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UPWARDとは?料金・機能・特徴を解説

訪問を終えてからの日報入力や、名刺・現場写真の転記に時間を取られていませんか。

外回り営業を効率化するには、訪問先で情報を記録し、次の提案や訪問計画に活かせる仕組みが大切です。

UPWARDは訪問先を検知し、プランに応じて商談の要約や画像・名刺の読み取りにも対応しています。

本記事では、UPWARDの特徴・機能・料金に加え、サポート・セキュリティ体制や、報告時間の短縮につながった導入事例を解説します。

UPWARDとは?

UPWARD(アップワード)は、UPWARD株式会社が提供する、外回り・訪問営業向けのクラウド型のSFAツール(営業支援サービス)です。位置情報による訪問先の検知で活動報告を支援し、プランに応じて顧客の地図表示やAIによる商談の要約にも対応しています。

訪問後の入力負担を減らし、蓄積した顧客情報を次の訪問計画に活かしたい企業の検討候補になります。

項目内容
製品名UPWARD(アップワード)
提供形態クラウド型
主な営業支援機能訪問先の滞在検知
活動報告
電話履歴の記録
スケジュール管理
顧客情報の地図表示
活動分析
AIによる商談の要約や訪問ルート作成など
※利用できる機能はプラン・オプションによって異なる
利用人数・最低契約人数最低25IDから
料金(税別)初期費用:100,000円
月額費用:CRMを含むプランは1ユーザー7,600円〜
既存CRMとの連携プランは1ユーザー2,400円〜
無料トライアル要問い合わせ
無料デモあり
スマホ対応対応
外部連携・APISalesforce・Microsoft Dynamics 365との連携
Microsoft Teams連携はオプション
APIなどを用いた基幹システムとの連携構築は個別相談
サポート体制導入時の初期設定・説明会
運用開始後の定期フォロー・活用ガイド
テクニカルサポート窓口

提供形態・機能・料金は公式の製品案内と料金ページ、連携・サポートは導入案内と支援サービスの公表情報に基づいています。

運営元のUPWARD株式会社は、2016年7月に設立された、訪問営業の業務改善を支援する企業です。位置情報やAIを活用したサービスを開発・提供しており、クボタや琉球銀行などで導入されています。

項目内容
運営会社UPWARD株式会社
所在地東京本社:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング26階
設立2016年7月
事業内容訪問営業向けAI営業支援サービス「UPWARD」の開発・提供

UPWARDの特徴

UPWARDは位置情報とAIを組み合わせ、訪問先で得た会話・画像・名刺の情報を営業活動に活用できます。以下のAI機能は、契約プランによって標準提供かオプション追加かが異なります。

訪問先の検知とAI要約で商談記録から営業報告まで効率化できる

UPWARD AI Speechは訪問先の検知と商談音声の解析を組み合わせた機能です。到着時の通知をタップして録音を始めると、訪問先を離れた際に録音が自動で停止します。

AIが会話を要約して営業報告の項目に整理し、担当者が内容を確認した上でSalesforceへ登録できます。要約の見出しや長さ、報告項目を自社の営業活動に合わせて設定できる点も特長です。

帰社後に商談内容を思い出して入力する負担を減らし、顧客の要望や次回の対応をチームで共有するために役立ちます。

商談後の記録作成を効率化したい場合は、AI議事録作成や音声・手書きメモからの履歴登録に対応するネクストSFAも比較候補です。録音やメモを残すタイミング、顧客情報へのひも付け方、登録前の確認・修正手順を比較しましょう。

建築看板や機器ラベルを撮影して案件や機器の情報を登録できる

UPWARD AI Scanは現場で撮影した画像から必要な情報を読み取り、Salesforceへの登録を支援する機能です。建築看板では建築主・施工業者・着工予定日など、機器ラベルでは型式・型番・製造番号などを読み取れます。

