Webサイトを運営する上で、アクセス解析は欠かせません。広告の中心がオフラインからオンラインへ移行している今、広告効果の検証・最適化のためにはアクセス解析が必須のインフラといえます。
広告の主流は、４媒体広告からインターネット広告へシフト
ネット広告は、2023年４５.６％を占めていますので、2005年の４媒体計の構成に匹敵します。完全に広告媒体の主流はネット広告にシフトし、テレビ広告以外の４媒体広告は、その媒体の長期低落とともに衰退する一方です。
出典：経済産業省「広告の主流はネット広告に｜その他の研究・分析レポート」
サイトにどれくらいの人が訪れているのか、どのページが人気なのか、ユーザーはどのような導線で回遊しているのか。そうしたデータを把握することで、サイトの改善点が見えてきます。
しかし、アクセス解析を始めようと思っても、たくさんのツールがあって選び方がわからない、どう活用すればいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、数あるアクセス解析ツールの中から、SEO対策に役立つおすすめのツールを13個厳選してご紹介します。
目次
アクセス解析ツールとは
アクセス解析ツールは、Webサイトのパフォーマンスを測定し、改善するための重要な道具です。
ユーザーの行動や特性、流入経路などのデータを収集・分析することで、サイトの問題点や改善の機会を特定できます。効果的なマーケティング戦略の立案や、ユーザー体験の向上に不可欠なツールと言えるでしょう。
アクセス解析ツールを導入する目的
アクセス解析ツールを導入する主な目的は、Webサイトの現状を把握し、改善につなげることです。具体的には、サイトへの流入数や流入元、ユーザーの属性や行動を分析することで、サイトの課題や改善点を明らかにできます。
また、アクセス解析によって得られたデータは、マーケティング施策の効果検証にも役立ちます。例えば、広告やSNSからの流入数の変化を確認することで、施策の有効性を判断できるでしょう。
さらに、アクセス解析は健康診断のようなものとも言えます。定期的にデータをチェックすることで、サイトの状態を常に把握でき、問題があれば早期に対処することが可能です。
このように、アクセス解析ツールを活用することで、Webサイトの運営における意思決定の質を高め、PDCAサイクルを回していくことができるのです。
アクセス解析ツールで分析できる項目
アクセス解析ツールを使うことで、Webサイトのアクセス数やページビュー数、ユーザーの属性や行動など、様々なデータを収集・分析することができます。
具体的には、サイト全体や個別ページで以下のような情報を把握できます。
- 訪問者数
- ユーザーの滞在時間
- 離脱率
- 流入元（検索エンジン、他サイトからのリンク、ダイレクトアクセスなど）
- 検索キーワード
- ユーザーの属性（デバイス、地域、言語など）
- ページ内での動き（クリック、スクロール）
- コンバージョン数など
これらのデータを分析することで、サイトの現状や課題が明らかになり、ユーザビリティの向上やマーケティング施策の改善に役立てることができるのです。
アクセス解析は、サイトの成果を最大化するために欠かせないプロセスと言えるでしょう。
アクセス解析ツールは主に3種類ある
- Webビーコン型
- サーバーログ型
- パケットキャプチャリング型
Webビーコン型
Webビーコン型は、現在最も一般的に使用されているアクセス解析ツールの方式です。この方式では、解析対象のWebページにJavaScriptタグを埋め込み、ユーザーがページにアクセスした際にそのタグが実行されます。タグが実行されると、ユーザーの行動データが解析サーバーに送信され、リアルタイムで分析が行われます。
Webビーコン型の大きな利点は、導入が比較的簡単で、詳細なユーザー行動の把握が可能な点です。また、ほぼリアルタイムでデータを取得できるため、即時的な分析が可能です。一方で、JavaScriptが無効化されている環境ではデータ収集ができないというデメリットもあります。
代表的なWebビーコン型ツールとしては、Google Analyticsが挙げられます。多くの企業や個人サイトで利用されており、無料で高機能な分析が可能なため、初めてアクセス解析を行う方にもおすすめです。
サーバーログ型
