製造業におすすめの勤怠管理システムを教えてほしい
製造業向けの勤怠管理システムを選ぶときのポイントは？
多くの業界で勤怠管理システムの導入が進んでいますが、製造業ではいまだにタイムカードを使った勤怠管理が一般的です。
そこには、製造業ならではの勤怠管理の課題や事情があり、悩みを抱えている企業も少なくないでしょう。
しかし、勤怠管理システムを導入することで快適な勤怠管理を行え、担当者の業務負担も大幅な削減につながるのです。
この記事では、製造業が勤怠管理システムを導入するメリット、システム選びのポイントを説明していきます。
さらに、製造業に向けておすすめの勤怠管理システム10選と導入事例についても紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 製造業における勤怠管理の課題は、勤務形態の複雑さ、雇用形態別の給与計算など
- 製造業が勤怠管理システムを導入するメリットは、集計業務の負担軽減など
- 製造業向けの勤怠管理システム選びのポイントは、自社に合った打刻方法があるか
- 複雑な勤務形態や雇用形態ごとに管理するなら「ジョブカン勤怠管理」がおすすめ
- 目的に応じて打刻方法を選びたいなら「KING OF TIME」がおすすめ
目次
工場などの製造業における勤怠管理の課題
製造業における勤怠管理は、他の業界とは違って独特であり、以下のような特有な課題を抱えている企業が多いです。
- 日勤・夜勤・3交代制勤務や土日祝出勤など勤務形態が複雑
- 正社員・契約社員・アルバイトなどさまざまな雇用形態の従業員が一緒に働く
- 給与形態が異なるうえに残業時間や深夜業務など給与計算が大変
- 人の入れ替わりが激しく、外国人労働者も多い
- 1人1台PCを持っていることが少ない
- 環境面から工場には精密機械を設置しづらい
これらの課題から、製造業の現場ではタイムカードを使って勤怠管理が行われています。
そのため、集計業務は手作業で行うこととなり、入力ミスや修正に膨大な時間を取られている企業も少なくありません。
製造業における勤怠管理システムの導入メリット
製造業特有の課題を解決する1つの手段として勤怠管理システムの導入が挙げられます。
勤怠管理システムを導入するとどのようなメリットがあるのか、具体的な項目を3つ紹介します。
順番に見ていきましょう。
集計業務の負担軽減
冒頭で紹介したように製造業では、タイムカードで勤怠管理していると集計業務における担当者の負担が大きいです。
- タイムカードの回収作業が必要
- 勤怠を入力するときは1つずつ手作業で入力しなければならない
- 雇用形態・勤務形態がバラバラなため、煩雑な作業になる
- 打刻ミス・打刻忘れがあったときの修正作業に時間がかかる
- 月末(締め日)の作業量が多く担当者がいないと業務が回らない
しかし勤怠管理システムを導入すると、自動で集計作業が行われることからミスが減り、修正も楽になるため、大幅に業務の負担が軽減されます。
また、属人化の防止にもつながるため、担当者が不在時に業務の滞りを避けるメリットもあります。
打刻ラッシュと不正打刻の防止
特に大人数の従業員がいる製造業の現場では、始業・終業のタイミングで打刻を待つ行列ができます。
その点勤怠管理システムであれば、タイムカードより短時間で打刻ができるので、打刻ラッシュがなくなり、従業員のストレスも減らすことが可能です。
また多くのシステムでは、生体認証など本人確認が必要な機能が搭載されています。
そのため、他の従業員に代わりに打刻を依頼する「不正打刻」や「なりすまし」を防ぐことができます。
正確な労務管理
勤怠管理システムを導入すると、労働時間や残業時間をリアルタイムで把握できるので、正確な労務管理が行えます。
なお、2019年から働き方改革関連法が施行され、違反した事業者には罰金・懲罰が課される可能性があるため、企業には正確な勤怠管理が求められています。
- 残業時間(時間外労働)の規制の厳格化
- 年5日の有休休暇の消化義務
- 同一労働同一賃金のルール整備
- 労働時間の把握義務
これらの法改正にも勤怠管理システムは自動で対応してくれるので、面倒な作業を行う必要がなく管理ができます。
さらに正確な労務管理を行うことは、従業員にとって働きやすい環境作りの土台にもつながるため、経営的な側面においてもメリットと言えるでしょう。
製造業向けの勤怠管理システム選び方
勤怠管理システムは、各社からさまざまな特徴を持った異なるシステムが数多く提供されています。
そのため、どのシステムが製造業に向いているのかわからない方も多いでしょう。
そこで、製造業向けのシステムを選ぶときのポイントおよび注意点を3つ紹介するので、自社に合ったものが見つかるように参考にしてください。
自社に合った打刻方法があるか
