Webサイトを運営する上で、アクセス解析は欠かせません。
広告の中心がオフラインからオンラインへ移行している今、広告効果の検証・最適化のためにはアクセス解析が必須のインフラといえます。
サイトにどれくらいの人が訪れているのか、どのページが人気なのか、ユーザーはどのような導線で回遊しているのか。そうしたデータを把握することで、サイトの改善点が見えてきます。
しかし、アクセス解析を始めようと思っても、たくさんのツールがあって選び方がわからない、どう活用すればいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、数あるアクセス解析ツールの中から、SEO対策に役立つおすすめのツールを13個厳選してご紹介します。
アクセス解析ツールとは
アクセス解析ツールは、Webサイトのパフォーマンスを測定し、改善するための重要な道具です。
ユーザーの行動や特性、流入経路などのデータを収集・分析することで、サイトの問題点や改善の機会を特定できます。効果的なマーケティング戦略の立案や、ユーザー体験の向上に不可欠なツールと言えるでしょう。
アクセス解析ツールを導入する目的
アクセス解析ツールを導入する主な目的は、Webサイトの現状を把握し、改善につなげることです。具体的には、サイトへの流入数や流入元、ユーザーの属性や行動を分析することで、サイトの課題や改善点を明らかにできます。
また、アクセス解析によって得られたデータは、マーケティング施策の効果検証にも役立ちます。例えば、広告やSNSからの流入数の変化を確認することで、施策の有効性を判断できるでしょう。
さらに、アクセス解析は健康診断のようなものとも言えます。定期的にデータをチェックすることで、サイトの状態を常に把握でき、問題があれば早期に対処することが可能です。
このように、アクセス解析ツールを活用することで、Webサイトの運営における意思決定の質を高め、PDCAサイクルを回していくことができるのです。
アクセス解析ツールで分析できる項目
アクセス解析ツールを使うことで、Webサイトのアクセス数やページビュー数、ユーザーの属性や行動など、様々なデータを収集・分析することができます。
具体的には、サイト全体や個別ページで以下のような情報を把握できます。
- 訪問者数
- ユーザーの滞在時間
- 離脱率
- 流入元(検索エンジン、他サイトからのリンク、ダイレクトアクセスなど)
- 検索キーワード※
- ユーザーの属性(デバイス、地域、言語など)
- ページ内での動き(クリック、スクロール)
- コンバージョン数など
※Search Consoleとの連携や、利用するツールの機能によって取得範囲が異なる
これらのデータを分析することで、サイトの現状や課題が明らかになり、ユーザビリティの向上やマーケティング施策の改善に役立てることができるのです。
アクセス解析は、サイトの成果を最大化するために欠かせないプロセスと言えるでしょう。
アクセス解析ツールは主に3種類ある
Webビーコン型
Webビーコン型は、現在最も一般的に使用されているアクセス解析ツールの方式です。この方式では、解析対象のWebページにJavaScriptタグを埋め込み、ユーザーがページにアクセスした際にそのタグが実行されます。タグが実行されると、ユーザーの行動データが解析サーバーに送信され、リアルタイムで分析が行われます。
Webビーコン型の大きな利点は、導入が比較的簡単で、詳細なユーザー行動の把握が可能な点です。また、ほぼリアルタイムでデータを取得できるため、即時的な分析が可能です。一方で、JavaScriptが無効化されている環境ではデータ収集ができないというデメリットもあります。
代表的なWebビーコン型ツールとしては、Google Analyticsが挙げられます。多くの企業や個人サイトで利用されており、無料で高機能な分析が可能なため、初めてアクセス解析を行う方にもおすすめです。
サーバーログ型
サーバーログ型は、Webサーバーに記録されたアクセスログファイルを基にデータを取得・解析する方式です。この方式では、ユーザーがサイトにアクセスするたびに、サーバーがIPアドレスやリクエストURL、ユーザーエージェントなどの情報をログとして記録します。
サーバーログ型の大きな利点は、サーバーに対して行われた全てのリクエストを記録するため、データの欠落が少ない点です。また、JavaScriptが無効化されている環境でもデータ収集が可能で、プライバシーの観点からもトラブルが少ないというメリットがあります。
一方で、設定や解析が他のツールに比べて複雑であり、リアルタイムでのデータ取得が難しいというデメリットもあります。代表的なサーバーログ型ツールとしては、AWStatsなどが挙げられます。
パケットキャプチャリング型
パケットキャプチャリング型のアクセス解析ツールは、ネットワーク上を流れるデータパケットを監視・収集し、解析する方式です。
Webサーバーとクライアント間の通信を直接キャプチャするため、非常に詳細で網羅的なデータを取得できます。リアルタイム解析も可能で、Webページの表示速度やトラフィックの流れなど、他の方式では収集しづらい情報も把握できるのが強みです。
ただし、専用の解析サーバーを設置する必要があるため、初期コストが高くなる傾向にあります。また、膨大なデータを扱うため、ストレージや処理能力も求められます。加えて、導入や運用には専門的な知識が必要で、プライバシーやセキュリティの観点から利用が制限される場合もあるでしょう。
アクセス解析ツールの選び方・比較ポイント
Webサイトで実現したい目的に合った機能を使えるか
アクセス解析ツールを選ぶ際、最も重要なのは自社の利用目的に合った機能を備えているかどうかです。例えば、ECサイトを運営しているなら、コンバージョン率や顧客の購買行動を詳細に分析できる機能が必要でしょう。
一方、ブログやメディアサイトであれば、ページビュー数や滞在時間、リピート率などを重視するかもしれません。また、A/Bテストやヒートマップ分析、リアルタイムデータ表示など、特定の目的に特化した機能が必要な場合もあります。データのエクスポート機能や他のマーケティングツールとの連携も考慮すべきポイントです。
自社のWebサイトの目的や課題を明確にし、それらを解決するために必要な機能を洗い出してから、ツールを比較検討することをおすすめします。機能が多ければ良いというわけではなく、本当に必要な機能を備えたツールを選ぶことが、効果的なアクセス解析の第一歩となります。
費用対効果に期待できるか
アクセス解析ツールを選ぶ際、費用対効果は重要な判断材料の一つです。高機能で高価なツールを導入しても、自社のニーズに合わなければ無駄になってしまいます。
まずは無料ツールを活用し、どのような機能が必要かを見極めましょう。ある程度把握できたら、予算と照らし合わせて有料ツールを検討するのがおすすめです。その際、ツールの価格だけでなく、導入にかかる工数やランニングコストも考慮に入れましょう。
また、ツールを使いこなせる人材が社内にいるかどうかも確認が必要です。費用をかけた分、どれだけ効果が見込めるのか。アクセス解析の目的を明確にし、費用対効果を冷静に判断することがポイントです。
ダッシュボードやレポート画面は直感的に操作できるか
アクセス解析ツールは、膨大なデータを扱うため、直感的な操作性が必要です。また、ダッシュボードやレポートの見やすさも重要なポイントです。
ツールによっては、専門的な知識がないと使いこなせないものもあるため、事前にデモ画面などで操作性を確認しておくことをおすすめします。
特に、複数の担当者でツールを使用する場合は、誰もが使いやすいインターフェースであることが求められます。
また、データの可視化方法や、カスタマイズ性の高さなども、ツール選びの際にチェックしたい点です。使い勝手の良いツールを選ぶことで、アクセス解析を効率的に進められます。
自社サイトとの親和性は高いか
アクセス解析ツールを選ぶ際、自社サイトとの親和性は非常に重要なポイントです。サイトの規模、業種、目的に合ったツールを選ぶことで、より効果的な分析が可能になります。
例えば、ECサイトであれば、コンバージョン率や顧客の購買行動を詳細に分析できる機能が必要です。一方、情報サイトであれば、ページビュー数や滞在時間、ユーザーの回遊経路などを重視するでしょう。
また、サイトの技術的な構成とツールの相性も考慮すべきです。JavaScriptを使用していないサイトの場合、サーバーログ型のツールが適しているかもしれません。
さらに、多言語対応や地域別分析が必要な国際的なサイトであれば、それらの機能を備えたツールを選ぶべきでしょう。自社サイトの特性を十分に理解し、それに最適なツールを選択することが、効果的なアクセス解析の第一歩となります。