サーバーログ型は、Webサーバーに記録されたアクセスログファイルを基にデータを取得・解析する方式です。この方式では、ユーザーがサイトにアクセスするたびに、サーバーがIPアドレスやリクエストURL、ユーザーエージェントなどの情報をログとして記録します。
サーバーログ型の大きな利点は、サーバーに対して行われた全てのリクエストを記録するため、データの欠落が少ない点です。また、JavaScriptが無効化されている環境でもデータ収集が可能で、プライバシーの観点からもトラブルが少ないというメリットがあります。
一方で、設定や解析が他のツールに比べて複雑であり、リアルタイムでのデータ取得が難しいというデメリットもあります。代表的なサーバーログ型ツールとしては、AWStatsなどが挙げられます。
パケットキャプチャリング型
パケットキャプチャリング型のアクセス解析ツールは、ネットワーク上を流れるデータパケットを監視・収集し、解析する方式です。
Webサーバーとクライアント間の通信を直接キャプチャするため、非常に詳細で網羅的なデータを取得できます。リアルタイム解析も可能で、Webページの表示速度やトラフィックの流れなど、他の方式では収集しづらい情報も把握できるのが強みです。
ただし、専用の解析サーバーを設置する必要があるため、初期コストが高くなる傾向にあります。また、膨大なデータを扱うため、ストレージや処理能力も求められます。加えて、導入や運用には専門的な知識が必要で、プライバシーやセキュリティの観点から利用が制限される場合もあるでしょう。
アクセス解析ツールの選び方・比較ポイント
- Webサイトで実現したい目的に合った機能を使えるか
- 費用対効果に期待できるか
- ダッシュボードやレポート画面は直感的に操作できるか
- 自社サイトとの親和性は高いか
Webサイトで実現したい目的に合った機能を使えるか
アクセス解析ツールを選ぶ際、最も重要なのは自社の利用目的に合った機能を備えているかどうかです。例えば、ECサイトを運営しているなら、コンバージョン率や顧客の購買行動を詳細に分析できる機能が必要でしょう。
一方、ブログやメディアサイトであれば、ページビュー数や滞在時間、リピート率などを重視するかもしれません。また、A/Bテストやヒートマップ分析、リアルタイムデータ表示など、特定の目的に特化した機能が必要な場合もあります。データのエクスポート機能や他のマーケティングツールとの連携も考慮すべきポイントです。
自社のWebサイトの目的や課題を明確にし、それらを解決するために必要な機能を洗い出してから、ツールを比較検討することをおすすめします。機能が多ければ良いというわけではなく、本当に必要な機能を備えたツールを選ぶことが、効果的なアクセス解析の第一歩となります。
費用対効果に期待できるか
アクセス解析ツールを選ぶ際、費用対効果は重要な判断材料の一つです。高機能で高価なツールを導入しても、自社のニーズに合わなければ無駄になってしまいます。
まずは無料ツールを活用し、どのような機能が必要かを見極めましょう。ある程度把握できたら、予算と照らし合わせて有料ツールを検討するのがおすすめです。その際、ツールの価格だけでなく、導入にかかる工数やランニングコストも考慮に入れましょう。
また、ツールを使いこなせる人材が社内にいるかどうかも確認が必要です。費用をかけた分、どれだけ効果が見込めるのか。アクセス解析の目的を明確にし、費用対効果を冷静に判断することがポイントです。
ダッシュボードやレポート画面は直感的に操作できるか
アクセス解析ツールは、膨大なデータを扱うため、直感的な操作性が必要です。また、ダッシュボードやレポートの見やすさも重要なポイントです。
ツールによっては、専門的な知識がないと使いこなせないものもあるため、事前にデモ画面などで操作性を確認しておくことをおすすめします。
特に、複数の担当者でツールを使用する場合は、誰もが使いやすいインターフェースであることが求められます。
また、データの可視化方法や、カスタマイズ性の高さなども、ツール選びの際にチェックしたい点です。使い勝手の良いツールを選ぶことで、アクセス解析を効率的に進められます。
自社サイトとの親和性は高いか
アクセス解析ツールを選ぶ際、自社サイトとの親和性は非常に重要なポイントです。サイトの規模、業種、目的に合ったツールを選ぶことで、より効果的な分析が可能になります。
