近年、企業の業務効率化とコスト削減の観点から、紙の給与明細からWeb給与明細への移行を検討する企業が増えています。特に、予算に制約のある中小企業や個人事業主にとって、無料で利用できるWeb給与明細システムは魅力的な選択肢となっています。
Web給与明細システムを導入することで、印刷・仕分け・配布の手間が省け、業務時間の大幅な削減が可能になります。また、従業員はスマートフォンやPCからいつでも給与明細を確認できるため、利便性も向上します。
本記事では、完全無料で利用できるシステムから無料トライアル付きの高機能なサービスまで、11個のWeb給与明細システムを詳しく解説します。各システムの特徴や機能を比較することで、企業規模や予算に合わせた最適なシステム選びをサポートします。
導入を検討している方々に向けて、システム選びのポイントや注意点も併せて紹介していますので、コストを抑えながら効率的な給与明細管理を実現するための参考にしていただけます。
目次
【比較表】無料のWeb給与明細システムおすすめ11選
| サービス名 | HRMOS給与明細 | SmartHR | ジョブカン給与計算 | スマ給 | freee人事労務 | ジンジャー給与 | Gozal | オフィスステーション 労務 | sai*reco | Fleekform給与 | マネーフォワード クラウド給与 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 要問合せ | 要問合せ | 110,000円（税込） | 400,000円 | 20,000円～400,000円 （プランにより異なる） | 0円 |
| 月額料金 | 0円（完全無料） | 従業員数に応じて要問い合わせ （プランにより異なる） | 400円/ユーザー （最低利用料金：月額2,000円） | 0円（完全無料） | 2,000円～/月 （従業員5名まで、税別） | 500円/ユーザー （最低利用人数10名から） | 要問合せ | 従業員10名以下：4,400円（税込） 従業員11名以上：440円/人（税込） ※別途年額利用料が必要 | 100名以下：22,000円/月 100名超：220円/人/月 | 要問合せ | 2,980円～（基本料金） ※6名以上は1名につき300円追加 |
| 無料プランの 有無 | あり 機能・人数制限なし | あり （¥0プラン：従業員30名以下の企業向け） | あり（従業員5名まで） | あり （人数制限なし、期間制限なし） | なし | なし | 要問合せ | なし | なし | 要問合せ | なし |
| 無料トライアル の有無 | 完全無料 | あり（15日間） | あり | 完全無料 | 30日間 | 1ヶ月 | 30日間 | あり（30日間） | あり（14日間） | あり（30日間） | あり（30日間） |
Web給与明細システムとは
Web給与明細システムは、従業員の給与明細をインターネット上で発行・配布・閲覧できるオンラインシステムです。従来の紙での給与明細配布では、印刷や封入作業に多くの時間と手間がかかり、保管場所の確保も必要でした。
このシステムを導入することで、給与データを取り込んで電子化した給与明細を発行できるため、業務効率が大幅に向上します。また、従業員はスマートフォンやパソコンからいつでも給与明細を確認できるようになるため、紛失のリスクも軽減されます。
2007年から給与明細の電子化が法律で認められており、テレワークなど柔軟な働き方が増加する現代において、Web給与明細システムの導入は業務のデジタル化における重要な一歩となっています。ただし、導入の際は従業員からの電子化同意を得ることが必要です。
Web給与明細システムの選び方・比較ポイント
- 導入目的に合っているか
- 必要な機能はそろっているか
- 既存システムと連携できるか
- トータルコストは適切か
- セキュリティ対策は充実しているか
- 従業員にとって使いやすいか
- サポート体制は整っているか
導入目的に合っているか
Web給与明細システムを選ぶ際、最も重要なのは自社の導入目的に合致しているかどうかです。
給与明細の電子化だけを目的とするなら、シンプルな専用型システムが適しています。一方、給与計算の効率化も同時に実現したい場合は、給与計算一体型のシステムを選択すると良いでしょう。
また、勤怠管理や社会保険手続きなど、人事労務業務全体のデジタル化を目指すなら、労務管理一体型のシステムが最適です。ただし、機能が多いほど初期費用やランニングコストが高くなる傾向があるため、本当に必要な機能を見極めることが重要です。