読み取った情報は項目ごとに整理され、担当者が内容を確認して登録する仕組みです。

写真を見ながら手入力する負担を減らせるほか、工事予定に合わせた資材の提案や、設置機器に応じた更新・部品交換の提案にも活用できます。AI-OCRなどの画像読み取りサービスを選ぶ際は、撮影する対象への対応範囲と、読み取った情報の登録先を確認しましょう。

交換した名刺を訪問先に自動でひも付けて顧客情報を登録できる

UPWARD AI Scan for Business Cardは、名刺の読み取りと訪問先へのひも付けをまとめて行える機能です。訪問時に交換した名刺をスマートフォンで読み取ると、滞在検知で記録した取引先にひも付けて担当者情報を登録できます。

読み取り後に別の画面で取引先を検索し、名刺情報をひも付ける手間を減らせる点が特長です。名刺登録のために名刺管理アプリを別途立ち上げる必要がなく、活動報告や顧客情報の地図確認も同じアプリで進められます。

名刺の登録に加え、部署をまたいだ人脈共有を重視する場合は、Sansanも比較候補です。訪問記録と名刺をまとめて登録する使いやすさに加え、社内の誰がどの顧客と接点を持っているかを確認できる範囲も比較しましょう。

UPWARDの機能一覧

UPWARDは、訪問先での活動記録から顧客情報の活用までを支援します。必要な機能が標準で含まれるか、追加契約が必要かを確認して選びましょう。

標準機能

各プランの基本機能には、滞在検知・活動報告・電話履歴の記録などが含まれます。外出先から営業活動を記録でき、帰社後の報告作業を減らすために活用できます。

機能内容
滞在検知位置情報から訪問先の候補を自動で検知し、活動報告を支援
活動報告スマートフォンから訪問内容を報告。報告用のテンプレート設定にも対応
電話履歴の記録通話履歴をCRM(顧客情報を管理するシステム)へ記録
スケジュール管理営業活動の予定を管理
ジオコーディング顧客の住所を、地図表示に使う緯度・経度の情報に変換

STANDARDには、基本機能に加えて地図表示とAI音声解析が含まれます。AI EDITIONでは、さらにAI名刺スキャン・AI画像解析・AIスケジューラーも標準で利用できます。

オプション機能

プランに含まれない地図表示やAI機能は、オプションとして追加できます。必要な機能を利用するメンバーのID単位で追加できるため、担当業務に応じて構成を調整できます。

機能内容提供条件
地図表示・可視化(Map)顧客を地図上に表示し、ピンの色や大きさで訪問の優先度を表現ESSENTIALではオプション
STANDARD以上では標準
AI音声解析(UPWARD AI Speech)商談の音声を解析し、活動報告の下書きを作成ESSENTIALではオプション
STANDARD以上では標準
AI名刺スキャン撮影した名刺の情報と画像をCRMへ登録ESSENTIAL・STANDARDではオプション
AI EDITIONでは標準
AI画像解析(UPWARD AI Scan)手書き申込書や車検証などを撮影し、読み取った情報をCRMへ登録ESSENTIAL・STANDARDではオプション
AI EDITIONでは標準
AIスケジューラー訪問の優先度・位置情報・移動手段などを基に推奨ルートを作成ESSENTIAL・STANDARDではオプション
AI EDITIONでは標準
UPWARD DATAゼンリンの住宅地図や、土地の地番を確認できるブルーマップをモバイルで利用別途オプション
UPWARD CONNECTMicrosoft Teamsと連携し、営業活動の情報共有を支援別途オプション

AIスケジューラーの利用には、地図表示・可視化(Map)の契約が必要です。AI音声解析の利用時間や名刺スキャンの処理枚数も追加できます。

訪問計画を立てる負担を減らしたい場合は、空き時間や移動時間に合わせて商談先を提案するSales Force Assistantも比較候補です。一日の推奨ルートの作成や、予定の合間に訪問する顧客の選定など、自社で効率化したい作業への対応を確認しましょう。