製造業においては、「不正打刻を防ぐ」、「行列ができない」、「回収がしやすい」を満たした打刻方法を搭載しているシステムがおすすめです。
また、一人ひとりがパソコンを持つことが少ない工場ではパソコンが必要な打刻方法は不向きと言えます。
ただし、職場環境によって最適な打刻方法はそれぞれ異なるため、自社の状況も照らし合わせて検討すると良いでしょう。
- 不正打刻を防ぐ：生体認証(手のひら・静脈・指紋、顔など)、GPS認証
- 行列ができない：生体認証(手のひら・静脈・指紋、顔など)、モバイル認証
- 回収しやすい：従業員所有のICカード、SNSアプリ
多様なシフトにも対応しているか
製造業は他業種と比較すると雇用形態や勤務形態の幅が広く、同じ会社でも工場ごとに勤務体制が異なる場合もあります。
働く従業員のシフトもさまざまで、日勤・夜勤のほか、繫忙期や閑散期などシーズンによって勤務時間が変わるケースも想定されます。
そのため、こういった複雑で多様なシフト管理に対応しているシステムを選ぶことがポイントです。
なお、製品によって登録できるシフトのパターンや数などに違いがあるので、しっかりと確認することをおすすめします。
料金体系は適しているか
システムの導入や利用料金の設定は各社によってさまざまなため、自社にあったサービス(プラン)を選ぶことがポイントです。
基本的には機能やサポートが充実するにつれて料金も高額になりがちなので、事前に要件をまとめて、余計なコストがかからないように注意しましょう。
- 定額制：一定人数まで決まった金額で利用できる※従業員の入れ替わりが少ない、一定数の利用人数がいる場合におすすめ
- 従量課金制：1人あたり300～500円(勤怠管理システムの場合)で利用人数に応じて料金が発生する※少人数、利用人数が月ごと変わる場合におすすめ
※初期費用・システム利用料・サポート料金が発生するシステムもあり
また、なるべく簡単に使えるシステムを選ぶと導入から運用がスムーズで、教育コストも抑えられるので、1つのポイントとして押さえましょう。
製造業向け勤怠管理システムの費用相場
製造業向け勤怠管理システムの費用相場は以下の通りです。
- 初期費用：0円～50万円
- 月額費用：従業員1人あたり200円～500円
- 初期費用：30万円～150万円
- 月額費用：30万円～35万円
多くの製造業向け勤怠管理システムはクラウド型で提供されており、月額利用料は3,000円～20,000円程度が相場です。従量課金制のため、利用人数に応じて料金が変動します。
初期費用0円のシステムもありますが、機能や利用規模によって料金は異なるため、自社の予算と照らし合わせて総合的に判断することが重要です。
製造業におすすめの勤怠管理システム比較表
これから紹介する製造業におすすめの勤怠管理システムについてわかりやすいように比較表にまとめました。
全体の概要をまとめてあるので、参照ください。
| ソフト名 | 初期費用 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,200円～※無料プランあり | 複雑な勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに管理ができる |
| KING OF TIME | 0円 | 300円～ | 業界最多の16種類の打刻方法から目的に合わせて選べる |
| マネーフォワード勤怠 | 0円 | 3,980円～ | 労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められる |
| Touch On Time | 0円 | 300円～ | サービス継続率99.7％・サポート満足94%と利用者から高評価 |
| ジンジャー勤怠 | 要問い合わせ | 400円～ | 幅広い機能を備えた汎用性の高いシステム |
| コレクトタイムナビ | 35,000円or月額6,000円＋100,000円 | 5,300円～ | 銀行のATMなどでも使われている「手のひら静脈認証」を搭載 |
| CYBER XEED就業 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 20年以上の労務管理のノウハウをもとにしたサービスの質の高さ |
| Time-R | 11,000円～ | 11,000円～ | シンプルでありながら勤怠管理のための機能が充実 |
| Sociaクラウド | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 人事に関する必要な機能全般が搭載され、1システムで対応できる |
| freee勤怠管理Plus | 0円 | 300円～ | タイムカードと同じ見た目なのでシステムが使いやすい |
