BtoBのおすすめサービス診断

月間利用者20万人以上
利用者満足度90%以上

TECHS-S NOAとは?料金・機能・特徴を解説

部品表の転記や手配に時間がかかり、案件ごとに利益が出ているか把握しきれていない、と感じていませんか。

個別受注で機械・装置を製造する企業にとって、TECHS-S NOAは、入力の手間を減らし、原価を把握するための選択肢です。ただ、導入を検討する上では「必要な機能がそろうか」「追加費用はどのくらいか」も気になるところでしょう。

本記事では、TECHS-S NOAの料金や標準・オプション機能に加え、サポートやセキュリティ、動作環境を解説します。自社の課題を解決できるか、予算や運用条件に合うかを確認し、社内での比較検討や提案にお役立てください。

TECHS-S NOAとは

TECHS-S NOAは、個別受注で機械・装置を製造する中小企業向けの生産管理システムです。部品の名称や型番などをまとめた「部品マスター」を事前登録せずに、部品表を作成できます。

設計ソフト「CAD」やExcelの部品表を取り込めるため、入力の手間を減らせる点も特徴です。製造途中にかかっている費用と完成時の予測原価を確認でき、案件ごとの採算管理にも役立ちます。

項目内容
製品名TECHS-S NOA(テックス・エス・ノア)
提供形態クラウド/オンプレミス
※Webブラウザで利用
対応する生産方式個別受注生産
主な対応業種産業用機械・装置
工作機械
食品機械
半導体製造装置
配電盤・電力制御装置
金型などの製造業
料金初期費用125万円〜
月額利用料4万5,000円〜(税別)
※アカウント数・オプションにより変動
※ハードウェア・対応機器等の費用は別途
無料トライアル要問い合わせ
外部連携・APICAD・Excelからの部品表取り込み、ミスミの商品データベースとのAPI連携に対応
生産スケジューラ「Seiryu」、BtoBプラットフォーム、AI類似図面検索などとの連携オプションあり
任意の外部システム向けAPIの公開範囲は要問い合わせ
サポート体制TECHS Customer Success Service(TCSS)による専門スタッフの問い合わせ対応
更新プログラムの提供
操作・活用講習
ユーザー専用サイトなど

提供元の株式会社テクノアは、生産管理システムを中心に業務用ソフトの開発・販売から導入後の活用支援まで手がける企業です。

項目内容
運営会社株式会社テクノア
所在地岐阜県岐阜市本荘中ノ町8丁目8番地1
設立1985年10月(創業:1981年7月)
事業内容中小製造業向け生産管理システム「TECHS」シリーズ、生産スケジューラ、AI・IoT関連システムの開発・販売
医療機関向け健診支援システムやEC向けデザインシミュレーターも提供
システム構築・保守、IT経営コンサルティング、情報機器の販売・保守にも対応
資本金7,280万円
社員数355名(2026年4月1日現在)

TECHS-S NOAの特徴

TECHS-S NOAは、案件ごとに使う部品や仕様が異なる製造業の、入力・手配・原価管理を支援します。ここでは設計情報の活用、製造途中の採算確認、ミスミとの連携という3つの特徴を紹介します。

部品マスタの事前登録なしでCAD・Excelの部品表を活用

TECHS-S NOAでは、今回限りの部品も、名称や型番などの基本データ「部品マスタ」を事前登録せずに入力できます。設計ソフト「CAD」やExcelで作成した部品表の取り込みにも対応し、登録した情報を見積依頼や発注に活用できる仕組みです。

案件ごとに異なる部品を扱う企業でも、基本データを整える負担や、設計情報を購買担当者が入力し直す手間を減らせます。

製番別に仕掛原価と完成時予測原価をリアルタイムで把握

TECHS-S NOAでは、製造案件を識別する番号「製番」ごとに、製造途中の原価と完成時の予測原価を確認できます。仕掛原価は製造途中にかかっている費用、完成時予測原価は完成までにかかる費用の見込みです。