例えば、ECサイトであれば、コンバージョン率や顧客の購買行動を詳細に分析できる機能が必要です。一方、情報サイトであれば、ページビュー数や滞在時間、ユーザーの回遊経路などを重視するでしょう。
また、サイトの技術的な構成とツールの相性も考慮すべきです。JavaScriptを使用していないサイトの場合、サーバーログ型のツールが適しているかもしれません。
さらに、多言語対応や地域別分析が必要な国際的なサイトであれば、それらの機能を備えたツールを選ぶべきでしょう。自社サイトの特性を十分に理解し、それに最適なツールを選択することが、効果的なアクセス解析の第一歩となります。
アクセス解析ツールおすすめ13選｜無料でも使える定番ソフトはこれ
| 名称 | Google アナリティクス | Google サーチコンソール | Similarweb | User Insight | List Finder | 忍者アクセス解析 | Ptengine | アクセス解析研究所 | SiteLead | Microsoft Clarity | ミエルカヒートマップ | Juicer | MEGLASS finder |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料版: 無料 有料版(Google Analytics 360): $150,000/年 または $12,500/月 | 無料 | 無料トライアル期間あり 無料版と有料版あり | 要問い合わせ | 無料プランあり 有料プラン：45,000円/月～ | 無料 | 要問い合わせ | 無料プランあり （有料プランの詳細は不明） | 無料プラン: 0円/月 ベーシック: 1,188円/月（年払い） マスター: 3,588円/月（年払い） エンタープライズ: 5,880円/月（年払い） | 無料 | 無料プランあり 有料プラン：ファーストプラン（9,800円/月）〜 スーパーヒートマップ（149,800円/月） | 基本機能は無料 有料オプションあり | エントリープラン: 0円/月 ビジネスプラン: 8,000円/月（税別） 伴走プラン: 25,000円/月（税別） |
| 機能 | ウェブサイトやアプリのトラフィック分析 ユーザー行動の追跡 コンバージョン測定- リアルタイムレポート カスタムレポート作成 セグメント分析 他のGoogleサービスとの連携 | 検索アナリティクス インデックスカバレッジ 問題の検出と修正 URL検査ツール サイトマップや個別URLの送信 AMPページの管理、テスト、トラッキング Core Web Vitalsのモニタリング リッチリザルトの管理、改善 | ウェブサイトやアプリのトラフィック分析 競合サイトのベンチマーク 検索キーワード分析 オーディエンス分析 マーケティングチャネル分析 カテゴリー別・国別のランキング分析 | ヒートマップ解析 SEO分析- AIを活用した記事自動作成 サイトレポート自動作成 サイト改善点のレコメンド | 見込み客を発見 優先リード通知 一斉メール送信機能 企業解析、個人解析 メール配信 アプローチ管理 AIサポート | リアルタイムアクセス解析 携帯からのアクセス解析 最大4ヵ月のアクセスログ保存 2つのタイプから選択可能 不正アクセスの監視 相互リンクの効果測定 | ヒートマップ サイト解析 ページ編集 A/Bテスト WEB接客 パーソナライゼーション | リアルタイムアクセス解析 詳細なビジター情報の収集 クロスドメイン解析- クロスサイト追跡 GPS座標解析 CSVファイルのGoogleドライブ保存 スマホ対応の解析結果表示 特定ビジターの追跡管理 迷惑ユーザーのアクセス制限 | ヒートマップ分析 ポップアップ/オーバーレイ データ保存期間（30日〜400日） Webサイトデザイン保存 ヒートマップ外部共有 パラメータ引継ぎ カウントタイマー 日時予約・指定 | セッション録画- ヒートマップ イベントとファネルトラッキング Copilotを使用したチャットと要約 ユーザー行動分析 フラストレーション指標 | ヒートマップ分析 ABテスト ポップアップ機能 自動キャプチャ機能 広告調査 データ保管（最大365日） | 自動ペルソナ生成 ユーザー心理分析- A/Bテスト Web接客（ポップアップ等） リード管理・スコアリング 広告連携 CRM/DMP連携 クロスデバイス分析 BtoB分析 | 基本的なアクセス分析レポート AI分析による改善点把握 レポート出力（Excel、CSV） 特定ページの定点観測 ChatGPTを利用したAI分析 アクセシビリティチェック 最新Web情報の定期配信 |