アクセス解析ツールおすすめ13選を比較|無料でも使える定番ソフトはこれ

| 名称 | Google アナリティクス![]() | Google サーチコンソール![]() | Similarweb![]() | User Insight![]() | List Finder![]() | 忍者アクセス解析![]() | Ptengine![]() | アクセス解析研究所 | SiteLead![]() | Microsoft Clarity![]() | ミエルカヒートマップ![]() | LOGLY Audience Analytics![]() | MEGLASS finder![]() |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金 | ・標準版:無料 ・Google Analytics 360:要問い合わせ | 無料 | ・Webサイトトラフィックチェッカー、ブラウザ拡張機能:無料 ・7日間の無料トライアルあり ・有料プラン:利用機能やデータ範囲により異なる。法人向けは要問い合わせ | 要問い合わせ | ・フリープラン:初期費用0円、月額0円 ・ライト:初期費用100,000円、月額45,000円 ・スタンダード:初期費用100,000円、月額69,000円 ・プレミアム:初期費用100,000円、月額92,000円 | ・無料版:0円 ・有料版:年額3,790円(税込) ・初期設定費:1,290円(税込・初回のみ) ・初回支払額:5,080円(税込) | ・無料プランあり ・有料プラン:月額4,980円〜 | ・無料プランあり ・有料プラン1~3あり | 無料プラン: 0円/月 ベーシック: 1,980円/月 マスター: 7,480円/月 エンタープライズ: 13,200円/月 | 無料 | ・無料プラン:0円、期限なし ・有料プラン:要問い合わせ | ・基本プラン:0円 ・DMP分析レポート:月額50,000円〜 ・データ活用:月額200,000円〜 ・広告配信連携、セグメントデータ提供:要問い合わせ | ・無料プラン:月額0円 ・エントリープラン:月額8,000円(税別) ・ビジネスプラン:月額25,000円(税別) |
| 機能 | ・Webサイト、iOSアプリ、Androidアプリの横断計測 ・イベントベースのユーザー行動分析 ・流入元、広告キャンペーン、ランディングページの分析 ・キーイベントと収益の計測 ・リアルタイムレポート ・経路データ探索、ファネル分析、セグメント分析 ・ユーザーオーディエンスの作成 ・Google広告、Search Consoleなどとの連携 ・BigQueryへのイベントデータ出力 ・同意モードと行動モデリングへの対応 | ・Google検索でのクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位の確認 ・検索クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方による分析 ・直近24時間、日単位、週単位、月単位の検索パフォーマンス確認 ・Search Console Insightsによるページ・クエリの傾向把握 ・ページのインデックス登録状況と未登録理由の確認 ・URL検査とインデックス登録リクエスト ・XMLサイトマップの送信と読み込み状況の確認 ・Core Web Vitalsの確認 ・構造化データやリッチリザルトに関する問題の確認 ・手動による対策、セキュリティ問題の確認 ・Search Console API、Looker Studio、BigQueryへのデータ出力 | ・競合サイトの推定訪問数とエンゲージメント分析 ・最大5サイトのトラフィック比較 ・自然検索、広告、SNS、リファラルなどの流入チャネル分析 ・競合サイトに流入する検索キーワードの分析 ・業界内のトラフィックシェアと市場動向の分析 ・国、地域、デバイス別のオーディエンス分析 ・生成AIサービスからの推定流入分析 ・AI回答につながったプロンプトや引用元の分析 ・事業、製品、カテゴリー別のサイトセグメント分析 ・API、データフィード、BIツールとの連携 | ・12種類のヒートマップと最大4画面の比較表示 ・20種類以上の条件によるユーザー行動の絞り込み ・ページビュー、セッション、滞在時間などのアクセス解析 ・広告流入、間接効果、曜日・時間帯別の広告分析 ・コンバージョンユーザーと非コンバージョンユーザーの比較 ・A/Bテストとヒートマップを組み合わせた効果検証 ・企業や学校などの訪問組織分析 ・Search Console連携と検索順位の定点観測 ・Excel、PowerPointによるレポート自動作成 ・生成AIによる計測データの分析と改善提案 ・生成AIサービスからの流入・行動分析 ・ポップアップや離脱防止施策のノーコード配信 | ・IPアドレスを利用した訪問企業の解析 ・登録済み見込み顧客の個人別アクセス解析 ・閲覧ページ、滞在時間、流入元、訪問回数の確認 ・企業属性と閲覧行動を組み合わせた絞り込み ・スコアリングと優先リード通知 ・メール配信後のWeb行動分析 ・営業アプローチの進捗・成果管理 ・フォーム作成、セミナー管理 ・PDF資料の閲覧解析 ・Salesforceや外部ツールとのデータ連携 ・生成AIによるメール文章案の作成 | ・リアルタイムアクセス解析 ・訪問者ごとのアクセスログ確認 ・ページ別アクセス数とサイト内遷移の分析 ・流入元、検索エンジン、訪問回数の確認 ・OS、ブラウザ、言語などの閲覧環境分析 ・最大4か月間のアクセスログ保存 | ・アクセス解析、ファネル分析 ・クリック、アテンション、スクロールヒートマップ ・複数ヒートマップの比較 ・ノーコードによるイベント計測 ・ページ編集、A/Bテスト ・ポップアップ、固定バーなどのWeb接客 ・ユーザーセグメント別のパーソナライゼーション ・AIによるヒートマップ分析と改善仮説の提示 ・生成AIサービス経由の流入・行動分析 | ・リアルタイムアクセス解析 ・訪問者ごとの時系列ログ ・ページ内リンク・外部リンクのクリック解析 ・相互リンクの流入・送客効果分析 ・クロスドメイン解析 ・訪問者への名前・メモの設定 ・端末、ブラウザ、ISP、地域などの環境分析 ・GoogleドライブへのCSVアーカイブ | ・スクロール、クリック、アテンションヒートマップ ・離脱防止・特定位置ポップアップ ・追尾型オーバーレイ ・コンバージョンユーザーのセグメント分析 ・ポップアップのA/Bテスト ・日時指定、カウントタイマー、表示回数制限 ・AIによる離脱予測・自動最適化 | ・セッション録画 ・クリック、スクロールなどのヒートマップ ・レイジクリック、デッドクリックなどの自動検出 ・イベント、スマートイベントの計測 ・ノーコードによるファネル分析 ・流入元、デバイス、行動別の絞り込み ・Copilotによる録画・ヒートマップの要約 ・Googleアナリティクスとの連携 | ・アテンション、スクロール、クリックヒートマップ ・3種類のヒートマップの同時表示 ・ページキャプチャの自動取得 ・コンバージョン達成・未達成ユーザーの比較 ・期間比較、クリックリンク確認 ・ノーコードA/Bテスト ・ポップアップ配信と効果測定 ・UTMパラメータ別のヒートマップ分析 ・AIによるヒートマップ解析と改善提案 | ・サイト、ページ、チャネル別のアクセスログ分析 ・匿名ユーザー単位の閲覧行動分析 ・訪問者属性を推定したペルソナの自動生成 ・IPアドレスに基づく訪問企業の分析 ・コンバージョン見込みに基づくリードスコアリング ・A/Bテスト、ポップアップ配信 ・NPSアンケート ・Googleアナリティクスとのデータ連携 ・顧客セグメントの作成と広告・CRM連携 | ・GA4データを利用したアクセスレポート ・前月・前年との比較分析 ・ページ、流入元、OS・デバイス別の分析 ・重要ページの定点観測 ・外部リンクやファイルのクリック数確認 ・Search Consoleと連携した検索クエリ分析 ・PDF、Excel、CSVによるレポート出力 ・AI SEO分析 ・簡易アクセシビリティ分析 ・最新のWeb技術情報の配信 |
Googleアナリティクス|ユーザーの行動をイベント単位で分析できる定番ツール

引用:https://developers.google.com/analytics?hl=ja
- ページビューだけでなく、クリックや購入、問い合わせなどをイベント単位で計測し、成果までの行動を分析できる