製造業におすすめの勤怠管理システム10選｜工場の多様な勤務体系に対応
それでは製造業におすすめの勤怠管理システム10選を紹介していきます。
特徴や費用感について簡単にまとめているので、参考にしてください。
順番に見ていきましょう。
ジョブカン勤怠管理
出典：https://jobcan.ne.jp/
ジョブカン勤怠管理は、株式会社 DONUTSが提供している勤怠管理システムです。
シリーズ累計15万社の導入実績を持つ業界NO.1のシステムで、初めてでも簡単に使えるシンプルな操作性を強みにしています。
変形労働・裁量労働といった勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに設定も変更できるため、製造業の複雑なシフト管理におすすめです。
電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える万全のサポート体制も特徴の1つと言えます。
また、「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」から必要な機能だけを選択できるため、不要なコストを抑えられるのも魅力でしょう。
| 初期費用 | 0円 |
|---|---|
| 参考料金 | 無料プラン：0円 有料プラン：月額200円(1機能)～/1名あたり※月額最低料金2,200円 |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・複雑な勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに管理ができる ・電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える |
KING OF TIME
KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供している勤怠管理システムです。
勤怠管理に必要なあらゆる機能が搭載されており、企業ごとの独自ルールや管理方法にも対応ができるのが特徴と言えます。
また、業界でもっとも豊富な打刻方法が用意されているシステムであり、ICカード・生体認証・モバイルなど16種類から自社の目的に合わせて選べます。
使い方や利用における悩み解決の無料オンラインセミナーも積極的に開催されているので、初心者でも安心でしょう。
なお、初期費用を必要とせず、全ての機能を一律300円で利用が可能で、最低料金も設定されていないため、小規模企業にもおすすめです。
| 初期費用 | 0円 |
|---|---|
| 参考料金 | 月額300円～ ※1名あたり |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・勤怠管理に必要なあらゆる機能が搭載され、独自ルールにも対応可 ・業界最多の16種類の打刻方法から目的に合わせて選べる |
マネーフォワード勤怠
出典：https://biz.moneyforward.com/
マネーフォワードクラウド勤怠は、株式会社マネーフォワードが提供している勤怠管理システムです。
打刻漏れ・残業時間の超過を通知するアラートや有休の自動付与など労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められるのが特徴です。
さらに、働き方改革関連法の要件を全て満たしているので法令違反の心配もありません。
また、異動履歴管理を使えば従業員の異動や雇用形態の変更に対しても継続的にデータを使用できるため、製造業におすすめできます。
シリーズ製品の「マネーフォワードクラウド給与」と連携すれば、勤怠集計～給与計算まで自動化できるので、非常に便利です。
| 初期費用 | 0円 |
|---|---|
| 参考料金 | スモールビジネス：年額35,760円・月額3,980円 ビジネス：年額59.760円・月額5,980円 |
| 無料トライアル | あり：1ヶ月無料 |
| 特徴 | ・労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められる ・マネーフォワードクラウド給与と連携すると、勤怠集計～給与計算まで自動化できる |
Touch On Time
出典：https://www.kintaisystem.com/
Touch On Timeは、株式会社デジジャパンが提供している勤怠管理システムです。
サービス継続率99.7％・サポート満足94%という数字からもわかるように利用者から評価が高く、導入企業およびユーザー数が年々増加しています。
特に独自開発をした「タッチオンタイムレコーダー」は1台で3通り(ICカード・生体認証・ID+パスワード)の打刻ができるため、とても人気です。