Googleアナリティクス
引用：https://developers.google.com/analytics?hl=ja
Googleアナリティクスは、世界中で最も広く利用されている無料のアクセス解析ツールです。ウェブサイトやアプリのパフォーマンスを詳細に分析し、ユーザーの行動やトラフィックの流れを把握することができます。
主な特徴として、リアルタイムレポート、ユーザーセグメント分析、コンバージョン追跡などの高度な機能を備えています。また、他のGoogleサービス（Google広告、Search Consoleなど）との連携も容易で、総合的なデジタルマーケティング戦略の立案・実行に役立ちます。
初心者にも使いやすい直感的なインターフェースを持ちながら、プロフェッショナルにも対応する高度な分析機能を提供しています。さらに、豊富な学習リソースが用意されているため、段階的にスキルアップすることができます。
Webサイト運営者にとって、まず最初に導入を検討すべき必須ツールと言えるでしょう。
| 名称 | Google アナリティクス |
| 料金 | 無料版: 無料有料版(Google Analytics 360): $150,000/年 または $12,500/月 |
| 機能 | ・ウェブサイトやアプリのトラフィック分析 ・ユーザー行動の追跡 ・コンバージョン測定 ・リアルタイムレポート ・カスタムレポート作成 ・セグメント分析 ・他のGoogleサービスとの連携 |
- 無料版でも豊富な機能が利用可能で、中小企業のニーズに十分対応
- 直感的なインターフェースで初心者でも使いやすく、学習リソースも充実
- Google広告などの他のGoogleサービスとシームレスに連携可能
Googleサーチコンソール
引用：https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Google サーチコンソールは、ウェブサイトの所有者やSEO担当者にとって不可欠な無料ツールです。このツールを使用することで、Google検索におけるサイトのパフォーマンスを詳細に分析し、改善することができます。
主な機能として、検索アナリティクス（クエリ、クリック数、インプレッション数、順位の確認）、インデックスカバレッジ（Googleのインデックス状況の確認）、モバイルユーザビリティ（モバイル対応の問題点の特定）などがあります。また、サイトマップの送信やクロールエラーの確認、構造化データの検証なども可能です。
さらに、Core Web Vitalsなどの重要な指標も確認でき、サイトの技術的な問題を早期に発見し修正することができます1。Google検索でのサイトの可視性を向上させたい方にとって、非常に有用なツールと言えるでしょう。
| 名称 | Google サーチコンソール |
| 料金 | 無料 |
| 機能 | ・検索アナリティクス（検索トラフィック、掲載順位の測定） ・インデックスカバレッジ（Googleのインデックス状況確認） ・問題の検出と修正- URL検査ツール（各ページの詳細情報確認） ・サイトマップや個別URLの送信 ・AMPページの管理、テスト、トラッキング ・Core Web Vitalsのモニタリング ・リッチリザルトの管理、改善 |
- 無料で利用でき、Googleでのサイト掲載順位改善に役立つ
- サイトの問題を検出し通知してくれるので、早期の修正が可能
- AMPやリッチリザルトなど、最新の検索機能にも対応している
Similar Web
引用：https://www.similarweb.com/ja/
Similar Webは、ウェブサイトやアプリのパフォーマンスを公平かつ客観的に分析できる強力なツールです。1億以上のウェブサイト、190カ国、210カテゴリーにわたる膨大なデータを活用し、競合分析や市場調査に役立つ深い洞察を提供します。
主な機能には、トラフィック分析、キーワード分析、オーディエンス分析などがあり、これらのデータを基に戦略的な意思決定を行うことができます。無料トライアル期間があり、その後も無料版を継続して利用可能です。
