Facebook広告の設定方法が知りたい!
Facebook広告の出し方が分からない!
といった悩みを抱える人も多いでしょう。
Facebook広告は他のSNS広告と比べても狙ったターゲット層に効率良くリーチできるため、初心者でも始めやすい広告です。
とはいっても、始め方が分からなければどうしようもないですよね。
そこで、今回はFacebook広告の出し方が分からなくて困っている人のために初心者にも分かりやすく手順や注意点などについて紹介していきます。
- Facebook広告を出稿する時はFacebookポリシーに注意する
- Facebook広告は狙ったターゲット層に効率良くリーチできる
- Facebook広告の出し方た簡単6ステップ
- Facebook広告はターゲティング精度が高い
目次
Facebook広告とは
Facebook広告はFacebook内で表示される広告を指します。
日本でのFacebookの月間アクティブユーザー数は2,600万人以上、全世界では26億人を超えるユーザーが利用しており、Facebook広告は多くの企業で活用されています。
Facebookで広告を出す方法
Facebook広告で広告を出すためには、大きく分けて「投稿宣伝」と「Facebook広告」の2つの種類があります。
まずはこのつの違いについて解説していきます。
投稿宣伝はFacebook広告の投稿を広告として活用する方法です。
イベントの告知や求人、キャンペーン情報の掲載などで広告を利用したい場合に効果的な奏法です。
実際に配信したい広告を選択して、配信期間や予算、支払い方法などを設定すれば簡単にFacebook広告の投稿画面に広告が掲載されます。
投稿宣伝は簡単に広告をターゲットに配信することができ、新規ユーザーにも簡単リーチできる点も特徴です。
また、投稿宣伝は問い合わせ件数や投稿の「いいね!」を増やすこともでき、目標やオーディエンスを設定すれば広告配信後のパフォーマンスにも期待ができます。
Facebook広告はWebサイトへのアクセスや商品購入などのコンバージョンを獲得するために最適な広告です。
また、自社の目的やオーディエンスを細かく設定することで効果分析ができたり、より高い精度で広告を活用する場合に最適です。
Facebook広告の出し方の手順
それでは、早速Facebook広告の出し方の手順について詳しく解説していきます。
Facebook広告を出す時は次のような手順で進めていきます。
Facebook広告の出稿を検討している場合は、これから紹介する手順と合わせてFacebook広告の設定を済ませましょう。
アカウントの準備
Facebook広告を出す時は、まずはFacebook広告のアカウントを準備する必要があります。
ページを解説していない場合は、まずはアカウントの準備から始めてください。
FacebookアカウントはFacebookの「新規アカウントを作成」から簡単に登録することができます。
画像を見てもらうとわかる通り、氏名やメールアドレス、パスワードなどの簡単な必要事項を記入するのみでアカウントを登録できます。
また、PCやスマホ、タブレットなどのさまざまな端末からアカウントを登録することも可能です。
現在既にFacebookアカウントを持っている場合は、ログイン画面からログインしてください。
Facebook広告ビジネスマネージャーアカウントの準備
Facebookアカウントを作成し、無事にログインすることができましたら、次にFacebook広告ビジネスマネージャーアカウントを準備します。
Facebook広告ビジネスマネージャーは専用ページから自分のアカウントにログイン後、簡単な必要事項を入力すれば簡単に開設できます。
尚、Facebookで広告を配信したい場合はFacebookのマイページからも行えますが、ビジネスマネージャーを利用することで一元管理、分析、管理者権限などのメリットがあります。
また、Facebook広告だけでなくInstagramなどの広告配信を考えている場合は、ビジネスマネージャーを活用することで広告の管理が楽になるため、開設しておいて損はないと言えるでしょう。
Facebookページの追加
次に、Facebookページの追加です。
広告を配信したいFacebookページがない場合はまずは広告を配信するページを作る必要があります。
Facebook広告ビジネスマネージャーアカウントから「ビジネス設定」をクリックし、「ページ」から作成していきます。
作成画面を開き、ページ名やカテゴリ、詳細説明などを入力すれば簡易的なページが出来上がります。
実際に広告を運用する場合は企業の信頼性やどんな企業かをユーザーに宣伝することが大切ですので、プロフィール画像は自社のド後、詳細説明や連絡先に企業の情報となるホームページや問い合わせ先などを記載しておくと良いでしょう。