完成時の予測原価は、すでに実績として計上された費用に、手配済みでまだ実績に反映されていない金額を加えて把握する仕組みです。

登録された実績や手配情報をもとに、予算・実績・予測をグラフで比較できるため、予算超過の兆候を捉えやすくなります。完成前に採算を確認し、部品の調達価格や製造方法の見直しを検討する際に役立つ機能です。

ミスミとの標準API連携で部品の手配から受入まで効率化

TECHS-S NOAは、システム間でデータをやり取りするAPIを通じ、ミスミの商品データベースと標準で連携できます。部品表の登録時に型番の誤りや販売終了品を確認でき、発注後の確定単価・回答納期も自動で取り込める仕組みです。

納品時はバーコードの読み取りで受入処理ができ、発注情報の転記や入力の負担軽減につながります。既存ユーザーは最新バージョンへの更新で利用でき、連携機能の追加ソフト費用や利用料は不要です。

TECHS-S NOAの機能一覧

TECHS-S NOAは、受注情報や部品表をもとに、部品手配・工程の進捗・原価を管理できます。販売管理や在庫管理、日程計画などはオプションのため、自社で管理したい業務に合わせて選ぶことが大切です。

標準機能

TECHS-S NOAの標準機能では、製番(製造案件を識別する番号)ごとに部品構成や工程、原価を確認できます。CAD・Excelからの部品表取り込みや帳票の編集にも対応し、入力や集計の負担軽減に役立ちます。

機能主な内容
受注管理受注情報や売上予定日を登録。単価未確定の案件は仮単価で管理
部品表管理製番ごとの部品構成を登録。今回限りの部品はマスター登録なしで入力
部品表取り込みCAD・Excelの部品表データを取り込み、転記作業を削減
工程表・作業指示加工工程を登録し、社内向け作業指示書や外注先向け発注書を発行
購買・発注管理部品表を利用した見積依頼・発注、過去の仕入単価の参照、図面付きメール送信
進捗・工数管理工程ごとの進捗を表示。作業開始・終了時に、専用の携帯端末で作業指示書のバーコードを読み取り、作業時間を記録
原価管理・分析受注・製番・製品ごとに予算、実績、完成時の予測原価を比較
データ抽出・出力必要なデータを選び、Excel形式で出力
帳票・画面の編集帳票作成ツール「EUC Tool」で帳票を編集。入力画面の項目配置や表示も変更
ミスミ連携型番・販売終了品の確認、発注データの送信、確定単価・回答納期の取得、バーコードによる受入

※工数収集に使う携帯端末は、公式の対応機器を確認してください。機器の費用は別途必要です。

オプション機能

TECHS-S NOAのオプションには、機能を追加する「拡張オプション」と、別のシステムとデータをやり取りする「連携オプション」があります。拡張オプションでは、在庫管理や請求書の発行、作業スケジュールの作成などが可能です。連携オプションでは、設備の稼働実績を取り込んだり、過去の類似図面にひもづく検収・見積情報を参照したりできます。

区分機能主な内容
拡張見積商談状況の管理、見積書の作成、受注情報へのコピー
拡張販売管理売上・売掛金・入金の管理、納品書・請求書の発行
拡張在庫管理倉庫別の在庫・棚卸管理、補充が必要な部品や欠品予定の確認
拡張日程計画横棒で日程を示すガントチャートの作成・修正、担当者別などの作業負荷の確認
拡張EUC自動メールEUC Toolで作成した帳票を、指定日時や定期スケジュールで自動配信
連携Seiryu for TECHS-S NOA作業指示と連携し、社内加工機械への作業割り当てや負荷・納期調整を自動化
連携BtoBプラットフォーム 発注連携取引先と発注情報を共有し、合意した単価・納期を取り込み
連携A-Eyeカメラ連携カメラ画像から設備の稼働実績を収集し、作業実績データを取り込み
連携AI類似図面検索類似する過去図面を検索し、関連する検収・相見積情報を参照

※BtoBプラットフォーム 発注連携には、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 受発注 for 製造業」の別途契約が必要です。

TECHS-S NOAのサポート・セキュリティ体制

TECHS-S NOAを導入する際は、操作の相談先やデータの管理方法、社内パソコンの対応状況も確認しましょう。クラウドとオンプレミスでは、必要な設備や自社で管理する範囲が異なります。