自社の課題や目標を明確にし、それを解決できる機能を備えたシステムを選びましょう。例えば、テレワーク対応が目的なら、スマートフォン対応や従業員向けアプリの使いやすさを重視するなど、導入目的に応じて重視すべきポイントも変わってきます。
必要な機能はそろっているか
Web給与明細システムを選ぶ際は、自社に必要な機能が備わっているかを慎重に確認する必要があります。基本的な機能として、給与データの取り込み、給与明細の作成・編集、配信、閲覧機能は必須となります。
特に、既存の給与計算ソフトとの連携方法や、給与明細のカスタマイズ性は重要なポイントです。CSVデータの取り込みやAPI連携に対応しているか、自社の給与体系に合わせて項目やレイアウトを編集できるかを確認しましょう。
また、賞与明細や源泉徴収票の発行、過去データの検索機能、従業員のアカウント管理など、付加的な機能の有無も検討が必要です。
システムによっては、メール配信機能や英語対応、掲示板機能などの便利なオプションが無料で付いているものもあるため、それらの機能の必要性も考慮に入れましょう。
既存システムと連携できるか
Web給与明細システムを導入する際は、既存の給与計算ソフトや勤怠管理システムとの連携可否を確認することが重要です。APIやCSVでのデータ連携が可能なシステムであれば、給与データの転記作業が不要となり、入力ミスも大幅に削減できます。
ただし、システムによって連携方式や対応可能な製品が異なるため、現在利用中のシステムとの相性を事前に確認する必要があります。連携がスムーズにできない場合、データの加工作業が新たに発生したり、システムの入れ替えが必要になったりする可能性もあります。
特に給与計算から会計処理まで一括で管理したい場合は、同一メーカーのシステム群を選択するなど、連携性を重視した選定が効果的です。システム選びの際は、デモ版や無料トライアルを活用して、実際の連携状況を確認することをお勧めします。
トータルコストは適切か
Web給与明細システムの導入を検討する際は、初期費用と月額料金だけでなく、長期的な視点でのトータルコストを考慮する必要があります。システムによって、従業員1人あたり55円から400円程度の月額料金が発生するケースや、年間固定費用が必要なケースなど、料金体系は様々です。
また、従業員数の増減に応じて料金が変動するシステムもあれば、一定人数までは定額で利用できるものもあります。さらに、サポート費用やオプション機能の追加料金、データ保存容量の拡張費用なども考慮に入れる必要があります。
特に中小企業の場合は、完全無料のシステムや、従業員数が少ない場合に適した料金プランを選択することで、コストを最小限に抑えることが可能です。導入前に複数のシステムの料金プランを比較し、自社の規模や利用目的に見合った適切なコスト設定のものを選びましょう。
セキュリティ対策は充実しているか
Web給与明細システムでは、個人情報や機密性の高い給与データを扱うため、セキュリティ対策が万全なシステムを選ぶことが不可欠です。基本的な対策として、SSL通信による暗号化、IPアドレスによるアクセス制限、多要素認証などが備わっているかを確認しましょう。
また、データベースに格納された情報の保管方法や、アクセスログの記録機能なども重要なポイントです。特に、第三者機関による「ISO/IEC27001」などの認証を取得しているシステムは、定期的な外部監査を受けているため、より安全性が高いと言えます。
ただし、どんなに優れたセキュリティ対策を備えていても、従業員の意識が低ければ情報漏洩のリスクは残ります。システムの選定と併せて、従業員向けのセキュリティ教育や運用ルールの整備も検討しましょう。
従業員にとって使いやすいか
Web給与明細システムは、組織内の全従業員が利用するツールであり、システムが苦手な従業員でも簡単に操作できることが重要です。特に、直感的な操作が可能なUIデザインや、スマートフォンでの閲覧のしやすさは重要なポイントとなります。
給与明細の閲覧方法が複雑だと、従業員からの問い合わせが増え、かえって管理者の負担が増えてしまう可能性があります。マニュアルを見なくても必要な情報にアクセスできる、シンプルな操作画面を備えたシステムを選びましょう。
また、PCだけでなくスマートフォンやタブレットからもスムーズに閲覧できる対応が必要です。特にテレワークが増加している現在では、場所を問わず給与明細を確認できる利便性は、従業員満足度に大きく影響します。