広告アカウントの作成
次に、広告アカウントを実際に作成します。
先ほど登録したビジネスマネージャーで広告アカウントを作成・追加する場合は、ビジネスマネージャーの管理者かアカウントを保有しちえるユーザーでなければいけませんので、注意してください。
ビジネスマネージャーの左側に表示されている「メニュー」から「ビジネス設定」をクリックし、「広告アカウント」を選択します。
その後、「追加」タブをクリックして広告アカウント名を設定することで広告アカウントを作成できます。
広告の作成
最後に、実際に広告を作成して終了です。
Facebook広告は「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3種類から成り立っています。
キャンペーンでは企業のアカウントの認知度やコンバージョン率を上げるために広告の目的を設定します。
広告セットでは、自社のターゲットとなり得る層やスケジュールなどを設定して、広告を誰に・どの媒体で・どの程度の予算感で配信するかを決めます。
広告では画像やテキストなどのクリエイティブを設定し、ユーザーの目を引くような広告を考える必要があります。
キャンペーンの作成
キャンペーンを作成する場合、先ほど登録した広告マネージャーを使用して作成していきます。
上記のような画面から、中央に配置されている「作成」をクリックします。
すると、キャンペーンの目的を設定する画面が表示されます。
「認知」「検討」「コンバージョン」の中から一つ選択して、「次へ」をクリックしてください。
ブランドの認知度アップリーチ | 広告の記憶が残る見込みがもっとも高い人に広告を表示します。 |
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リーチ | できるだけ多くの人に広告を配信します。 |
トラフィック | ウェブサイトやアプリ、Facebookイベントに利用者を誘導したり、タップして通話を発信できるようにします。 |
エンゲージメント | ページの「いいね!」、イベントへの参加、リアクション・コメント・シェアの投稿を増やします。 |
アプリのインストール | あなたのアプリをダウンロードしてアクションを実行する見込みが高い人に広告を表示します。 |
動画の再生数アップ | 動画広告を表示します。 |
リード獲得 | フォーム、通話またはチャットを利用して、あなたのビジネスに興味がある利用者からの情報を収集します。詳しくはこちら |
メッセージ | 見た人がMessengerやWhatsApp、Instagramでアクションを実行できる広告を表示します。 |
コンバージョン | 何かを購入したり、あなたのウェブサイトから電話で問い合わせるなど、最もアクションを実行する可能性が高い人を対象に広告を表示します。 |
カタログ販売 | ターゲットオーディエンスを使用して、カタログからのアイテムを含む広告を表示します。 |
来店数の増加 | 実店舗への来店の見込みが高い人に対し、近隣エリアにいるときに広告を表示します。 |
ここでは、広告を配信する目的を明確にする必要があるため、この時点でキャンペーン目的が不明確の場合は、まずは広告を配信する目的を明確にするところから始めてください。
画面が切り替わると下記のような画面が表示されます。
ここでは、キャンペーン名やカテゴリ、キャンペーン詳細などを設定していきます。
ここまでの設定が完了しましたら、新しいキャンペーンの完成です。
広告セットの作成
キャンペーンの作成が完了したら、次に「広告セット」の作成をしましょう。
先ほど同様に「広告セット」をクリックして進めていきます。
広告セットでは先ほど設定したキャンペーンを選択して「次へ」をクリックすると広告セットの設定画面に移動します。
ここでは、広告セット名や予算、広告掲載期間、ターゲット、配置、最適化の設定などを行います。
「オーディエンス」の設定をすると、住んでいる地域や年齢、性別などの細かいユーザー属性を設定することができるため、自社の目的やターゲットに合ったオーディエンスを設定してください。
- カスタムオーディエンス
- 地域
- 年齢
- 性別
- 詳細ターゲット設定
- 言語
また、広告を自動設定にすることで、わざわざ手動で広告を配信する手間がなくなり、InstagramなどのSNS広告でも効率良く配信されますので、自動配置の設定をしておくこともおすすめです。
ですが、Facebook / Instagram / Messenger / Audience Networkなどの配信面に対して手動で高校配信したい場合は、「手動配置」を選択しましょう。
広告の作成
広告作成の手順について解説していきます。