特筆すべきは、Google、Amazon、Microsoftなどの大手企業からも信頼を得ている点です。また、ブラウザ拡張機能を使用すれば、閲覧中のサイトの詳細データにワンクリックでアクセスできる便利さも魅力です。デジタルマーケティングの戦略立案や競合分析に不可欠なツールと言えるでしょう。
| 名称 | Similarweb |
| 料金 | 無料トライアル期間あり 無料版と有料版あり |
| 機能 | ・ウェブサイトやアプリのトラフィック分析 ・競合サイトのベンチマーク ・検索キーワード分析 ・オーディエンス分析 ・マーケティングチャネル分析 ・カテゴリー別・国別のランキング分析 |
- 無料トライアルで機能を十分試せる。無料版でも一定の分析が可能
- 競合サイトとの比較に役立ち、自社サイトの強み・弱みが明確になる
- 190ヵ国・210カテゴリーの広範なデータを分析でき、市場調査に最適
User Heat
User Insightは、チームでWebサイトの成果を上げるための多機能な解析ツールです。ヒートマップ解析により、ユーザーの行動を視覚的に把握し、コンバージョンレート（CVR）改善のヒントを得ることができます。
また、SEO分析機能では、上位サイトの傾向を分析し、必要なキーワードを可視化。AIを活用した記事自動作成機能やサイトレポート自動作成、サイト改善点のレコメンド機能など、Web担当者の業務効率化にも役立ちます。
日本の有名企業から中小企業まで、1,000社以上に導入されており、CVR向上や売上アップなどの成果を実現しています。ご導入後は手厚いサポート体制で、データ活用方法や改善策についてアドバイスを提供。Webサイトの成果向上とチームの業務効率化を実現する、おすすめのアクセス解析ツールです。
| 名称 | User Insight（ユーザーインサイト） |
| 料金 | 要問い合わせ |
| 機能 | ・ヒートマップ解析 ・SEO分析 ・AIを活用した記事自動作成 ・サイトレポート自動作成 ・サイト改善点のレコメンド |
- ヒートマップ解析で訪問者の行動を視覚的に把握し、CVR改善に役立てられる
- SEO分析で上位サイトの傾向を分析し、必要なキーワードを可視化できる
- AIを活用した記事自動作成機能で、ライターの工数・時間を大幅に削減可能
List Finder
引用：https://promote.list-finder.jp/
List Finderは、BtoB企業のマーケティングオートメーション（MA）に特化したアクセス解析ツールです。自社サイトを訪れた見込み客を特定し、効率的に商談につなげることができます。
アクセス解析機能で購入検討中の見込み客を発見し、優先リード通知機能で営業担当者に最適なアプローチタイミングを自動で知らせます。また、一斉メール送信機能で休眠顧客を効果的に掘り起こすことも可能です。
シンプルな画面設計で誰でも使いやすく、導入時の無料コンサルや運用代行サービスなど、手厚いサポート体制も魅力です。無料プランから利用でき、有料プランも月額45,000円から提供されているため、スモールスタートに最適なツールと言えるでしょう。BtoB企業のマーケティング効率化とセールス強化に役立つ、おすすめのアクセス解析ツールです。
| 名称 | List Finder |
| 料金 | 無料プランあり 有料プランは45,000円/月から |
| 機能 | ・アクセス解析で購入検討中の見込み客を発見 ・優先リード通知で営業担当者にアプローチタイミングを自動通知 ・一斉メール送信機能で休眠顧客を効率的に掘り起こし ・企業解析、個人解析、メール配信、アプローチ管理、AIサポート |
- BtoB企業に必要な機能に絞り、シンプルな画面設計で誰でも使いやすい
- 無料トライアルあり。有料プランも4万円台からで、スモールスタートに最適
- 導入時の無料コンサルや運用代行サービスで、ノウハウがなくても安心
忍者アクセス解析
引用：https://www.ninja.co.jp/analyze/
忍者アクセス解析は、無料で利用できるシンプルで使いやすいアクセス解析ツールです。設置した瞬間からリアルタイムにアクセス解析が可能で、携帯からのアクセスも解析できます。
最大4ヵ月分のアクセスログが保存され、不正アクセスの監視や相互リンクの効果測定など、多彩な機能を備えています1。2つのタイプから選択でき、初心者でも直感的に操作できるシンプルなインターフェースが特徴です。