- Webサイトとアプリのデータを一つのプロパティで扱い、デバイスをまたいだユーザー行動を確認できる
- 無料版でも探索レポートやBigQuery出力を利用でき、基本分析から高度なデータ分析まで拡張しやすい
GoogleアナリティクスはWebサイトやアプリに訪れたユーザーの流入経路や行動、成果につながった経路を分析できるアクセス解析ツールです。有料版は「Google Analytics 360」として提供されています。
Googleアナリティクスは旧Universal Analyticsから、ユーザーの操作をイベントとして記録する仕組みに刷新されました。ページの表示からリンクのクリック、購入、問い合わせ、動画の再生などを同じイベントベースのデータとして扱えるため、コンバージョンに至るまでの行動を柔軟に設計・分析できます。WebサイトとiOS・Androidアプリのデータを一つのプロパティで扱えます。User-IDなどを適切に設定することで、デバイスをまたいだユーザー行動の分析にも活用できます。
通常のWebサイトであれば、「拡張計測機能」を有効にすることで、ページビューに加えてスクロール、離脱クリック、サイト内検索、動画エンゲージメント、ファイルダウンロードなどを、個別にコードを追加せず計測できます。Googleタグマネージャーなどを使ったイベント設定をすると、問い合わせフォームの送信や会員登録、資料請求など、自社独自の成果地点を正確に計測することもできます。
アクセス解析ツールのなかでも特徴的なのが、無料の標準プロパティでもイベント単位のローデータをBigQueryへ出力できる点です。GA4の画面上では作成しにくい複雑な集計や、広告費・顧客データ・売上データとの統合分析を行いたい場合に適しています。標準プロパティのBigQuery日次エクスポートには1日100万イベントの上限があり、BigQuery側の保存量や処理量によっては別途Google Cloudの費用が発生します。
Google広告と連携すると、GA4で作成したオーディエンスを広告配信に利用したり、キーイベントをGoogle広告の入札や成果測定に活用したりできます。例えば、「商品をカートに追加したものの購入していないユーザー」を抽出し、リマーケティングの対象にするといった運用が可能です。単にアクセス数を確認するだけでなく、分析結果を広告施策へつなげやすいことが、Googleアナリティクスの強みです。
| 名称 | Googleアナリティクス(Google Analytics 4) |
| 料金 | ・標準版:無料 ・Google Analytics 360:要問い合わせ |
| 機能 | ・Webサイト、iOSアプリ、Androidアプリの横断計測 ・イベントベースのユーザー行動分析 ・流入元、広告キャンペーン、ランディングページの分析 ・キーイベントと収益の計測 ・リアルタイムレポート ・経路データ探索、ファネル分析、セグメント分析 ・ユーザーオーディエンスの作成 ・Google広告、Search Consoleなどとの連携 ・BigQueryへのイベントデータ出力 ・同意モードと行動モデリングへの対応 |
Googleサーチコンソール|Google検索での露出とインデックス状況を分析できる公式ツール

引用:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
- Googleアナリティクスでは確認しにくい、検索結果への表示からクリックまでのデータを検索クエリ単位で分析できる
- Googleがページをクロール・インデックス登録できているかを確認し、検索流入が発生しない技術的な原因を調査できる
- Search Console Insightsやクエリグループにより、細かな検索語句の羅列だけでなく、伸びているテーマやユーザーの検索意図を把握しやすい
- 大規模サイトではBigQueryへ検索データを継続的に出力し、社内データと組み合わせた高度なSEO分析へ拡張できる
GoogleサーチコンソールはGoogle検索におけるWebサイトの表示状況や、Googleが各ページをどのように認識しているかを確認できる無料ツールです。Googleアナリティクスが主にサイト訪問後の行動を分析するのに対し、サーチコンソールは検索結果にページが表示され、ユーザーがクリックしてサイトへ流入するまでのデータを扱います。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、検索流入の前後を分けて分析するために併用して使われることが多いです。
Googleサーチコンソールでは検索パフォーマンスレポートを確認でき、Google検索でページが表示された回数やクリック数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。検索クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方などでデータを絞り込めるため、「検索結果には表示されているがクリックされていないページ」や「順位は高くないものの、表示回数が伸びているクエリ」などを発見できます。タイトルやディスクリプションの見直し、既存コンテンツへの追記、関連ページの作成といったSEO施策の優先順位を決める際に役立ちます。
直近の変化を捉えやすい点も、現在のサーチコンソールの特徴です。パフォーマンスレポートには直近24時間のデータを時間単位で確認できる表示が追加され、公開したばかりの記事がどのようなクエリで検索されているかを、数時間程度の遅れで把握できるようになりました。さらに、日単位だけでなく週単位・月単位でも推移を確認できるため、日々の変動に左右されず、中長期的な検索流入の増減を判断しやすくなっています。
2025年に刷新されたSearch Console Insightsでは、専門的なレポート操作を行わなくても、クリック数が伸びているページや検索クエリ、増加・減少の傾向を確認できます。検索クエリが多いサイトでは、表記の違いや類似した検索意図をAIでまとめる「クエリグループ」も利用できます。例えば、言葉の順序や表記が異なる検索語句を共通のテーマとして集計できるため、個別のキーワードだけを追うよりも、ユーザーが関心を持つテーマの広がりを把握しやすくなりました。
Googleサーチコンソールは検索流入の分析だけでなく、Googleがサイトをクロール・インデックス登録できているかを調査できます。
なお、サーチコンソールはGoogle検索での順位を直接上げたり、検出した問題を自動で修正したりするツールではありません。レポートに表示される平均掲載順位も、検索するユーザーや地域によって変化する実際の順位を完全に再現するものではありません。Google検索での露出状況と技術的な問題を把握し、改善施策の仮説を立て、その後の変化を検証するためのツールとして活用することが重要です。
| 名称 | Google Search Console |
| 料金 | 無料 |
| 機能 | ・Google検索でのクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位の確認 ・検索クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方による分析 ・直近24時間、日単位、週単位、月単位の検索パフォーマンス確認 ・Search Console Insightsによるページ・クエリの傾向把握 ・ページのインデックス登録状況と未登録理由の確認 ・URL検査とインデックス登録リクエスト ・XMLサイトマップの送信と読み込み状況の確認 ・Core Web Vitalsの確認 ・構造化データやリッチリザルトに関する問題の確認 ・手動による対策、セキュリティ問題の確認 ・Search Console API、Looker Studio、BigQueryへのデータ出力 |
Similarweb|競合サイトの推定トラフィックとAI経由の流入を比較できる分析ツール

引用:https://www.similarweb.com/ja/
- 計測タグを設置できない競合サイトについても、推定トラフィックや流入チャネルを同じ基準で比較できる
- ドメイン全体のアクセス数だけでなく、検索キーワードや事業カテゴリーまで掘り下げ、競合の成長要因を分析できる
- 検索エンジンに加えて、ChatGPTなどの生成AIからの流入やAI回答内でのブランド露出を競合と比較できる
- 自社の実測データでは把握できない市場シェアや業界トレンドを確認し、施策を立案する前の仮説づくりに活用できる