まずは広告に表示する名前や広告の設定を行っていきます。
上記のような画面から広告名や広告に表示する名前、広告設定を行ってください。
- 広告名
- 広告に連携するFacebookページおよびInstagramアカウント
- 広告のフォーマット
- クリエイティブ
- 広告のリンク先
- トラッキング
こちらでは、画像や言語などを設定することができ、ユーザーに読んでもらいやすいインパクトのある画像やテキストなどを設定することで、より広告による効果に期待ができます。
また、上記画像のように広告に使用するメディア、テキスト、リンク先を選択してください。配置ごとにメディアやテキストをカスタマイズすることもできます。
画像を設定する場合は、画像内に20%以上テキストをいれてはいけないルールがありますので、簡潔にまとめたテキストを挿入することを意識してください。
リンク先は広告をタップした時の誘導先のWebサイトを設定します。
WebサイトのUR欄に誘導先のURLを入力してください。
これを忘れてしまうと、広告をクリックしても商品やサービスのページにアクセスすることができませんので、必ず設定するようにしてください。
以上でFacebook広告設定は終了です。
他にも、広告プレビューやトラッキング、パフォーマンス概要なども設定できますので、自社も目的に合わせて設定してください。
支払い方法の設定
最後に、支払い方法を設定します。
「ビジネス設定」の「支払い」から設定することができます。
- クレジットカードまたはデビットカード(VISA、MasterCard、American Express、JCB)
- PayPal(ペイパル)
- 銀行振込
クレジットカード支払いの場合は、カードの有効期限が切れてしまうと支払いができず自動的に広告配信がストップしてしまうため、注意が必要です。
Facebook広告を設定する時の注意点
ここからは、Facebook広告を設定する時の注意点について紹介していきます
セグメントが上手く設定できているか
Facebook広告を出す場合、セグメントが上手く設定されていなければ意味がありません。
セグメントは広すぎても狭すぎても最大の効果が引き出せません。
Facebook広告はユーザーの性別や年齢などのユーザー属性を細かく設定してターゲットを絞り広告を配信しますが、ターゲットを設定しなければどのユーザーにも表示されてしまう可能性があります。
例えば、女性向けの下着を売るECサイトなどを運営している企業の場合は、男性に広告が配信されても意味がありません。
意味のない広告を配信するとその分無駄なコストが発生してしまうため、注意が必要です。
また、逆にターゲットを絞り込みすぎてしまうと集客効果が少なくなってしまうため、条件を絞りすぎないようにすることも大切です。
Facebook広告ポリシーに違反していないか
Facebook広告を配信する時はFacebook広告ポリシーに違反していないかどうかも重要なポイントです。
Facebook広告ポリシーに違反してしまうと審査に落ちてしまい、広告を出稿することはできません。
スムーズにFacebook広告を配信したい場合は、Facebookポリシーに違反していないかを必ず確認するようにしてください。
- コミュニティ規定
- 違法な製品やサービス
- 差別的な行為
- タバコおよび関連製品
- 危険な物質
- 武器、弾薬、爆発物
- 成人向けの商品やサービス
- 成人向けコンテンツ
- 第三者の権利侵害
- 扇情的なコンテンツ
- 個人的特質
- 偽情報
- 賛否両論のコンテンツ
- 機能しないランディングページ
- 不正行為および詐欺行為
- 文法と不適切な言葉
- 存在しない機能
- 個人の健康
- 給料日ローン、給料前のキャッシング、保釈保証サービス
- マルチ商法
- ペニーオークション
- 誤解を招くような主張
- 低品質または邪魔なコンテンツ
- スパイウェア、マルウェア
- 許容されないビジネス慣行
- システムの回避
- 禁止されている金融商品や金融サービス
- 人体の一部の販売
- 反ワクチン運動
- 扇動的なコンテンツ
- 軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク
- アルコール
- デート
- オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
- オンライン薬局の宣伝
- 市販薬の宣伝
- 購読サービス
- 金融商品や金融サービスと保険商品や保険サービス
- ブランドコンテンツ
- 社会問題、選挙、または政治に関する広告
- 暗号通貨に関連する商品やサービス
- 薬物およびアルコール依存症の治療
- 美容処置とウェルネス
- ソーシャルカジノゲーム