パソコン・インターネット環境が不要かつ年齢や国籍を問わず直感操作で使えることが特徴なので、製造業に導入しやすいシステムと言えるでしょう。
また、導入から運用までのサポートを無料で行っており、勤怠管理方法をヒアリングした上で、ベストな設定や対応のレクチャーが好評です。
| 初期費用 | 0円 |
|---|---|
| 参考料金 | 月額300円～※1名あたり |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・サービス継続率99.7％・サポート満足94%と利用者から高評価 ・パソコン・インターネット環境が不要かつ年齢や直感操作で使える |
ジンジャー勤怠
ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供している勤怠管理システムです。
打刻データの自動集計・有休管理・申請承認など幅広い機能を備え、多くの外部給与計算システムとも連携できる汎用性の高さが特徴です。
もちろん、あらゆる雇用形態に対応したシフト作成やスマートフォンのGPSを使った打刻による不正防止など製造業にとって便利な機能も搭載されています。
さらに、日本語・英語・インドネシア語・タイ語・ベトナム語の5ヵ国の言語に対応しているので、複数の外国人従業員が在籍している企業におすすめです。
また、経営者・人事担当者からの評価が高く、使いやすい勤怠管理システムNo.1を獲得した実績も持っています。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
|---|---|
| 参考料金 | 月額400円～※1名あたり |
| 無料トライアル | あり：14日間無料 |
| 特徴 | ・幅広い機能を備えた汎用性の高いシステム ・日本語・英語・インドネシア語・タイ語・ベトナム語に対応 |
コレクトタイムナビ
出典：https://www.uts-navi.com/ct-navi/
コレクトタイムナビは、ユニテックシステム株式会社が提供している勤怠管理システムです。
製造業や工場向けに開発されたシステムで、銀行のATMなどでも使われている「手のひら静脈認証」を搭載しているのが特徴です。
また、端末に手のひらを1秒かざすだけで勤怠登録が完了するため、行列を作ることがなくスムーズな打刻と不正打刻防止を実現します。
非接触であることから衛生面においても安心できるでしょう。
なお、リアルタイムで出勤確認が行えるので、管理者が現場に常駐する必要がない点も嬉しいポイントですね。
| 初期費用 | Type-A 静脈センサー(購入)：35,000円 Type-K 本体(レンタル)：月額6,000円 設定費用：100,000円※Type-A,K共通 |
|---|---|
| 参考料金 | 基本料金：月額5,000円 月額利用料：300円～※100名まで |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・銀行のATMなどでも使われている「手のひら静脈認証」を搭載 ・行列を作ることがなくスムーズな打刻と不正打刻防止を実現 |
CYBER XEED就業
CYBER XEED就業は、アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供している勤怠管理システムです。
さまざま企業の労務管理を20年以上に渡りサポートしてきた実績を持ち、これまでのノウハウをもとにしたサービスの質の高さを強みにしています。
人事労務に精通した担当SEが就業規則や希望条件をヒアリングのもと設定を行うため、自社に合った勤怠管理が実現できます。
特に製造業への導入はサービス業と並んで上位を占めているため、良いサポートが期待できるでしょう。
打刻方法に関しても、PC・カードリーダー・タイムレコーダーなど5つが用意されているので、職場環境や利用シーンに合わせて選べます。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
|---|---|
| 参考料金 | 要問い合わせ |
| 無料トライアル | あり：要問い合わせ |
| 特徴 | ・20年以上の労務管理のノウハウをもとにしたサービスの質の高さ ・人事労務に精通した担当SEが設定を担当 |
Time-R
Time-Rは、グリーン株式会社が提供している勤怠管理システムです。
1人あたり月額100円(50名以上の場合)の安価で、シンプルでありながら勤怠管理のための機能が充実しているという特徴があります。
従業員ごとの集計ルールの設定やGPSの位置情報・写真を使った不正打刻防止といった製造業にとって嬉しい機能もしっかり搭載されています。