サポート体制

TECHS-S NOAでは、導入後の操作相談や活用支援を受けられる「TCSS」を提供しています。 電話・メールなどでの問い合わせに加え、必要に応じたリモート対応も可能です。操作講習や担当者交代時の引継ぎ支援もあり、社内での継続的な利用を支えます。

項目内容
問い合わせ方法電話・FAX・メール
必要に応じてリモート操作で対応
サポート受付時間平日9:30〜12:00/13:00〜17:00(祝日・会社指定休日を除く)
更新プログラム機能追加・不具合修正・法改正対応のプログラムを提供
操作・活用講習「TECHS Master School」で操作やPC基礎、経営への活用方法などを学習。
TCSS加入者は年間受講回数の制限なし
ユーザー専用サイト操作動画・FAQの閲覧、利用バージョンや問い合わせ内容の確認
引継ぎ・復旧支援担当者変更時の運用ルールの引継ぎ、災害・障害時のデータベース復元などを支援

※TCSSは導入する全製品・オプションへの加入が必要で、訪問指導やセットアップなどはサービスに含まれません。

セキュリティ体制

TECHS-S NOAのクラウド版は、Microsoft Azureを利用しています。利用環境には、通信を暗号化する規格「TLS 1.2」以上への対応が必要です。クラウド版のデータベースはテクノアでもバックアップを管理しますが、社内の端末やネットワークの管理も必要になります。

項目公式情報で確認できる内容
クラウド基盤Microsoft Azureを使用
通信環境TLS 1.2以上の通信に対応した環境が必要
バックアップクラウド版やクラウドバックアップオプション利用時は、テクノアでもデータベースのバックアップを管理
自社での管理システム環境やデータのバックアップは、原則として利用企業が管理します。
ただし、クラウド版またはクラウドバックアップオプションの利用時は、データベースのバックアップをテクノアでも管理します。

なお、アクセス権限の設定範囲、多要素認証、操作ログの保存条件は、確認した公式公開ページでは詳細を確認できませんでした。社内のセキュリティ基準を満たすか、導入前に問い合わせておきましょう。

動作環境

クラウド版でも、利用するパソコンには所定のOSやメモリ容量が必要です。 公式の対応環境はWindows 11 ProとGoogle Chromeで、Windows Homeには対応していません。オンプレミス版では、サーバーとデータベースも別途用意します。

項目主な動作条件
利用端末のOSWindows 11 Pro(64bit)
CPU・メモリIntel Core i5以上/メモリ16GB以上
ブラウザ・回線Google Chrome/光回線
画面原則1920×1080以上、拡大率100%以下
共通ソフト.NET Framework 4.8.0
出力したExcelファイルの利用Microsoft 365やExcel 2021以降など
メール発注の利用Outlook 2021以降、またはThunderbird 102.0以降。「新しいOutlook」は非対応
オンプレミスのサーバーWindows Server 2019/2022/2025のStandard・Datacenter
オンプレミスのデータベースSQL Server 2019/2022/2025のStandard。Windows・SQLのライセンスは別途必要

※サーバーのCPU・メモリは利用ID数によって異なるため、利用人数やデータ量を伝えて必要な構成を確認してください。
※メール発注でMicrosoft Officeを利用する場合は、デスクトップ版が必要です。ストアアプリ版および「新しいOutlook」には対応していません。

TECHS-S NOAの料金

TECHS-S NOAの料金は、初期費用125万円〜、月額利用料4万5,000円〜(税別)です。 初期費用は最小構成の価格で、実際の金額は利用アカウント数や追加するオプションによって変わります。

項目料金・条件
初期費用125万円〜(最小構成・税別)
月額利用料4万5,000円〜(税別)
価格が変わる条件利用アカウント数・オプションの内容
別途必要な費用ハードウェア・対応機器等の費用。オンプレミスではWindows・SQL Serverのライセンスも別途必要

公開価格だけでは、自社の運用に必要な総額は確定できません。見積もりを依頼する際は、利用人数・必要な機能・希望する提供形態を伝え、初期費用と継続費用の内訳を確認しましょう。