Similarwebは自社サイトだけでなく、競合サイトや業界全体のトラフィック傾向を外部データから分析できるツールです。Googleアナリティクスのように自社サイトの実測データを取得するものとは異なり、競合サイトにタグを設置できない場合でも、訪問数や流入チャネルなどの推定値を比較できる点が特徴です。
Webサイト分析では訪問数や平均滞在時間、直帰率などの基本指標を確認でき、複数サイトを並べて比較することも可能です。これにより、競合との規模差や成長傾向、ユーザーの回遊状況などを把握できます。
流入元は自然検索や広告、SNSなどのチャネル別に確認できるため、競合がどの集客手法に力を入れているかを推測できます。また、検索分析では、競合サイトに流入しているキーワードや広告の傾向も把握でき、SEOや広告戦略の参考になります。
無料版では基本的なトラフィック情報を確認できますが、詳細な分析や長期間のデータを利用するには有料プランが必要です。なお、表示される数値はあくまで推定値であるため、自社サイトの正確な成果測定にはGoogleアナリティクスなどと併用するのが適しています。
| 名称 | Similarweb |
| 料金 | ・Webサイトトラフィックチェッカー、ブラウザ拡張機能:無料 ・7日間の無料トライアルあり ・有料プラン:利用機能やデータ範囲により異なる。法人向けは要問い合わせ |
| 機能 | ・競合サイトの推定訪問数とエンゲージメント分析 ・最大5サイトのトラフィック比較 ・自然検索、広告、SNS、リファラルなどの流入チャネル分析 ・競合サイトに流入する検索キーワードの分析 ・業界内のトラフィックシェアと市場動向の分析 ・国、地域、デバイス別のオーディエンス分析 ・生成AIサービスからの推定流入分析 ・AI回答につながったプロンプトや引用元の分析 ・事業、製品、カテゴリー別のサイトセグメント分析 ・API、データフィード、BIツールとの連携 |
User Insight|ヒートマップとアクセスデータを組み合わせて改善要因を分析できるツール

- コンバージョンの有無や流入元などでヒートマップを分け、成果につながったユーザーと離脱したユーザーの行動差を分析できる
- アクセス解析、ヒートマップ、A/Bテストを同じツールで扱い、課題発見から改善後の検証まで進められる
- 計測データを生成AIが横断的に分析し、優先して改善すべきページや導線の候補を提示してくれる
- 検索流入や生成AI経由の流入を、訪問数だけでなくページ内行動やコンバージョンまで掘り下げられる
User InsightはWebサイトのアクセス状況とページ内のユーザー行動を一つの環境で分析できる、国産のデジタルマーケティングツールです。一般的なアクセス解析に加えて、ヒートマップ、広告効果測定、SEO調査、A/Bテスト、Web接客まで備えており、課題の発見だけでなく、改善施策の実行と効果検証まで進められます。国内1,000社以上で利用され、月間60億PVを計測していると公表されています。
User Insightの中心となる機能は、12種類のヒートマップです。ユーザーがページのどこまで閲覧したか、どの部分を熟読したか、どこをクリックしたか、どの位置で離脱したかといった行動を視覚化できます。最大4枚のヒートマップを並べて比較できるため、PCとスマートフォン、広告流入と自然検索流入、改善前と改善後など、条件の異なるユーザーの反応を同じ画面で確認できます。
単にページ全体の平均的なヒートマップを表示するのではなく、20種類以上の条件でユーザーを絞り込むことができます。コンバージョンしたユーザーとしなかったユーザーを分けて表示すれば、「申込者は料金表まで到達しているが、非申込者はその手前で離脱している」といった行動差を分析できます。流入元や閲覧環境などの条件でも比較できるため、ページ全体の平均値だけでは見つけにくい、特定ユーザー層の離脱要因を探るのに適しています。
ヒートマップから改善案を見つけた後は、A/Bテストによってクリエイティブの違いを検証できます。ページの一部を変更した2種類のパターンへ訪問者を振り分け、どちらのコンバージョン率が高いかを比較するだけでなく、それぞれのヒートマップも確認可能です。数値上の勝敗だけでなく、「ボタンの位置を変えたことで熟読範囲やクリック位置がどう変わったか」まで検証できるため、改善結果の理由を掘り下げやすくなっています。
2026年2月には、User Insightに蓄積された計測データを生成AIが分析し、改善アクションを提案する機能が追加されました。サイト全体の状況だけでなく、ユーザー導線、個別ページ、検索クエリ、コンバージョン、広告流入などをワンクリックで分析し、改善候補をレポートとして提示します。これまで担当者が複数の画面を確認し、数値の変化から原因を推測していた作業を自動化することで、分析経験が浅い担当者でも次に確認すべきページや指標を見つけやすくなりました。社内規定などで生成AIを利用できない企業は、AI機能を無効にすることも可能です。
生成AI経由のアクセスを独立して分析できる点も、近年追加された特徴です。ChatGPT、Gemini、Claudeなどからの流入数や流入先ページを確認できるほか、生成AI経由のユーザーだけに絞ってヒートマップを表示できます。従来の自然検索や広告流入とは異なる行動が見られるかを分析できるため、AI検索から訪れたユーザーが実際にコンテンツを読み、コンバージョンにつながっているかまで検証できます。
| 名称 | User Insight(ユーザーインサイト) |
| 料金 | 要問い合わせ |
| 機能 | ・12種類のヒートマップと最大4画面の比較表示 ・20種類以上の条件によるユーザー行動の絞り込み ・ページビュー、セッション、滞在時間などのアクセス解析 ・広告流入、間接効果、曜日・時間帯別の広告分析 ・コンバージョンユーザーと非コンバージョンユーザーの比較 ・A/Bテストとヒートマップを組み合わせた効果検証 ・企業や学校などの訪問組織分析 ・Search Console連携と検索順位の定点観測 ・Excel、PowerPointによるレポート自動作成 ・生成AIによる計測データの分析と改善提案 ・生成AIサービスからの流入・行動分析 ・ポップアップや離脱防止施策のノーコード配信 |
List Finder|企業・見込み顧客単位のアクセス行動を営業につなげるBtoB向けMAツール

引用:https://promote.list-finder.jp/
- アクセス数を集計するだけでなく、どの企業や登録済み顧客が、どのページに関心を示しているかを営業単位で分析できる
- 企業属性とWeb行動を組み合わせ、自社の営業対象に合致する訪問企業を優先的に抽出できる
- メールの開封・クリック後に発生したサイト閲覧まで追跡し、休眠顧客の検討再開を捉えやすい
- 有望な顧客の再訪を営業担当者へ通知し、アクセス解析の結果を実際のアプローチへつなげられる
List FinderはWebサイトを閲覧した企業や見込み顧客の行動を分析し、営業アプローチにつなげられるBtoB向けのマーケティングオートメーションツールです。Googleアナリティクスがアクセス数や流入元、コンバージョンなどをサイト全体の傾向として分析するのに対し、List Finderは「どの企業が訪問したか」「登録済みの見込み顧客がどのページを閲覧したか」という営業活動に近い単位でデータを確認できます。アクセス解析だけで成果を測るのではなく、関心が高まった企業や担当者を見つけ、営業部門へ共有するところまでを想定して設計されている点が特徴です。
企業解析はアクセス元のIPアドレスをもとに、サイトを閲覧した企業や組織の傾向を把握できます。企業名や業種などの基本情報とあわせて、どのページを閲覧したかを確認できるため、自社サイトに関心を持っている企業層を把握するのに役立ちます。ただし、すべてのアクセスで企業情報が特定できるわけではなく、個人まで識別できるものではありません。あくまで営業対象となり得る企業の傾向を把握するための機能として活用するのが適しています。
List Finderに登録・識別された見込み顧客については、閲覧したページや訪問回数などを個人単位で確認できます。一般的なアクセス解析では集計データが中心ですが、List Finderでは顧客情報とWeb行動をひも付けて確認できるため、営業活動に活用しやすい点が特徴です。過去に接点のあった顧客の再訪問なども把握でき、フォローのタイミングを判断する材料になります。
| 名称 | List Finder |
| 料金 | ・フリープラン:初期費用0円、月額0円 ・ライト:初期費用100,000円、月額45,000円 ・スタンダード:初期費用100,000円、月額69,000円 ・プレミアム:初期費用100,000円、月額92,000円 |