また、スケジュールに基づいた残業時間の自動計算、期間を区切った出勤登録にも対応しているので、日勤と夜勤に分かれているような場合にも便利です。
シフト管理がそこまで複雑でない50名～100名の中規模の企業におすすめのシステムと言えますね。
| 初期費用 | Time-R スタンダード：11,000円 Time-R Plus：33,000円 Time-R Alpha：要問い合わせ |
|---|---|
| 参考料金 | Time-R スタンダード：月額11,000円※100名まで Time-R Plus：月額11,000円※50名まで Time-R Alpha：要問い合わせ |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・シンプルでありながら勤怠管理のための機能が充実 ・シフト管理がそこまで複雑でない中規模の企業におすすめ |
Sociaクラウド
Sociaクラウドは、株式会社エフエムが提供している勤怠管理システムです。
給与計算・人事労務・勤怠管理といった人事に関する必要な機能全般が搭載されており、1つのシステムで対応できるのが大きな特徴です。
従業員一人ひとりの情報が集約され参照や検索も手間がなくできるため、勤怠管理だけでなく、人事労務をまとめて管理したい企業におすすめと言えます。
なお、勤怠管理と給与計算が同時にできる機能も搭載されているので、従業員が多い工場において異なる雇用形態で勤務している場合にも対応できます。
また、BCP(事業継続)・DR(災害復旧)対策まで包括され、セキュリティ面ではISMSに準拠していることから安心して利用できるでしょう。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
|---|---|
| 参考料金 | 要問い合わせ |
| 無料トライアル | 要問い合わせ |
| 特徴 | ・人事に関する必要な機能全般が搭載され、1システムで対応できる ・BCP(事業継続)・DR(災害復旧)・セキュリティ対策が万全 |
freee勤怠管理Plus
freee勤怠管理Plusは、freee株式会社が提供している勤怠管理システムです。
馴染みのあるタイムカードと同じ見た目なので、残業時間や有休の取得日数などの確認が簡単で従業員にとっての使い勝手が良さに定評があります。
そんな同システムでは、勤怠管理のペーパーレス化や転記・集計作業の負担軽減による、業務の効率化の実現に力を入れているのが特徴と言えるでしょう。
また、任意の期間(日・週・月)・パターンを従業員に割り当てることでシフトが簡単に作成でき、日々の勤怠状況もタイムリーに一覧で確認も可能です。
管理者アカウントや事業者ごとに英語表示の設定も行えるので、外国人が多くいる現場にもおすすめできます。
| 初期費用 | 0円 |
|---|---|
| 参考料金 | 月額300円～※1名あたり |
| 無料トライアル | あり：30日間無料 |
| 特徴 | ・タイムカードと同じ見た目なのでシステムが使いやすい ・業務の効率化の実現に向けた機能が充実している |
製造業における勤怠管理システムの導入事例
最後に勤怠管理システムを導入したことで成果・改善につながった製造業の企業事例を紹介します。
ここでは、上記で紹介した「ジョブカン勤怠管理」と「KING OF TIME」の事例をピックアップしました。
株式会社佐々木セルロイド工業所/ジョブカン勤怠管理
出典：https://celluloid.co.jp/、https://jobcan.ne.jp/case/18713/
株式会社佐々木セルロイド工業所は、福井県鯖江市で眼鏡の製造販売をしている企業で、企画・製造から小売りまで一貫した事業を行っています。
- 人事労務の担当者が1人で、タイムカードの目視確認に時間がかかっていた
- 労働時間や有休の残日数をリアルタイムで把握できず、管理の負荷を大きい状況
- コストの安さとカスタマイズ性の高さが導入の決め手
↓ ↓ ↓
- 有休を申請する心理的ハードルが下がり、有休取得率が70％から80％に上昇した
- 残業時間が可視化されたことで、残業する人と残業時間が約半分になった
- 事務方のテレワーク実施や業務のDXが進んでいる
佐々木セルロイド工業所は創業90年以上の歴史を持っていますが、従業員は50名弱と比較的規模の小さい企業です。
そのため、勤怠管理の担当者は1人で、紙ベースで管理を行っていたため、確認に時間がかかるなど多くの課題がありました。
そこで、担当者のジョブカンの使用経験と同システムの低コストおよびカスタマイズ性の高さから導入を決めます。
導入後は有休取得率上昇や残業時間減などの効果が出たことで勤怠管理の手間が大きく減ったと語っており、小規模の製造業や工場の現場におすすめです。