- 処方薬の宣伝
不適切な点はないか
Facebook広告を作成する時は、不適切な点はないかどうかも配信前に確認してください。
正しく入力したつもりでも、誤字や不適切な文面や改行をしてしまっている場合があります。
そのため、配信前は必ずプレビュー画面を参照して不適切な点がないかどうかを確認してください。
また、PC画面では適切な表示になっていても、スマホで見た時に不適切な表示になっていることも多いため、「モバイル機器でプレビュー」機能で確認しましょう。
短期間に広告の設定の変更を繰り返さない
Facebook広告を配信する時は短期間に広告の設定を繰り返さないことも重要なポイントです。
短期間に広告の設定を繰り返してしまうと、Facebook広告側が適切に分析できずに、広告の結果が出づらくなります。
Facebook広告では情報収集や分析も行われるため、広告配信の効果を分析したい場合はあまり頻繁に変更しないようにしてください。
そのためにも、広告出稿するまえに社内でダブルチェックするように徹底することを心掛けてください。
画像内のテキスト量が多すぎないか
Facebook広告の審査では広告の画像内テキストを20%未満にすると広告のパフォーマンスが高まることが分かっています。
テキストで説明したいこともあるかと思いますが、なるべく広告のテキスト本文に含めるようにしましょう。
テキストが多いことで審査が通らないことはありませんが、広告による効果を最大限引き出すためにも、20%未満を意識してください。
Facebook広告の特徴
ここからは、Facebook広告の特徴を紹介していきます。
ターゲティング精度が高い
Facebook広告はターゲティング精度が高い広告の一つです。
Facebookに登録する場合、ユーザーは実年齢で登録をして、年齢や性別、地域などを細かく設定します。
これにより、ユーザーが興味のありそうな広告を届けることができるため、費用対効果が高いです。
他のSNSよりもより精度の高いターゲティングが可能です。
また、自社で抱える顧客リストを使用したカスタムオーディエンス機能などを活用すれば、より精度の高い分析にも期待ができます。
あらゆる目的に対応
Facebook広告はあらゆる目的に対応している点も魅力です。
Facebook広告では認知獲得や比較検証、ロイヤリティなどのさまざまなマーケティング目的があります。
仮に認知拡大が目的であれば動画広告やスライドショーなどの視覚に訴えかける広告フォーマットが良いです。
また、SNSは通勤中や待ち時間などの隙間時間に閲覧する傾向があり、1日に何度もサービスが利用され、さまざまなタイミングでユーザーにアプローチすることができます。
正確なトラッキング
Facebook広告は正確なトラッキングが可能な点も特徴の一つです。
従来のWebサイトではトラッキングに利用される「cookie」による正確な計測・分析が困難な場合があります。
また、他のサイトやアプリを利用する時にFacebookでログインすることによって、デバイス関係なく幅広く的確に広告配信が可能です。
魅力的な広告フォーマット
Facebook広告は魅力的な広告フォーマットが充実している点も特徴です。
Facebook広告に適したフォーマットが豊富に用意されているため、自社に目的に最適な広告配信が可能です。
写真広告 | 最もシンプルな広告で高品質で魅力的なビジュアルによってリンク先のウェブサイトやアプリに誘導できます。 |
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動画広告 | 商品の特長を強調して紹介したり、動きと音声で注目を集めたりできます。 |
カルーセル広告 | ひとつの広告で最大10点の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを付けられます。 |
コレクション広告 | 広告を見る人に合わせて商品カタログのアイテムを表示し、ショッピングを促せます。 |
Facebook広告 出し方のまとめ
今回はFacebook広告の出し方が分からなくて困っている人のために初心者にも分かりやすく手順や注意点について紹介してきました。
Facebook広告を出稿する場合は、こちらの記事を参考にして、出稿してください。
また、初めてFacebook広告を出稿する場合、人の手で操作するだめどうしてもミスが発生してしまうことが多いです。
そのため、広告を出稿する前に社内でダブルチェックを行ったうえで、出稿した後に修正する必要がないように心がけましょう。
審査は24時間以内に終了し、広告をすぐに出稿することができますので、興味がある人はまずはFacebookアカウントを作成するところから始めてみてはいかがでしょうか。