| 機能 | ・IPアドレスを利用した訪問企業の解析 ・登録済み見込み顧客の個人別アクセス解析 ・閲覧ページ、滞在時間、流入元、訪問回数の確認 ・企業属性と閲覧行動を組み合わせた絞り込み ・スコアリングと優先リード通知 ・メール配信後のWeb行動分析 ・営業アプローチの進捗・成果管理 ・フォーム作成、セミナー管理 ・PDF資料の閲覧解析 ・Salesforceや外部ツールとのデータ連携 ・生成AIによるメール文章案の作成 |
忍者アクセス解析|訪問者ごとのアクセスログをリアルタイムで確認できる無料ツール

引用:https://www.ninja.co.jp/analyze/
- 無料版でもアクセス数の上限なく、基本的な解析機能を利用できる
- 訪問者ごとの生ログから、流入元やサイト内での動きをリアルタイムに追跡できる
- タグを貼り付けるだけで導入でき、小規模サイトやブログの日常的なアクセス確認に使いやすい
忍者アクセス解析はWebページに専用タグを設置することで、アクセス状況をリアルタイムに確認できる国産のアクセス解析ツールです。無料版でもアクセス数の上限なく全機能を利用でき、取得したログは最大4か月間保存されます。小規模なWebサイトや個人ブログで、費用をかけずに日々のアクセスを確認したい場合に向いています。
特徴としてはサイト全体の集計値だけでなく、訪問者ごとの行動を生ログとして確認できます。アクセスしたページ、流入元、訪問回数、初回・前回の訪問日時、ブラウザ、言語、ホスト情報などを時系列で表示し、特定の訪問者に絞ってサイト内の動きを追跡できます。アクセスが少ないサイトであれば、「どこから訪れ、どのページを閲覧したか」を一件ずつ確認しやすい点が、集計レポートを中心とするツールとの違いです。
ページ別のアクセス数や流入元、リピーター率、検索エンジン、OS・ブラウザなどの閲覧環境も確認できます。タグをHTMLへ貼り付けるだけで導入できるため、高度なイベント設計を行わず、基本的なアクセス状況をすぐに把握したい場合に適しています。
無料版は解析タグを設置したページにバナーと広告が表示されます。有料版は広告を非表示にでき、解析機能は基本的に無料版と共通ですが、有料版には月間30万アクセスの上限が設定されています。ヒートマップやセッション録画、複雑なコンバージョン経路分析を行うツールではないため、ページ内行動や成果まで詳しく分析したい場合は、GoogleアナリティクスやMicrosoft Clarityなどとの併用を検討しましょう。
| 名称 | 忍者アクセス解析 |
| 料金 | ・無料版:0円 ・有料版:年額3,790円(税込) ・初期設定費:1,290円(税込・初回のみ) ・初回支払額:5,080円(税込) |
| 機能 | ・リアルタイムアクセス解析 ・訪問者ごとのアクセスログ確認 ・ページ別アクセス数とサイト内遷移の分析 ・流入元、検索エンジン、訪問回数の確認 ・OS、ブラウザ、言語などの閲覧環境分析 ・最大4か月間のアクセスログ保存 |
Ptengine|ヒートマップ分析からA/Bテストまでノーコードで進められるツール

- コンバージョンしたユーザーと離脱したユーザーのヒートマップを比較し、成果を分けた行動を分析できる
- 分析画面からページ編集やA/Bテストへ進めるため、課題発見から効果検証までを一つのツールで行える
- AIがヒートマップの特徴を言語化し、次に検証すべき改善仮説を見つける作業を補助してくれる
Ptengineはアクセス解析やヒートマップでWebサイトの課題を見つけ、ページ編集やA/Bテストまで同じ環境で進められるサイト改善プラットフォームです。解析タグを一つ設置すれば利用でき、施策ごとに別のツールを導入する負担を抑えられます。
ヒートマップ機能はクリックされた場所、よく読まれた範囲、スクロール到達率を確認できます。複数のヒートマップを横に並べ、デバイス、流入元、新規・再訪、コンバージョンの有無などで比較できる点が特徴です。ページ変更前のデザインも保存されるため、リニューアル前後でユーザー行動がどのように変わったかを検証できます。動的に内容が変わるページやSPAにも対応しています。
一般的なヒートマップツールでは、分析結果を確認した後、CMSや別のA/Bテストツールで改善施策を実装する必要があります。Ptengineはヒートマップ画面からページ編集やA/Bテストへ移動でき、テキストや画像、CTAなどを見たまま編集できます。ページの一部を変更するテストだけでなく、異なるURLを比較するリダイレクトテストや、ポップアップを表示した場合と表示しない場合の比較にも対応しています。
A/Bテストではコンバージョン率だけでなく、テストパターンごとのヒートマップも確認できます。そのため、どちらが優れているかだけでなく、CTAの位置を変えたことでクリックや熟読範囲がどう変化したかまで分析可能です。流入元やユーザー属性別に結果を分けられるため、サイト全体では差が小さくても、特定のユーザー層に有効な訴求を見つけやすいです。
2026年には「スマートヒートマップ」が追加され、AIがヒートマップやページ内容、広告流入、A/Bテスト結果などを横断して分析し、改善すべきユーザー層やページ内の箇所、検証する仮説を文章で提示できるようになりました。つまり、従来のヒートマップで起こりやすかった「色の濃い場所は分かるが、次に何を改善すべきか判断できない」という問題を補いやすくなっています。
また、2026年3月からは、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityなどの生成AIサービスから流入したユーザーを独立したチャネルとして確認できます。AI経由のユーザーだけに絞ってヒートマップを表示したり、A/Bテストを実施したりできるため、自然検索経由の訪問者との行動差やコンバージョンへの貢献を分析できます。
| 名称 | Ptengine(ピーティーエンジン) |
| 料金 | ・無料プランあり ・有料プラン:月額4,980円〜 |
| 機能 | ・アクセス解析、ファネル分析 ・クリック、アテンション、スクロールヒートマップ ・複数ヒートマップの比較 ・ノーコードによるイベント計測 ・ページ編集、A/Bテスト ・ポップアップ、固定バーなどのWeb接客 ・ユーザーセグメント別のパーソナライゼーション ・AIによるヒートマップ分析と改善仮説の提示 ・生成AIサービス経由の流入・行動分析 |
アクセス解析研究所|訪問者ごとの閲覧・クリック履歴を時系列で追える解析ツール

- 訪問者ごとに流入元、閲覧ページ、外部リンクのクリックまで時系列で確認できる
- 相互リンク先からの流入と、自社からの送客を比較してリンクの効果を分析できる
- 無料プランでもサイト上に広告を表示せず、詳細なアクセスログを利用できる
アクセス解析研究所は解析タグをWebサイトに設置し、アクセス数や流入元、訪問者の行動をリアルタイムで確認できる国産ツールです。無料プランでも解析対象のサイト上に広告は表示されません。
ページビューなどの集計値だけでなく、訪問者ごとの行動を時系列のログで確認できることに特徴があります。アクセスしたページや流入元、外部リンクのクリック先、経過時間などを一つのログに並べられます。特定の訪問者には管理用の名前やメモを付け、再訪時の行動を継続して確認することも可能です。
ページ内の外部リンクが誰にクリックされたかを自動で記録できる点も、一般的な無料アクセス解析ツールと異なります。相互リンク先については、流入数と送客数だけでなく、流入後に閲覧されたページ数や滞在時間まで比較できます。提携サイトやランキングサイトからの流入効果を詳しく調べたい場合に役立ちます。
複数の自社ドメインをまたいだ訪問者の動きを追うクロスドメイン解析にも対応しています。また、解析データをCSV形式でGoogleドライブへ保存でき、無料プランでは手動、有料プラン2・3では1時間ごとの自動アーカイブを利用できます。Googleドライブの空き容量が許す限り、管理画面から削除されたログも長期間保管できます。
無料プランは解析結果画面を14日間確認しないとサイト上にロゴが表示され、31日間サインインしないと解析処理が停止します。そのため、定期的に管理画面を確認しないサイトには向きません。また、ヒートマップやセッション録画、広告別のコンバージョン分析を中心としたツールではないため、サイト全体の成果測定にはGoogleアナリティクスなどとの併用が適しています。
| 名称 | アクセス解析研究所 |
| 料金 | ・無料プランあり ・有料プラン1~3あり |