サポート体制は整っているか
Web給与明細システムの導入初期は、設定や運用方法について不明点が多く発生します。そのため、充実したサポート体制があるかどうかは、システム選びの重要なポイントとなります。
一般的なサポート方法として、メール、チャット、電話、画面共有などがあり、特にシステムの操作に不安がある場合は、電話サポートや画面共有機能があるシステムを選ぶことをお勧めします。
サポートの対応時間や費用も確認が必要です。24時間対応可能なシステムもあれば、平日の営業時間内のみの対応もあります。また、サポートサービスが有料となる場合もあるため、導入前に料金体系まで確認しましょう。
特に、システム導入時だけでなく、運用開始後のアフターサポートも含めて充実しているかどうかも重要な判断基準となります。
【無料で使える】Web給与明細システムおすすめ4選
HRMOS給与明細
引用：https://hrmos.co/kintai/payslip/
HRMOS給与明細は、株式会社ビズリーチが提供する完全無料のWeb給与明細システムです。給与計算ソフトから出力したCSVデータを取り込むだけで、すぐに給与明細の電子化が実現できます。
特徴的なのは、給与明細だけでなく、賞与明細や源泉徴収票にも対応している点です。従業員は専用のスマートフォンアプリやWebブラウザから、いつでもどこでも給与明細を確認できます。また、過去の給与明細も簡単に検索・閲覧が可能です。
セキュリティ面では、SSL通信による暗号化やアクセス制限機能を備えており、安全性も確保されています。さらに、従業員数の制限がなく、完全無料で利用できるため、中小企業から大企業まで幅広く導入可能です。管理者向けの操作画面も直感的で、専門知識がなくても簡単に運用を始められます。
| サービス名 | HRMOS給与明細 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 0円（完全無料） |
| 無料プランでできること | • CSV形式での給与データ取込 • 給与明細・賞与明細の配信 • 明細のスマホ・PC閲覧 • 従業員数無制限 • 明細項目の自由設定 |
SmartHR
人事労務管理のクラウドサービスとして高いシェアを誇るSmartHRは、30名までの従業員であれば無料で利用できます。給与明細のWeb配信はもちろん、入社手続きや年末調整など、人事労務に必要な基本機能も備えています。
従業員はスマートフォンやPCから専用アプリを通じて給与明細を閲覧でき、プッシュ通知で配信のお知らせも届きます。給与データはExcelや給与計算ソフトからCSVで取り込むだけで、明細の作成から配布までがスムーズに完結できる点が特徴です。
また、40以上の外部サービスとの連携が可能なため、既存の給与システムやツールを活かしながら導入できます。セキュリティ面でも暗号化通信やアクセス制限機能を備えており、機密性の高い給与情報も安全に管理できます。
| サービス名 | SmartHR |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 従業員数に応じて要問い合わせ （プランにより異なる） |
| 無料プランでできること | • 従業員情報の一元管理 • 給与明細の電子化・配付 • 年末調整の手続き • 入退社手続きの電子化 • マイナンバー管理 • 社員情報の変更管理 |
ジョブカン給与計算
引用：https://payroll.jobcan.ne.jp/
ジョブカン給与計算は、給与計算から給与明細の電子配信まで一括で管理できるクラウドサービスです。従業員10名以下の場合は、給与明細の電子配信機能を含む基本機能を無料で利用できる点が魅力的です。
給与明細の作成は、テンプレートを活用して簡単にカスタマイズが可能。源泉徴収票や賞与明細にも対応しており、年末調整資料の電子化もスムーズに行えます。勤怠管理システムとの連携により、勤務データを自動で取り込めるため、入力作業の手間も大幅に削減できます。
さらに、マイナンバーや社会保険手続きなどの人事労務機能も充実しているため、総務部門の業務効率化に貢献します。従業員はスマートフォンやPCから専用ポータルにアクセスし、過去の給与明細も含めていつでも確認することが可能です。
| サービス名 | ジョブカン給与計算 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 400円/ユーザー （最低利用料金：月額2,000円） |
