを提供しています。
メンバー招待や名刺共有などの手順を確認できます。

セキュリティ体制

Eightでは、通信の暗号化や2段階認証などの対策を実施しています。Eight Teamには、共有する名刺やメンバーの権限を管理する機能もあります。

項目内容
2段階認証メールアドレス・パスワードに加え、SMSまたは認証アプリによる認証を設定できます。
通信の暗号化Eightでは通信内容を暗号化しています。
データの保管登録データは、セキュリティ審査機関の認定を受けたデータセンターで保管しています。
名刺の共有範囲名刺ごとに共有・非共有を選択できます。
権限・出力の管理管理権限と名刺共有権限を設定できます。
共有名刺全体の一括ダウンロードには管理権限が必要です。
個人情報保護の認定提供元のSansan株式会社が、プライバシーマークの認定を受けています。
運営側の管理体制個人情報へのアクセス制御、従業者への定期研修、自主点検・監査などを実施しています。

より詳しいセキュリティ情報は、公式窓口から専用資料を取り寄せて確認できます。社内審査に必要な保存先やバックアップ方法なども、導入前に確認しておくとよいでしょう。

Eight Teamの料金

Eight Teamの料金は、基本使用料と利用人数に応じたアカウント料、必要に応じて追加するオプション料で構成されます。初期費用と名刺のデータ化費用はかからず、10名までは基本使用料のみで利用できます。

項目料金・条件
初期費用0円
基本使用料1契約あたり月額19,800円
アカウント料10名まで無料
11名以降の追加人数分は、1名あたり月額500円
名刺のデータ化費用0円
名刺の枚数による追加料金はありません
支払い方法クレジットカードまたは銀行振込
※銀行振込の手数料は利用者負担

※アカウント料の対象は名刺共有ユーザーです。管理権限のみのユーザーには、アカウント料は発生しません。また、個人でEightプレミアムを契約して参加するユーザーも、Eight Teamのアカウント料の対象外です。個人のEightプレミアム契約は、参加しても自動的に解約されません。

有料オプション月額料金主な用途
名刺アーカイブ1契約あたり5,000円メンバー解除後も共有名刺をチームに残せます。
HubSpot連携5,000円名刺情報をHubSpotに連携できます。
HubSpotの利用料金は別途必要です。
kintone連携6,000円名刺情報をkintoneに連携できます。
kintoneの利用料金は別途必要です。

※表内の金額はすべて税抜です。

上記の料金で計算すると、20名でオプションを付けない場合は、基本使用料19,800円に10名分のアカウント料5,000円を加えた月額24,800円です。

契約は1年間の自動更新で、支払いは毎月行います。解約を希望する場合は更新日の30日前までに申し出が必要で、原則として途中解約はできません。

Eight Teamの導入実績からわかること

公式の導入事例では、イベント後のリスト作成や社内の連絡先確認で、作業時間を減らしたケースが紹介されています。ここでは、大川印刷とecoプロパティーズの事例から、自社の運用に生かせるポイントを整理します。

宛名リストの作成時間を約1時間から10〜15分に短縮

年間20回以上のイベントを開催する株式会社大川印刷では、御礼メール用の宛名リストを手作業で作成していました。

Eight Team導入後は、名刺情報をCSVで出力し、リスト作成に活用しています。約1時間かかっていた作業は、確認を含めて10〜15分程度に短縮されました。

効率化のメリットは、イベント後の御礼メールの一斉配信のために作成している、宛名リスト作成の工数にも現れています。以前は、名刺情報から宛名リストを手作業で作成しており、作業に約1時間かかっていました。今はEight Teamの情報をCSVで出力できるため、確認作業を含めても10〜15分程度と作成時間が5分の1ほどに軽減しました。

引用:Eight Team「株式会社大川印刷」

つまり、名刺情報を案内先リストに使える形で管理することが、イベント後のフォロー業務の負担軽減につながると考えられます。

名刺や担当者情報の確認にかかる工数を月約10時間削減

物流不動産事業を手がける株式会社ecoプロパティーズでは、名刺情報が紙やExcelに分散していました。営業先との接点を社内で確認するため、1回に30分ほどかかることもありました。

導入後はEight Team上で名刺や担当者情報を検索でき、確認工数を月約10時間削減しています。役員や上司の人脈も把握しやすくなり、紹介を依頼するなど、既存の関係を踏まえた営業に活用しています。

導入前は、必要な名刺を誰が持っているのか、アプローチしたい企業の担当者が誰なのかを確認するために、都度社内で聞いたり、名刺を探したりする必要がありました。今はアプリ上ですぐに検索でき、外出先でもスマートフォンから確認できます。結果として、確認工数を月10時間ほど削減できました。

引用:Eight Team「株式会社ecoプロパティーズ」

つまり、社内の接点を検索できる環境を整えることが、確認の往復を減らし、営業の初動を速める助けになると考えられます。