| 機能 | ・リアルタイムアクセス解析 ・訪問者ごとの時系列ログ ・ページ内リンク・外部リンクのクリック解析 ・相互リンクの流入・送客効果分析 ・クロスドメイン解析 ・訪問者への名前・メモの設定 ・端末、ブラウザ、ISP、地域などの環境分析 ・GoogleドライブへのCSVアーカイブ |
SiteLead(サイトリード)|ヒートマップで見つけた離脱箇所にポップアップ施策を実行できる

- ヒートマップで離脱箇所を発見し、ポップアップ施策まで同じツール内で実行できる
- 無料プランは1,000PVまで利用でき、小規模サイトで実際の操作性を確認してから契約できる
- マスタープラン以上では、コンバージョン別の分析とA/Bテストを組み合わせて改善効果を検証できる
SiteLead(サイトリード)はWebページ内のユーザー行動をヒートマップで分析し、離脱防止ポップアップや追尾型オーバーレイによる改善施策まで実行できるWebサイト改善ツールです。機能をヒートマップ分析と離脱対策に絞っているため、多機能なLPOツールよりも低価格で導入しやすく、初めてユーザー行動分析に取り組む企業にも向いています。
ヒートマップ機能ではユーザーがページのどこまで到達したかを示すスクロール、クリックされた位置を示すクリック、よく読まれた範囲を示すアテンションの3種類を利用できます。例えば、CTAより手前で離脱が増えている場合はコンテンツの順序を見直し、クリックされていない画像がボタンと誤認されている場合はデザインを変更するなど、ページ内の具体的な改善箇所を判断できます。
分析後の施策を同じツールで実行できる点も特徴です。ユーザーがページから離れようとした際に表示する離脱防止ポップアップのほか、指定した位置で表示するポップアップや、画面上に固定する追尾型オーバーレイを利用できます。クーポンやキャンペーン、LINEの友だち追加などを訴求し、ページを改修せずに離脱ユーザーへ再度アプローチできます。
マスタープラン以上はポップアップのA/Bテストや表示回数制限、日時指定、カウントタイマー、URLパラメータの引き継ぎにも対応しています。さらに、コンバージョンしたユーザーに絞ったヒートマップ分析や、AIによる離脱予測・表示内容の自動最適化も利用可能です。無料・ベーシックプランは基本的な分析とポップアップ配信、マスター以上は施策の細かな検証や最適化に適しています。
タグの設置やヒートマップの読み方について無料サポートが用意されていますが、セッション録画や高度なアクセス経路分析を中心としたツールではありません。サイト全体の流入数やコンバージョン経路はGoogleアナリティクスで確認し、SiteLeadではランディングページ内の離脱箇所を特定して改善する、といった使い分けが適しています。
| 名称 | SiteLead(サイトリード) |
| 料金 | 無料プラン: 0円/月 ベーシック: 1,980円/月 マスター: 7,480円/月 エンタープライズ: 13,200円/月 |
| 機能 | ・スクロール、クリック、アテンションヒートマップ ・離脱防止・特定位置ポップアップ ・追尾型オーバーレイ ・コンバージョンユーザーのセグメント分析 ・ポップアップのA/Bテスト ・日時指定、カウントタイマー、表示回数制限 ・AIによる離脱予測・自動最適化 |
Clarity|操作につまずいた場面をセッション録画で確認できる無料ツール

引用:https://clarity.microsoft.com
- レイジクリックなどが発生した録画を自動で抽出し、ユーザーが操作につまずいた場面を効率よく探せる
- ファネルの離脱者からセッション録画へ移動し、数値だけでは分からない離脱原因を確認できる
- 無料でヒートマップやセッション録画、Copilotを利用できる
Microsoft ClarityはWebサイト上のクリックやスクロール、ページ遷移などを可視化できる行動分析ツールです。Googleアナリティクスが流入数やコンバージョン率などの数値分析に強いのに対し、Clarityは「ユーザーがページ上でどのように操作し、どこで迷ったのか」をセッション録画やヒートマップで確認する用途に適しています。
セッション録画ではユーザーがサイトへ流入してから離脱するまでのクリックやスクロール、カーソル移動、ページ遷移などを再生できます。閲覧端末や流入元、入口・出口ページなどで録画を絞り込めるため、例えば「スマートフォンから料金ページを閲覧し、問い合わせ前に離脱したユーザー」の操作だけを確認することも可能です。録画データの基本的な保存期間は30日で、お気に入りに登録した録画などは最長9か月保持されます。
Clarityならではの特徴が、ユーザーの操作から不満や迷いが生じている可能性を自動検出する機能です。反応しない場所を押した「デッドクリック」、同じ場所を短時間に繰り返し押した「レイジクリック」、必要以上に上下移動した「過剰スクロール」、移動先からすぐ戻った「クイックバック」などを検出できます。該当するセッションに絞って録画を確認できるため、大量の録画を最初から一件ずつ見るよりも、改善すべき場面を探しやすいです。
ヒートマップ機能はクリックやスクロール、エリア、アテンション、コンバージョンの各形式に対応しています。ページ単位だけでなく複数ページをまとめて集計でき、PC・タブレット・スマートフォン別の比較も可能です。流入元やデバイスなどの条件でヒートマップを絞り込み、該当するセッション録画まで移動できるため、ページ全体の傾向と個別ユーザーの動きを行き来しながら分析できます。
ファネル機能は商品ページの閲覧やカートへの追加、購入完了といった一連の行動を順番に設定し、どの段階で離脱しているかを確認できます。ファネルの離脱者に絞って録画やヒートマップを表示できるため、離脱率だけでなく、入力フォームで迷ったのか、ボタンを見つけられなかったのかといった原因まで調査できます。ファネルはコードを追加せず作成できます。
Googleアナリティクスとの連携にも対応しており、アクセス数やコンバージョンなどの定量データと、Clarityの録画・ヒートマップを組み合わせて分析できます。一方で、Clarity単体では広告効果や売上貢献を詳細に集計する用途には限界があります。Googleアナリティクスで問題のあるページやユーザー群を見つけ、Clarityで実際の操作を確認するといった使い分けをしましょう。
| 名称 | Microsoft Clarity |
| 料金 | 無料 |
| 機能 | ・セッション録画 ・クリック、スクロールなどのヒートマップ ・レイジクリック、デッドクリックなどの自動検出 ・イベント、スマートイベントの計測 ・ノーコードによるファネル分析 ・流入元、デバイス、行動別の絞り込み ・Copilotによる録画・ヒートマップの要約 ・Googleアナリティクスとの連携 |
ミエルカヒートマップ|ページ変更前後の行動を比較して改善効果を検証できる

引用:https://mieru-ca.com/heatmap
- 3種類のヒートマップを同時に確認し、熟読・離脱・クリックの関係から改善箇所を判断できる
- ページ変更前の画面を自動保存し、デザイン変更前後のユーザー行動を比較できる
- コンバージョンしたユーザーと未達成ユーザーを分け、成果につながった閲覧行動を分析できる
ミエルカヒートマップはWebページの熟読箇所や離脱位置、クリック位置を可視化し、コンバージョンを妨げている原因を分析できる国産のヒートマップツールです。無料プランは期限なく利用でき、1URLからヒートマップ分析を始められます。アカウント発行後の10日間は、有料プラン向けのオプション機能も試用可能です。
特徴はアテンション・スクロール・クリックの3種類のヒートマップを同じ画面に並べて確認できることです。よく読まれた場所だけを見るのではなく、その後どこで離脱し、どの要素がクリックされたかを同時に比較できるため、色の濃淡だけで改善を判断する誤りを防ぎやすくなっています。
キャプチャ自動取得機能では、計測ページのデザインを毎日保存します。ページを更新しても変更前の画面とヒートマップが残るため、リニューアルやCTA変更の前後でユーザー行動がどう変わったかを検証できます。過去の画面を手作業で保存していなくても、当時のデザインに対応する解析結果を振り返れる点が特徴です。
ビジネスプラン以上で利用できるイベントセグメントでは、問い合わせページへの遷移などを目標に設定し、達成したユーザーと未達成ユーザーのヒートマップを比較できます。コンバージョンしたユーザーがよく読んだ情報を目立たせたり、未達成ユーザーが離脱した箇所を短縮したりと、成果の有無に基づく改善が可能です。目標リンクを指定するだけで設定でき、過去に取得したデータにも適用できます。