| 無料プランでできること | • 給与・賞与の自動計算 • 給与明細のWeb発行 • 基本的な帳票の作成（賃金台帳など） • 振込用データの出力 • 給与規定グループの作成 |
スマ給
スマ給は、完全無料で利用できるシンプルなWeb給与明細システムとして注目を集めています。CSVデータをアップロードするだけで給与明細が作成でき、専門知識がなくても直感的に操作できる点が特徴です。
従業員数の制限がないため、企業規模を問わず導入が可能。給与明細だけでなく、賞与明細や源泉徴収票の電子配信にも対応しており、基本的な帳票作成機能を網羅しています。
セキュリティ面では、SSL暗号化通信やアクセス制限機能を実装。従業員は専用のポータルサイトから、PCやスマートフォンで給与明細を閲覧できます。過去の給与明細もPDFでダウンロード可能なため、長期保管も安心です。また、導入時の操作説明動画も用意されており、スムーズな運用開始をサポートしています。
| サービス名 | スマ給 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 0円（完全無料） |
| 無料プランでできること | • 給与明細・賞与明細・源泉徴収票の電子配信 • PCとスマートフォンからの給与明細閲覧 • 給与明細のPDF出力機能 • 明細項目のカスタマイズ • 社員へのお知らせ配信機能 • 過去データの無制限閲覧 |
【無料トライアル可能】Web給与明細システムおすすめ7選
freee人事労務
引用：https://www.freee.co.jp/hr/
freee人事労務は、30日間の無料トライアルで全機能を体験できる人気の給与明細システムです。勤怠データから給与計算、明細発行までを自動化することで、作業時間を大幅に短縮できます。
従業員はスマートフォンやPCから給与明細を閲覧可能で、過去の明細データも簡単に確認できるため、紙の保管や再発行の手間も解消されます。特に注目すべきは、税金や社会保険料の計算を自動で行う機能で、法改正にも自動で対応するため、計算ミスのリスクを最小限に抑えられます。
また、マイナンバーなどの個人情報も高度な暗号化技術で保護されており、セキュリティ面でも安心です。さらに、勤怠管理システムや会計ソフトとの連携も充実しているため、人事労務業務全体の効率化も実現できます。
| サービス名 | freee人事労務 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 2,000円～/月 （従業員5名まで、税別） |
| 無料トライアルの期間 | 30日間 |
ジンジャー給与
引用：https://hcm-jinjer.com/payroll/
ジンジャー給与は、給与計算から明細発行、年末調整まで一気通貫で管理できるクラウド型システムです。画面上のステップに沿って処理を進めるだけで、誰でも簡単に給与計算業務を完結できます。
特徴的なのは、従業員の等級や役職などの区分に応じて、給与体系ごとに計算式を柔軟に設定できる点です。また、給与明細や賞与明細、源泉徴収票などの各種帳票をワンクリックでWeb公開やPDF出力が可能なため、紙の配布作業から解放されます。
ジンジャー勤怠やジンジャー人事労務との連携により、勤怠データや従業員情報を自動で取り込めるため、データの転記作業も不要になります。2週間に1度の頻度で機能がアップデートされ、常に最新の法改正にも自動で対応するため、担当者の負担を大幅に軽減できます。
| サービス名 | ジンジャー給与 |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 500円/ユーザー （最低利用人数10名から） |
| 無料トライアルの期間 | 1ヶ月 |
Gozal
Gozalは、雇用から退職までの労務管理をワンストップで実現できる統合型システムです。30日間の無料トライアルで全機能を体験でき、給与計算から明細発行までの業務を自動化できます。
特徴的なのは、自社の給与体系に合わせて計算式を自由にカスタマイズできる点です。新しい手当の追加も簡単で、従業員情報の登録から給与明細の発行まで、直感的な操作で完結できます。
24時間体制のチャットサポートとメールサポートを完備しており、初めての方でも安心して利用できます。また、閲覧権限の設定やファイアウォール、サーバーの多重化など、セキュリティ面も充実しています。月額700円/人からと、コストパフォーマンスにも優れた選択肢となっています。
