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FUSEとは?料金・機能・特徴を解説

図面がそろうまで部品を発注できず、納期調整に追われていませんか。

個別受注生産では、設計と調達を並行して進められることに加え、現場の業務に合う仕組みづくりも大切です。

FUSEは、確定した部品からの先行手配に対応し、必要な管理機能を自社の業務に合わせて導入できます。

本記事では、FUSEの特徴や標準・オプション機能、料金の仕組みと見積もり時の確認ポイントを解説します。

自社の課題に合う機能や導入範囲を整理し、他製品との比較や上長への提案にお役立てください。

FUSEとは?

FUSE(フューズ)は、株式会社日本コンピュータ開発が提供する、中小製造業向けの生産管理システムです。個別受注生産を中心に見込生産にも対応し、受注から製造・出荷・原価までの情報をまとめて管理できます。

販売・購買・在庫・生産工程・生産計画・実績の6つの管理機能から、必要な機能を選んで導入できます。基本パッケージを自社の業務に合わせて調整する、セミオーダー型の仕組みが特徴です。

必要な業務から管理を見直し、現場に合わせて段階的にシステムを整えたい企業にとって、検討候補となります。

項目内容
製品名FUSE(フューズ)
提供形態クラウド型(AWS上に環境を構築)
対応する生産方式個別受注生産・見込生産(同一システムでの管理に対応)
主な対応業種金属加工・板金加工・精密機械部品加工・光学ガラス加工・家具製造などで導入実績あり
料金要問い合わせ(個別見積もり)
無料トライアル要問い合わせ
外部連携・APIEDI(企業間の電子データ交換)連携に対応
既存の基幹システムとのデータ連携実績あり
APIの提供有無・仕様は要問い合わせ
サポート体制導入前の業務整理・操作トレーニング
導入後の電話・メール対応
障害調査・復旧支援
画面を共有するオンラインサポートは別途契約

FUSEを開発・提供する日本コンピュータ開発は、自社製品の開発・販売に加え、業務システムの受託開発やIT活用支援を手がけています。

項目内容
運営会社株式会社日本コンピュータ開発
所在地神奈川県海老名市中央2丁目4番8号 ニコービル3F
設立1984年9月27日
事業内容自社パッケージ商品の開発・販売
業務用システム受託開発
ネットワーク・インフラ構築
IT活用コンサルティング

FUSEの特徴

FUSEには設計と並行して進められる部品手配や、必要な機能を選べる導入方式などの特徴があります。自社の生産業務や現場の課題にどう役立つか、4つの観点から解説します。

図面や部品表の完成を待たずに確定したユニットから先行手配

FUSEは製品全体の設計が終わる前でも、仕様が確定したユニット(部品のまとまり)から手配を進められます。部品表の各部品の状態を管理し、設計済みの範囲から必要な資材の計算や発注につなげる仕組みです。

調達に時間がかかる部品を先に発注できるため、残りの設計と調達を並行して進められます。設計完了後にまとめて発注している企業では、手配開始までの待ち時間を減らし、納期短縮につなげやすいです。

独自業務に合わせてセミオーダーで必要な管理機能を選べる

FUSEは必要な管理機能を選び、基本パッケージを自社の業務に合わせて調整できるセミオーダー型のシステムです。販売管理だけで始めたり、生産計画・購買・在庫をまとめて導入したりと、課題に応じて構成を選べます。

独自の業務フローや帳票にもカスタマイズで対応できるため、現場の運用を踏まえたシステム構築が可能です。

導入前に標準機能で対応できる業務と個別開発が必要な業務を分けることで、必要な範囲と費用を整理しやすくなります。

利用者数による追加ライセンス費用がなく全従業員で利用できる

FUSEは利用者数が無制限で、利用人数が増えても追加ライセンス費用は発生しません。管理担当者に加え、現場の作業者や営業担当者まで、人数に応じたライセンス費用を気にせず利用対象を広げられる点が特徴です。

例えば、現場が入力した作業実績を営業が確認する運用では、進捗を担当者へ問い合わせる手間の削減が期待できます。全社で情報共有を進めたい企業や、増員を予定している企業にとって、検討しやすい料金体系です。

作業指示書に動画や加工ノウハウをひも付けられる

FUSEでは作業指示書に作業動画や加工時のメモなどをひも付けて管理できます。作業に必要な情報を指示書と関連付けて残せるため、担当者ごとに保管していたノウハウを共有しやすくなる仕組みです。

公式の導入事例では、材質や形状から過去の情報を検索し、試作品や類似製品の製造に活用しています。蓄積した動画やノウハウは研修教材にも使えるため、熟練者の技能を若手へ引き継ぎたい企業にも役立ちます。

FUSEの機能一覧

FUSEは、販売・購買・在庫・生産工程・生産計画・実績の6つの管理機能を組み合わせて導入できます。自社で管理したい業務を整理し、必要な機能と外部システムとの連携範囲を確認しましょう。

標準機能

FUSEの基本となる管理機能を、以下の表にまとめました。導入する機能を選ぶ方式のため、すべての機能が一律の料金に含まれるわけではありません。費用は選択する機能や業務に合わせた調整内容によって異なります。

機能主な内容
販売管理見積・受注・出荷・請求を管理
過去の実績原価を使った見積作成にも対応
購買管理部品・外注加工の発注、入荷・検収、支払いを管理
在庫管理品目・製造番号・保管場所ごとの在庫把握、棚卸、入出庫履歴の追跡
生産工程管理作業指示、進捗・作業時間の記録、図面・動画の共有、品質情報の管理
生産計画管理部品表の管理、必要資材の計算、工程日程・負荷の調整、AIによる計画作成
実績管理案件ごとの原価・売上実績の集計、予定と実績の比較、完了時の損益予測

オプション機能

FUSEにはデータ分析や外部システムとの連携に対応するオプションも用意されています。公式サイトでオプションとして紹介されている機能は、以下の3つです。

機能主な内容
BIダッシュボード連携データ分析ツール「Power BI」に取り込むためのデータを出力
Web-EDI連携外部の基幹システムからFUSEへデータを連携
外部会計システム連携MJS・勘定奉行・弥生会計・freeeと仕訳データを連携

連携を検討する際は、利用中の製品・バージョン、受け渡したいデータ、更新頻度を整理して相談しましょう。標準機能に含まれない個別カスタマイズは、要件定義後に別途見積もりとなります。

FUSEの料金

FUSEの料金は導入する機能やカスタマイズ、外部システムとの連携内容に応じた個別見積もりです。公式サイトでは参考価格の掲載を終了しており、業務内容のヒアリングをもとに概算費用を案内しています。

費用は初期費用と月額費用に分かれ、主な内訳は以下のとおりです。

区分費用項目内容
初期費用機能費用選択した管理機能の導入費用。環境構築・設定・操作トレーニング・データ移行設計を含む
初期費用要件定義費用導入前に業務との適合を確認する「プレ要件定義」と、本番稼働に向けた業務フローの設計
個別見積もりカスタマイズ費用標準機能に含まれない個別開発。要件定義後に別途見積もり
月額費用アプリケーション保守費電話・メール対応、障害の原因調査・復旧対応など。年間40時間の保守作業を含む
月額費用プラットフォーム利用料システムの動作環境・バックアップ環境の維持費用

利用者数は無制限で、人数の増加による追加ライセンス費用は発生しません。

比較検討では、導入したい機能と連携先をそろえ、初期費用だけでなく保守を含めた年間の運用費用も確認しましょう。