ファーストプラン以上では、テキストや画像をノーコードで変更するA/Bテストにも対応しています。結果はリアルタイムで集計され、成果の高かったパターンをそのまま100%配信することも可能です。専任コンサルタントによるテスト設計支援も用意されているため、分析結果は確認できても検証方法を設計できない企業に適しています。
ポップアップ機能は画面を覆う表示や画面下部に固定する表示などをノーコードで設定できます。ヒートマップで離脱が多い場所を確認した上で、キャンペーンや資料請求を訴求し、クリック率まで同じ管理画面で測定可能です。流入URLに付与されたUTMパラメータ別にヒートマップを絞り込めるため、広告媒体ごとに訪問後の行動が異なるかも分析できます。
| 名称 | ミエルカヒートマップ |
| 料金 | ・無料プラン:0円、期限なし ・有料プラン:要問い合わせ |
| 機能 | ・アテンション、スクロール、クリックヒートマップ ・3種類のヒートマップの同時表示 ・ページキャプチャの自動取得 ・コンバージョン達成・未達成ユーザーの比較 ・期間比較、クリックリンク確認 ・ノーコードA/Bテスト ・ポップアップ配信と効果測定 ・UTMパラメータ別のヒートマップ分析 ・AIによるヒートマップ解析と改善提案 |
LOGLY Audience Analytics|アクセスログから顧客像とコンバージョン見込みを分析できるDMP

- アクセス数だけでなく、訪問者の属性や興味・関心を推定し、サイトに集まる顧客像を可視化できる
- 過去のコンバージョンデータからユーザーや企業の検討段階を推定し、優先して確認すべき見込み顧客を見つけられる
- 基本的なアクセス解析やペルソナ分析、BtoB分析を無料で始め、必要に応じて広告・CRMへのデータ活用を追加できる
LOGLY Audience Analyticsは自社サイトのアクセスログとオーディエンスデータを組み合わせ、訪問者の属性や興味・関心、コンバージョンの見込みを分析できるユーザー分析DMPです。2025年3月に旧名称の「Juicer」からリブランディングされ、ログリーが提供する統合マーケティング基盤「LOGLY Marketing Nexus」の顧客分析・セグメンテーション機能として再編されました。
LOGLY Audience Analyticsはサイト全体やページ・チャネル別のアクセス状況に加え、匿名ユーザーごとの閲覧履歴まで掘り下げられるのが特徴です。社内からのアクセスをIPアドレスで除外できるほか、Googleアナリティクスと連携し、タグを設置する前の過去データを補うこともできます。
ペルソナ分析に優れており、アクセスしたユーザーの年齢や性別、職業、家族構成、興味・関心などを機械学習で推定し、代表的な顧客像を自動生成してくれます。アクセスログとのべ500万人分のモニターデータを用いて、サイトに訪れているユーザーの傾向を可視化できます。担当者の想像だけでペルソナを作るのではなく、実際の訪問データを起点にコンテンツや訴求方法を検討できます。
BtoB分析ではアクセス元のIPアドレスを企業データベースと照合し、どの企業・官公庁・学校・病院などから訪問があったかを確認できます。企業ごとの訪問回数や最終訪問日も把握できるため、問い合わせに至っていない企業の関心度を調べたり、以前は頻繁に訪問していたものの最近は閲覧がない企業を見つけたりできます。すべてのアクセス元企業を判定できるわけではなく、担当者個人を特定する機能ではない点には注意しましょう。
リードスコアリング機能は過去にコンバージョンしたユーザーの属性や行動をもとに予測モデルを構築し、訪問者を「認知」「興味・関心」「検討中」「ホットリード」「コンバージョン」の5段階に分類します。スコアが上がったユーザーや企業を確認できるため、アクセス数の多さだけでなく、成果へ近づいている可能性のある訪問者を優先して分析できます。予測結果は購買や問い合わせを保証するものではなく、営業・マーケティング施策の優先順位を決める参考情報として使います。
分析したユーザー層は、A/Bテストやポップアップの配信条件にも利用できます。例えば、初回訪問者にはサービスの概要を案内し、コンバージョンに近いと判定されたユーザーにはクーポンや資料請求を表示するなど、行動段階に応じたWeb接客が可能です。基本的な分析だけで終わらず、顧客セグメントをサイト改善や広告配信へ活用できることが、LOGLY Audience Analyticsの強みです。
| 名称 | LOGLY Audience Analytics |
| 料金 | ・基本プラン:0円 ・DMP分析レポート:月額50,000円〜 ・データ活用:月額200,000円〜 ・広告配信連携、セグメントデータ提供:要問い合わせ |
| 機能 | ・サイト、ページ、チャネル別のアクセスログ分析 ・匿名ユーザー単位の閲覧行動分析 ・訪問者属性を推定したペルソナの自動生成 ・IPアドレスに基づく訪問企業の分析 ・コンバージョン見込みに基づくリードスコアリング ・A/Bテスト、ポップアップ配信 ・NPSアンケート ・Googleアナリティクスとのデータ連携 ・顧客セグメントの作成と広告・CRM連携 |
MEGLASS finder|GA4のデータを見やすいレポートに変換できるアクセス分析ツール

引用:https://www.meglassfinder.jp
- GA4の主要データをあらかじめ整理された画面で確認でき、定例分析に必要な操作を減らせる
- 問い合わせフォームや製品ページを登録し、重要ページへの流入や閲覧状況を継続的に追える
- 有料プランではレポートをワンクリックで出力し、毎月の集計・報告資料作成を効率化できる
MEGLASS finderはGoogle Analyticsと連携し、Webサイトのアクセス状況を分かりやすいレポートで確認できるアクセス分析ツールです。独自のタグでアクセスを計測するのではなく、利用者のGA4アカウントからデータを取得する仕組みであり、GA4の専門用語や画面操作に不慣れな担当者でも、主要指標を確認しやすいよう設計されています。
MEGLASS finderは総訪問数やユーザー数、平均滞在時間、ページ別閲覧順位、流入元など、定例分析で使いやすい情報をグラフ付きでまとめて表示します。有料プランでは月次レポートをPDF・Excel・CSV形式で出力できるため、数値の転記やグラフ作成にかかる作業を減らせます。
問い合わせフォームや製品ページなど、成果に関わるページを登録して定点観測できる「設定ページ分析」も特徴です。対象ページの閲覧数や流入経路を個別に確認できるため、サイト全体のアクセス増減だけでなく、重要ページへユーザーを誘導できているかを継続的に追えます。Google Search Consoleと連携すれば、検索クエリごとのクリック数、表示回数、掲載順位もMEGLASS finder上で確認可能です。
エントリープラン以上では、指定ページを対象としたAI SEO分析を利用できます。ページのコンテンツSEOとテクニカルSEOを分析し、改善候補を提示する機能であり、旧文にある「ChatGPTによるアクセスデータ分析」とは位置付けが異なります。エントリープランは月5回、ビジネスプランは月10回まで利用できます。
2026年3月のアップデートでは、レポート画面に訪問者の年齢層・性別データが追加されたほか、画面デザインも刷新されました。サイドメニューやデータの閲覧性が改善され、必要な分析メニューへ移動しやすくなっています。属性データを表示するには、GA4側で事前にデータ取得を設定する必要があります。
| 名称 | MEGLASS finder |
| 料金 | ・無料プラン:月額0円 ・エントリープラン:月額8,000円(税別) ・ビジネスプラン:月額25,000円(税別) |
| 機能 | ・GA4データを利用したアクセスレポート ・前月・前年との比較分析 ・ページ、流入元、OS・デバイス別の分析 ・重要ページの定点観測 ・外部リンクやファイルのクリック数確認 ・Search Consoleと連携した検索クエリ分析 ・PDF、Excel、CSVによるレポート出力 ・AI SEO分析 ・簡易アクセシビリティ分析 ・最新のWeb技術情報の配信 |
目的別に見るおすすめのアクセス解析ツール
アクセス解析ツールは、製品によって取得できるデータや得意な分析が異なります。自社サイトのアクセス数を測りたいのか、ページ内の離脱原因を調べたいのか、競合サイトを分析したいのかを整理した上で選びましょう。
まずは無料で基本的なアクセス状況を把握したい場合
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- 忍者アクセス解析