外部連携機能

UPWARDはSalesforceの営業支援製品であるAgentforce Sales(旧Sales Cloud)やMicrosoft Dynamics 365などのCRMツール(顧客情報を管理するシステム)と連携して利用できます。

既存CRMに訪問活動の情報を蓄積できるほか、Microsoft Teamsなどのビジネスチャットツールや、業務用の地図との連携にも対応しています。

連携先主な連携内容契約・導入時の確認事項
Salesforce訪問記録や活動報告などを顧客・商談情報にひも付けて蓄積既存環境の対応エディションや設定を確認
CRMを含むプランも提供
Microsoft Dynamics 365/Microsoft Power Platform顧客接点の記録や顧客情報の地図表示、蓄積データの集計・活用利用環境に応じた連携方法と機能範囲を確認
Microsoft Teams活動履歴の共有や、チャットを通じた社内コミュニケーションUPWARD CONNECTなどの契約条件を確認
ゼンリンの住宅地図・ブルーマップ詳細な住宅地図や地番情報を訪問営業で活用UPWARD DATAのオプション契約が必要
基幹システムなどAPIやデータをまとめて処理する仕組みを用いたデータ連携個別に要件を整理し、構築期間・費用を見積もり

基幹システムとの連携は、専門チームによる個別構築として案内されています。導入前に、連携する情報や更新のタイミングまで整理して相談しましょう。

UPWARDのサポート・セキュリティ体制

UPWARDは初期設定だけでなく、営業現場での定着や活用も支援しています。顧客情報や商談内容を扱うため、支援の範囲と情報管理の仕組みを併せて確認しましょう。

サポート体制

UPWARDでは、カスタマーサクセス担当者が導入準備から運用開始後まで支援します。初期設定や説明会に加え、利用状況の振り返りや運用相談も案内されています。

項目内容
導入準備キックオフミーティングで必要な設定や運用の進め方を整理
初期設定・操作説明インストール支援・マニュアル作成・説明会の実施
運用・定着支援利用状況の定期フィードバック・運用相談・効果測定に使う指標の設定支援
自己解決用コンテンツ活用ガイドの案内・使い方のヒントの配信
技術的な問い合わせテクニカルサポート窓口を提供
個別の支援サービス設定変更の代行・運用ルールづくり・管理者向けトレーニングなどに対応
一般問い合わせ電話・問い合わせフォーム
電話受付は10:00〜17:00(土日祝・年末年始を除く)

個別の支援サービスは、企業の課題に応じて内容を組み合わせる仕組みです。契約前に、支援範囲と追加費用、利用者向け窓口の受付条件を確認しましょう。

セキュリティ体制

運営元のUPWARD株式会社は、情報を適切に管理する体制の国際規格「ISO/IEC 27001」の認証を取得しています。公式サイトでは、AI解析の国内処理や、生成AIの学習にデータを使わせない設定も案内されています。

項目内容
情報管理の認証ISMS(ISO/IEC 27001)認証を取得
クラウド関連規格クラウドの安全管理に関するISO/IEC 27017と、個人情報保護に関するISO/IEC 27018に準拠
AI解析の処理場所日本国内で処理
生成AIへの学習利用入力データを学習に使わせない設定を採用
技術的な対策の検証外部の専門機関による侵入テストを定期的に実施
インシデント対応サイバー攻撃などに対応する専門チームを設置し、重大な事象は法令・契約に基づいて通知・報告
社内教育全従業員への定期的なセキュリティ教育とサイバー攻撃を想定した訓練を実施

上記は、公式のセキュリティポリシーと製品案内で公表されている内容です。導入時には、自社の情報管理基準に合わせて、利用するCRMやAI機能のデータの取り扱いも確認しましょう。

UPWARDの料金

UPWARDの料金は、CRMを含めて導入するか、既存CRMと連携するかによって異なります。全プランで初期費用100,000円がかかり、最低25IDからの契約が必要です。