| サービス名 | Gozal |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 要問合せ |
| 無料トライアルの期間 | 30日間 |
オフィスステーション 労務
引用：https://www.officestation.jp/roumu/
オフィスステーション労務は、30日間の無料トライアルで全機能を体験できる人事労務管理システムです。社会保険や労働保険の手続き、年末調整、給与明細発行など、116種類以上の帳票に対応しており、業界トップクラスの充実度を誇ります。
従業員はスマートフォンやPCから専用のマイページにアクセスし、入社時の情報入力や身上変更の申請などをオンラインで完結できます。また、既存の給与・勤怠システムとのAPI連携やCSV連携にも対応しているため、現在の業務フローを大きく変えることなく導入が可能です。
月額利用料は従業員1名あたり440円からと、コストパフォーマンスに優れています。法改正や様式変更にも自動で対応し、バージョンアップ費用も不要なため、長期的な運用コストを抑えられるのが特徴です。
| サービス名 | オフィスステーション 労務 |
| 初期費用 | 110,000円（税込） |
| 月額料金 | 従業員10名以下：4,400円（税込） 従業員11名以上：440円/人（税込） ※別途年額利用料が必要 |
| 無料トライアルの期間 | あり（30日間） |
sai*reco
sai*reco（サイレコ）は、人事情報の一元管理から給与明細のWeb配信まで対応する統合型HRオートメーションシステムです。無料トライアルでは、給与明細の電子化に必要な全機能を体験できます。
従業員はスマートフォンやPCから、給与明細・賞与明細・源泉徴収票をいつでも確認可能で、PDFでのダウンロードにも対応しています。既存の給与管理システムとのデータ連携もスムーズで、CSVデータの取り込みで簡単に給与明細を作成できる点が特徴です。
セキュリティ面では、AWSによるデータ管理やSSL暗号化通信、二要素認証などを採用し、大手金融機関でも導入される高度なセキュリティを実現しています。導入後は専任のサポートチームが運用をバックアップするため、システム導入が初めての企業でも安心です。
| サービス名 | sai*reco（サイレコ） |
| 初期費用 | 400,000円 |
| 月額料金 | 100名以下：22,000円/月 100名超：220円/人/月 |
| 無料トライアルの期間 | あり（14日間） |
Fleekform給与
引用：https://www.fleekform.com/payslip/
Fleekform給与は、給与計算から明細発行までをクラウド上で完結できるシステムです。14日間の無料トライアルで、給与計算の自動化から明細のWeb配信まで、全ての機能を体験できます。
独自のAIエンジンを搭載し、給与計算の自動化や各種帳票の作成を効率化している点が特徴です。給与明細のレイアウトは自由にカスタマイズでき、会社のブランドカラーや独自の項目設定にも柔軟に対応しています。
勤怠管理システムとの連携により、タイムカードデータから給与計算、明細発行までを自動化できます。また、マイナンバーや個人情報の管理もISO27001認証取得のセキュアな環境で行えるため、安心して利用できます。導入後は専任のカスタマーサクセスチームが運用をサポートしています。
| サービス名 | Fleekform給与 |
| 初期費用 | 20,000円～400,000円 （プランにより異なる） |
| 月額料金 | 要問合せ |
| 無料トライアルの期間 | あり（30日間） |
マネーフォワード クラウド給与
引用：https://biz.moneyforward.com/payroll/
マネーフォワード クラウド給与は、給与計算から明細配信、年末調整まで一気通貫で管理できるクラウドサービスです。14日間の無料トライアルで、給与計算の自動化から電子化まで全機能を体験できます。
特徴的なのは、マネーフォワード クラウド会計・勤怠との連携により、仕訳データの自動作成や勤怠情報の自動取り込みが可能な点です。また、給与明細のカスタマイズや各種帳票のPDF出力にも対応しており、業務効率を大幅に向上できます。
従業員は専用アプリから給与明細を閲覧でき、プッシュ通知で配信のお知らせも受け取れます。さらに、社会保険手続きのオンライン申請やマイナンバー管理機能も搭載しており、人事労務業務全体のデジタル化を実現できます。