Webサイトのアクセス状況を広く把握するなら、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの併用が基本です。
Googleアナリティクスでは、流入元や閲覧ページ、ユーザー行動、問い合わせ・購入などのキーイベントを分析できます。一方、Googleサーチコンソールでは、Google検索での表示回数、クリック数、検索クエリに加え、ページのインデックス登録状況も確認可能です。サイト訪問後の行動はGoogleアナリティクス、検索結果から流入するまでの状況はGoogleサーチコンソールと使い分けます。
忍者アクセス解析は、設置直後からリアルタイムでデータを確認でき、ログを最大4か月保存できます。高度なイベント設計よりも、訪問者ごとのアクセスログを手軽に確認したい小規模サイトやブログに向いています。
ページ内の改善点を見つけて施策まで実行したい場合
- Ptengine
- ミエルカヒートマップ
- SiteLead(サイトリード)
ランディングページやサービスページの離脱原因を調べたい場合は、ヒートマップを備えたツールが適しています。
Ptengineは、クリックやスクロールの分析画面から、ページ編集やA/Bテスト、ポップアップ配信へ進める点が特徴です。問題を見つけるだけでなく、そのまま改善施策を実行して効果を検証したい企業に向いています。
ミエルカヒートマップは、アテンション・スクロール・クリックの3種類を並べて確認でき、ページ変更前後のデザインとヒートマップも保存できます。リニューアルやCTA変更によってユーザー行動がどう変化したかを比較したい場合に有効です。
SiteLeadは、ヒートマップと離脱防止ポップアップを低価格で利用したい場合に適しています。上位プランでは、コンバージョンユーザーのセグメント分析やポップアップのA/Bテストにも対応しています。
ユーザーがどこで迷ったかを細かく分析したい場合
- User Insight
- Microsoft Clarity
- アクセス解析研究所
ユーザーがページ内でどのように動き、どの操作で迷ったかまで分析したい場合は、集計値だけでなく個別の行動を確認できるツールが向いています。
Microsoft Clarityは、セッション録画によって実際の操作を再生できるほか、ヒートマップやファネル分析にも対応しています。大量の録画から、ユーザーがつまずいた可能性のある場面を見つけたい場合に適しています。
User Insightはセッション録画ではなく、コンバージョンの有無や流入元などでヒートマップを分けて比較できる点が特徴です。成果につながったユーザーと離脱したユーザーの閲覧範囲やクリック位置を比較し、行動差から改善案を考えられます。
アクセス解析研究所は、訪問者ごとに閲覧ページや外部リンクのクリックを時系列で確認できます。アクセス数が比較的少ないサイトで、一人ひとりの流入後の動きを詳しく追いたい場合に向いています。
訪問者の属性や見込み度をマーケティング・営業に活かしたい場合
- LOGLY Audience Analytics(旧Juicer)
- List Finder
アクセスデータをサイト改善だけでなく、顧客理解や営業対象の選定に利用したい場合は、DMPやMA機能を備えたツールが適しています。
LOGLY Audience Analyticsは、アクセスログなどをもとにサイト訪問者の属性や興味・関心を推定し、代表的なペルソナを自動生成できます。さらに、訪問者をコンバージョンの見込み度に応じて分類できるため、サイトに集まっている顧客像や優先して施策を行うユーザー層を把握したい場合に向いています。
List FinderはBtoB企業向けで、アクセス元の企業や、登録済みの見込み顧客が閲覧したページを確認できます。「どの企業が料金ページを見ているか」「過去の商談相手が再訪しているか」などを把握し、営業アプローチのタイミングを判断したい場合に適しています。
競合サイトや市場の動向を分析したい場合
- Similarweb
競合サイトのアクセス規模や集客チャネルを調べたい場合は、Similarwebが候補になります。
Similarwebは、自社サイトに計測タグを設置して実測値を集計するツールではなく、複数のデータソースと推定モデルから第三者サイトのトラフィックを分析するサービスです。競合サイトの推定訪問数、自然検索・広告・SNSなどの流入構成、検索キーワードを比較し、自社との集客戦略の違いを調べられます。
表示される数値は競合サイトの実測値ではないため、細かな数値の正確性を判断するよりも、サイト間の規模、成長率、流入チャネルの違いを相対的に比較する用途に向いています。
GA4の分析やレポート作成を簡単にしたい場合
- MEGLASS finder
GA4を導入しているものの、画面操作や毎月のレポート作成に負担を感じている場合は、MEGLASS finderが適しています。
GA4やGoogleサーチコンソールと連携し、訪問数や流入元、閲覧ページ、検索クエリなどを整理された画面で確認できます。問い合わせフォームや製品ページなど、重要なページを登録して定点観測できるほか、有料プランでは分析レポートの出力にも対応しています。
MEGLASS finder自体がGA4の代わりにアクセスを計測するわけではありません。GA4に蓄積されたデータを日常的に確認しやすくし、社内報告や定例分析を効率化したい企業に向いています。
アクセス解析ツールを効果的に使うコツ
目標設定は明確に行う
アクセス解析ツールを導入する際、まず明確な目標設定が重要です。漠然と使い始めても、得られるデータを活用しきれません。
例えば、「コンバージョン率を3%向上させる」「直帰率を5%減らす」など、具体的な数値目標を設定しましょう。目標達成に必要な指標を絞り込むことで、分析の方向性が定まります。
また、目標は現実的かつ達成可能なものにすることが大切です。過去のデータを参考に、無理のない目標を立てましょう。
目標達成までの期限を設定することで、進捗管理がしやすくなります。定期的に目標の達成度を確認し、施策の効果を検証することが、アクセス解析を有効活用するコツと言えるでしょう。
継続的にモニタリングする
アクセス解析ツールを導入したら、継続的にデータをモニタリングすることが重要です。一度見ただけでは、サイトの状況を十分に把握できません。
日々のアクセス数の変化や、ユーザーの行動パターンの推移を観察しましょう。特に、平均滞在時間や直帰率、コンバージョン率などの重要指標は、定期的にチェックすべきです。
また、モニタリングの頻度は、サイトの規模や更新頻度に応じて調整が必要です。大規模サイトや頻繁に更新するサイトであれば、毎日チェックすることをおすすめします。
長期的な傾向を把握するために、週次や月次のレポートを作成するのも効果的です。継続的なモニタリングにより、サイトの問題点や改善の機会を見逃さず、適切なタイミングで施策を打つことができるでしょう。
仮説と検証を繰り返す
アクセス解析ツールを使いこなすには、仮説と検証のサイクルを回すことが重要です。データを見るだけでなく、そこから仮説を立て、施策を打ち、その効果を検証する必要があります。
例えば、「特定のページの滞在時間が短いのは、コンテンツが魅力的でないからではないか」という仮説を立てたとします。この仮説に基づき、コンテンツを改善する施策を実行し、その前後でデータを比較します。
仮説が正しければ、滞在時間の増加が見られるはずです。逆に、効果が見られない場合は、仮説を修正し、別の施策を試す必要があります。
このように、仮説と検証のサイクルを繰り返すことで、データに基づいた効果的な改善が可能になります。アクセス解析は、単なるデータの観察ではなく、仮説と検証のプロセスであることを意識しましょう。
複数の視点で分析する
アクセス解析を効果的に行うには、データを複数の視点から分析することが重要です。単一の指標だけでなく、関連する複数の指標を組み合わせて総合的に判断しましょう。
例えば、ページビュー数が増加しているからといって、必ずしもサイトのパフォーマンスが向上しているとは限りません。同時に滞在時間やコンバージョン率も確認する必要があります。
また、デバイス別、地域別、流入元別など、様々な切り口でデータをセグメント化して分析することで、より詳細な洞察が得られます。時系列での比較や、競合サイトとのベンチマーキングも有効です。
さらに、定量的なデータだけでなく、ユーザーの声や行動観察など定性的な情報も組み合わせることで、より深い理解につながります。多角的な視点でデータを解釈することで、サイト改善の糸口を見つけやすくなるでしょう。