プラン月額料金/1ユーザー主な提供機能
ESSENTIAL7,600円〜滞在検知・活動報告・電話履歴・スケジュール管理など
STANDARD11,600円〜ESSENTIALの機能に加え、地図表示・AI音声解析
AI EDITION要問い合わせSTANDARDの機能に加え、AI名刺スキャン・AI画像解析・AIスケジューラー
既存CRMとの連携プラン2,400円〜SalesforceやMicrosoft Dynamics 365と連携して利用。機能構成・詳細料金は要問い合わせ

※料金はすべて税別です。既存CRMとの連携では、CRM側の契約費用も含めて予算を確認しましょう。

追加機能は必要なメンバーのID単位で契約でき、公式サイトでは以下の組み合わせ例が紹介されています。

組み合わせ例月額料金/1ユーザー(税別)
STANDARD+AI名刺スキャン12,800円
STANDARD+AIスケジューラー14,000円

AI音声解析の利用時間や名刺スキャンの処理枚数も追加できるため、見積もりでは利用人数・必要機能・利用量をまとめて伝えましょう。

UPWARDの導入実績からわかること

UPWARDの導入事例では、報告時間の短縮や訪問計画の改善、社内共有の効率化が紹介されています。各社が機能をどのように業務へ取り入れたかを確認し、自社で見直すべき作業を考える参考にしましょう。

訪問先からの報告で入力時間を平均20分から7分へ短縮

クレハは、店舗を巡回して売り場づくりや販売促進を担うスタッフの報告業務にUPWARDを導入した企業です。従来は9割以上が帰宅後に日報を入力していましたが、入力項目を見直し、仕事の合間にスマートフォンで報告する運用へ変更しました。

報告時間は平均20分から7分へ短縮され、営業部へのレポートの取りまとめ・転送も不要になっています。

報告にかかっていた時間も平均20分から7分へと13分も削減することができ、ラウンダー同士でも使い方を教え合ってくれたり、すぐに使えるようになったという印象です。

引用:UPWARD「株式会社クレハ」

つまり、報告負担を減らすには、入力方法に加えて、報告するタイミングや情報を共有する手順まで見直すことが大切です。

地図を使った訪問計画で営業活動量が平均45%増加

ニッセン産業は、北海道で酪農家向けの営業を行う企業です。従来は担当者が頭の中で訪問計画を立てており、移動効率や顧客を訪問する頻度に課題がありました。

UPWARDで顧客のニーズを地図上に表示し、事前に訪問予定を組む運用へ変えた結果、営業活動量は導入後に平均45%増加しています。

営業会議のときに活動量を報告してもらいますが、訪問の数は効率良くやればやるだけ多くなっていきます。活動量を上げるには効率的に移動しなくてはいけません。こちらはUPWARD導入後に、平均45%増となり、地図の活用はバッチリハマったなと考えています。

引用:UPWARD「株式会社ニッセン産業」

つまり、訪問件数を増やすには、顧客の所在地と対応すべき内容を併せて確認し、効率よく回れる計画を立てることも有効と考えられます。

報告と社内共有の見直しで営業外工数を4割削減

プロトコーポレーションでは、顧客対応以外の作業が営業活動の6割近くを占めていたことが導入検討のきっかけです。UPWARDの導入後は、地図から顧客を選んで報告できるようになり、活動報告時間を半減しました。

報告内容を社内SNSへ自動投稿して個別の連絡を減らす取り組みなどにより、営業外工数を4割削減しています。

営業“外”工数を4割削減し、営業活動量1.5倍を達成。営業件数を維持しながら、残業時間の半減に成功

引用:UPWARD「株式会社プロトコーポレーション」

つまり、一度の報告で必要なメンバーに情報が届く仕組みをつくると、入力後の連絡や確認の負担も減らせると考えられます。