四国繊維販売株式会社/ KING OF TIME
出典：https://www.shikokuseni.co.jp/、https://www.kingoftime.jp/case/shikokuseni/
四国繊維販売株式会社は、業界トップクラスの寝具メーカーとして寝具・インテリアの製造販売を行っている企業です。
- 締め日の翌日にタイムカードを手作業で計算していたので、時間がかかっていた
- 担当者が締め日に休むことができず、打刻エラーの修正にも苦労していた
- 属人化の排除、ペーパーレス化の実現という希望に合致したことが導入の決め手
↓ ↓ ↓
- 手集計が一切なくなり、勤怠と給与計算システムとの連携により効率化が図れた
- タイムカードの前に打刻待ちの行列が消え、並ぶストレスも軽減された
- 打刻忘れ、日々の打刻エラーのチェックが0になり、従業員のIT化の意識が進む
四国繊維販売株式会社では、DX化に向けて検討している時期に百十四銀行からICTコンサルティングでKING OF TIMEの提案を受けます。
DX化にあたって、属人化排除・ペーパーレス化の実現に重きを置いており、同システムが合致したことで導入を決めました。
導入前には手作業で行っていた集計作業は自動化され、修正が大変だった打刻エラーも0になるなどシステムにより、さまざまな課題が解決されています。
また、従業員のIT化の意識やITリテラシーの向上にもつながったことで、全社的に進めているDX化にも良い影響を与えました。
製造業におすすめの勤怠管理システムに関するよくある質問
製造業におすすめの人事管理システムは？
製造業におすすめの人事管理システムには、「カオナビ」や「HRBrain」、「コレクトタイムナビ」、「TimePro-VG」などが挙げられます。
とくに「コレクトタイムナビ」は、製造業に特化して作られた勤怠サービスとして提供されているため、勤怠管理や従業員管理でお悩みの製造業にはぴったりです。
無料で使える製造業におすすめの勤怠管理システムは？
製造業でも無料で使える勤怠管理システムはあります。例えば、「HRMOS勤怠」は30名まで無料で勤怠管理、工数管理、Web給与明細の機能を利用できます。
他にも「ポチ勤」は、無料ダウンロード後にサーバにインストールするだけで、約60項目もの機能を備えた勤怠管理システムを利用可能です。
ただし、無料版では機能に一定の制限があるため、従業員数が多い製造業の場合は有料版の導入も検討する必要があるでしょう。
中小企業向けの勤怠管理システムを知りたい
中小の製造業におすすめの勤怠管理システムとしては、「KING OF TIME」「jinjer勤怠」「e-就業OasiS」などが挙げられます。
これらのシステムは、多様な打刻方法や柔軟なシフト管理機能、工数管理との連携など、製造業の勤怠管理に必要な機能を備えているのが便利なポイントです。また、クラウド型で導入が簡単なものが多く、中小企業でも無理なく導入できます。
大企業向けの勤怠管理システムを知りたい
大企業の製造業向けには、「TimePro-VG」「MITERAS勤怠」「WiMS/SaaS勤務管理システム」などの勤怠管理システムがおすすめです。
これらは500名以上の大規模企業にも対応しており、多様な勤務形態や複雑な就業規則にも柔軟に対応できます。
また、高いカスタマイズ性を備えており、企業独自の要件やルールをシステムに反映させやすいのも大企業向けの特徴です。
工数管理システムとしても使える製造業向けの勤怠管理システムはある？
製造業の勤怠管理では、工数管理との連携が重要なポイントです。
「Touch On Time」は勤怠管理だけでなく工数管理にも優れたシステムで、各工程や作業員ごとの工数を把握し、原価計算に活用できます。
「MosP勤怠管理」も工数管理に特化した製造業向けシステムで、必要工数の計算や作業時間の可視化を実現可能です。
勤怠管理と工数管理を一元的に管理できるシステムを導入することで、製造業の生産性向上につなげることができるでしょう。
製造業におすすめの勤怠管理システムで業務を効率化しよう
今回は、製造業が勤怠管理システムを導入するメリット、システムを選ぶときのポイントを中心に説明していきました。
タイムカードから勤怠管理システムへの移行に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、システムによって集計や管理作業を大幅に効率化できます。
しかし、システムありきで導入を進めてしまうと費用の無駄になることが多いので、慎重な検討が必要なことも事実です。
そのため、何のためにシステムを導入するのかその目的を明確にしたうえで、自社に最適な勤怠管理システムを選びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