無料で利用できるため、小規模サイトやブログの運営者におすすめのツールです。忍者ツールズに無料登録するだけですぐに使い始められるので、手軽にアクセス解析を始めたい方に最適です。
リアルタイムのアクセス解析と豊富な機能を無料で利用できる、コストパフォーマンスに優れたアクセス解析ツールと言えるでしょう。
| 名称 | 忍者アクセス解析 |
| 料金 | 無料 |
| 機能 | ・リアルタイムアクセス解析 ・携帯からのアクセス解析 ・最大4ヵ月のアクセスログ保存 ・2つのタイプから選択可能 ・不正アクセスの監視 ・相互リンクの効果測定 |
- 無料で利用でき、設置した瞬間からリアルタイムにアクセス解析が可能
- 携帯からのアクセスも解析でき、最大4ヵ月分のログが保存される
- 不正アクセスの監視や相互リンクの効果測定など、多彩な機能を備える
Ptengine
Ptengineは、ヒートマップ、サイト解析、ページ編集、A/Bテスト、WEB接客、パーソナライゼーションなど、Webサイト改善に必要な機能が一通り揃った多機能なアクセス解析ツールです。
最大の特徴は、タグ一つで全ての機能が使え、ノーコードで簡単に導入・運用できる点です。直感的な操作性と100以上のテンプレートやアイデア集により、経験の浅いチームでも素早く施策を開始し、最速の改善サイクルを実現できます。
また、専任のサポートチームによる手厚いサポートも魅力の一つ。導入時のサポートはもちろん、活用方法のアドバイスや施策立案のサポートなど、ユーザーの成果創出に全面的にコミットしてくれます。Webサイトの課題発見から改善施策の実行まで、一気通貫で行えるオールインワンのアクセス解析ツールがPtengineです。
| 名称 | Ptengine（ピーティーエンジン） |
| 料金 | 要問い合わせ |
| 機能 | ・ヒートマップ ・サイト解析 ・ページ編集 ・A/Bテスト ・WEB接客 ・パーソナライゼーション |
- タグ一つで全ての機能が使え、ノーコードで簡単に導入・運用できる
- サイト改善に必要な機能が一通り揃っており、一つのツールで完結できる
- 100以上のテンプレートやアイデア集で、経験の浅いチームでも成果が出しやすい
アクセス解析研究所
アクセス解析研究所は、業界最高水準の詳細なアクセス解析を無料で提供するツールです。サイトに広告やロゴを一切表示せず、ひっそりと解析を行えるのが特徴です。
個々のビジターの行動を秒単位で追跡し、クリックしたリンクや訪問ページ、滞在時間などを詳細に分析。相互リンクの効果測定や、GPS座標によるビジターの位置情報の把握も可能です。
解析結果はリアルタイムに更新され、パソコンだけでなくスマホからも確認できます。CSVファイルでのデータ保存にも対応。クロスドメイン解析やクロスサイト追跡など高度な機能も備えており、無料とは思えない充実した内容となっています。Webサイトの詳細な分析とユーザー行動の把握に役立つ、おすすめのアクセス解析ツールです。
| 名称 | アクセス解析研究所 |
| 料金 | 無料プランあり（有料プランの詳細は不明） |
| 機能 | ・リアルタイムアクセス解析 ・詳細なビジター情報の収集 ・クロスドメイン解析 ・クロスサイト追跡- GPS座標解析 ・CSVファイルのGoogleドライブ保存 ・スマホ対応の解析結果表示 ・特定ビジターの追跡管理 ・迷惑ユーザーのアクセス制限 |
- 業界最高水準の詳細な解析機能を無料で利用可能
- サイトに広告やロゴを表示せず、ひっそりとアクセス解析が可能
- リアルタイム更新でスマホからも常に最新の解析結果を確認可能
SiteLead（サイトリード）
SiteLead（サイトリード）は、初めてWebサイト改善に取り組む方や中小企業向けの使いやすいアクセス解析ツールです。ヒートマップ分析とポップアップ/オーバーレイ機能を低価格で提供しており、Webサイトの改善に必要な機能が一通り揃っています。
特徴は、シンプルな操作性と充実したサポート体制です。初心者でも分かりやすい設計で、無料の導入サポートも用意されています。また、業界最安値水準の料金設定で、1ヶ月契約から利用可能なため、気軽に始められます。
ヒートマップ機能では、スクロール、クリック、アテンションの3種類の分析が可能で、ユーザーの行動を視覚的に把握できます。ポップアップ機能を使えば、離脱防止やコンバージョン率向上にも役立ちます。PV数に応じて柔軟にプラン変更ができるため、サイトの成長に合わせて最適なプランを選択できるのも魅力です。