| サービス名 | マネーフォワード クラウド給与 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 2,980円～（基本料金） ※6名以上は1名につき300円追加 |
| 無料トライアルの期間 | あり（30日間） |
無料のWeb給与明細システムでもできること
無料のWeb給与明細システムでも、給与明細・賞与明細・源泉徴収票の電子配信といった基本的な機能を十分に活用できます。給与データはCSVファイルでの取り込みに対応しており、支給日や公開日の指定も可能です。
従業員は専用のスマートフォンアプリやWebブラウザから、いつでもどこでも給与明細を確認できます。また、必要に応じてPDFファイルでの出力も可能なため、印刷や保管にも対応できます。
さらに、給与明細の項目やレイアウトのカスタマイズ、過去データの閲覧、従業員のアカウント管理など、実務に必要な機能も備わっています。無料プランでも、SSL通信による暗号化やアクセス制限などの基本的なセキュリティ対策も整っているため、安心して利用できます。
有料のWeb給与明細システムでなければできないこと
有料のWeb給与明細システムでは、給与明細の発行・配信以外にも、多彩な機能を活用できます。給与計算から年末調整、社会保険手続きまで、人事労務業務全体を一元管理できるのが特徴です。
また、給与明細のレイアウトを細かくカスタマイズしたり、複数の帳票フォーマットを使い分けたりすることも可能です。既存の給与計算ソフトとのAPI連携による自動データ連携や、勤怠管理システムとの連携機能も備えています。
セキュリティ面では、多要素認証やアクセスログの記録、データの自動バックアップなど、より高度な対策が整っています。加えて、24時間体制のカスタマーサポートや画面共有による操作サポートなど、手厚いサポート体制も大きな特徴となっています。
Web給与明細システムに関するよくある質問
- 給料明細をスマホで見るならどのWeb給与明細システムがおすすめ？
- 給与明細を保管できる個人向けのアプリを知りたい
- 給料明細をスマホで見るならどのWeb給与明細システムがおすすめ？
- スマートフォンでの給与明細閲覧に特化したシステムとしては、オフィスステーション給与明細がおすすめです。2万社以上の導入実績があり、直感的な操作性で従業員が簡単に利用できます。
また、HRMOS給与明細も、CSVデータを取り込むだけで即座にスマートフォンから給与明細が確認可能で、賞与明細や源泉徴収票にも対応している完全無料のシステムです。
特に多言語対応が必要な場合は、ポケット給与が適しています。PCやスマートフォン、タブレットから給与明細を確認でき、外国語対応も充実しているため、外国人従業員の多い企業でも安心して利用できます。
いずれのシステムもセキュリティ対策が万全で、スマートフォンからいつでもどこでも安全に給与明細を確認することが可能です。
- 給与明細を保管できる個人向けのアプリを知りたい
- 個人向けの給与明細管理アプリとしては、white給与がおすすめです。給与明細を写真で読み込むだけで、支給・控除・勤怠の情報を簡単に管理できます。
また、HRMOS給与明細も個人利用に適しています。PCからは過去1年分の給与明細を確認でき、専用のiOS/Androidアプリを使えば、スマートフォンからいつでもどこでも給与明細を閲覧できます。
スマ給も完全無料で利用でき、PCとスマートフォンの両方で給与明細の確認が可能です。給与明細のPDF出力にも対応しているため、長期保管も簡単です。
いずれのアプリも無料で利用でき、セキュリティ対策も万全なので、安心して給与明細を保管・管理することができます。
無料のWeb給与明細システムでコストを抑えつつ業務を効率化しよう
Web給与明細システムは、企業の規模や目的に応じて、無料でも十分な機能を備えたサービスを選択できます。基本的な給与明細の電子化や配信機能は、無料プランでも問題なく利用可能です。
導入時は、自社の業務フローに合わせたシステムを選び、必要な機能が備わっているか、セキュリティ対策は十分か、従業員が使いやすいかなどを総合的に判断することが重要です。特に、既存の給与計算ソフトとの連携や、スマートフォン対応の有無は重要なポイントとなります。
無料のWeb給与明細システムを活用することで、印刷コストや作業時間の削減、保管スペースの確保など、様々なメリットを得ることができます。まずは無料プランで運用を始め、必要に応じて有料プランへの移行を検討するのも効果的な導入方法です。