| 名称 | SiteLead（サイトリード） |
| 料金 | 無料プラン: 0円/月 ベーシック: 1,188円/月（年払い） マスター: 3,588円/月（年払い） エンタープライズ: 5,880円/月（年払い） |
| 機能 | ・ヒートマップ分析（スクロール、クリック、アテンション） ・ポップアップ/オーバーレイ- データ保存期間（30日〜400日） ・Webサイトデザイン保存 ・ヒートマップ外部共有 ・パラメータ引継ぎ ・カウントタイマー ・日時予約・指定 |
- 初心者でも使いやすい操作性と、充実した無料サポートで安心して導入可能
- ヒートマップとポップアップ機能が低価格で利用でき、コストパフォーマンスに優れる
- 1ヶ月契約から可能で、PV数に応じて柔軟にプラン変更ができる使いやすさ
Clarity
引用：https://clarity.microsoft.com
Microsoft Clarityは、Webサイトのユーザー行動を詳細に分析できる無料のアクセス解析ツールです。主な機能として、ヒートマップ、セッション録画、インサイトレポートがあります。
ヒートマップ機能では、ユーザーのクリックやスクロールの傾向を視覚的に確認でき、ページ上のどの部分が注目されているかを把握できます。セッション録画機能により、個々のユーザーの実際の行動を動画で確認することができ、ユーザビリティの問題点を特定するのに役立ちます。
Clarityの特徴は、完全無料でありながら、セッション数やデータ保存期間に制限がないことです。また、Google Analyticsとの連携も可能で、より詳細な分析が行えます。直感的なインターフェースで初心者でも使いやすく、Webサイトの改善やユーザーエクスペリエンスの向上に大きく貢献するツールと言えるでしょう。
| 名称 | Microsoft Clarity |
| 料金 | 無料 |
| 機能 | ・セッション録画 ・ヒートマップ ・イベントとファネルトラッキング ・Copilotを使用したチャットと要約 ・ユーザー行動分析 ・フラストレーション指標（レイジクリック、過剰スクロールなど） |
- 完全無料で高度な機能が利用可能。将来的にも無料提供を約束している。
- セッション録画とヒートマップにより、ユーザーの行動を視覚的に理解できる。
- Copilot機能で録画やヒートマップの分析を効率的に行える先進的なツール。
ミエルカヒートマップ
引用：https://mieru-ca.com/heatmap
ミエルカヒートマップは、初心者でも使いやすい操作性と、10日間の無料トライアル期間が魅力のアクセス解析ツールです。ヒートマップ分析では、ユーザーの熟読、離脱、クリックの傾向を視覚的に把握でき、サイトの改善点を発見しやすくなります。
また、ABテスト機能やポップアップ機能など、コンバージョン率向上に役立つ機能も充実しています。無料プランから有料プランまで、サイト規模に応じた6つのプランが用意されており、1ヶ月契約から利用可能な柔軟性も特徴です。
さらに、タグ設置サポートやオンラインでの使い方説明など、手厚いサポート体制も魅力の一つ。大企業からフリーランスまで幅広く利用されており、Webサイトの改善とコンバージョン最大化を実現するのに最適なツールと言えるでしょう。
| 名称 | ミエルカヒートマップ |
| 料金 | 無料プランあり 有料プラン：ファーストプラン（9,800円/月）〜 スーパーヒートマップ（149,800円/月） |
| 機能 | ・ヒートマップ分析（熟読、離脱、クリック） ・ABテスト ・ポップアップ機能 ・自動キャプチャ機能 ・広告調査 ・データ保管（最大365日） |
- 無料プランから有料プランまで、サイト規模に応じた6つのプランから選択可能
- 10日間の無料トライアル期間があり、ファーストプランの機能を試せる
- タグ設置サポートや使い方説明など、初心者でも安心して利用できるサポート体制
Juicer
Juicerは、無料で利用できる高機能なユーザー分析DMPツールです。サイト訪問者一人ひとりの属性、デジタル行動、欲求や願望を詳細に分析し、ユーザーの本質的な理解を促進します。
主な機能には、自動ペルソナ生成、ユーザー心理分析、A/Bテスト、Web接客、リード管理・スコアリングなどがあります。特筆すべきは、基本機能が永年無料で利用でき、データ量や期間の制限がない点です。
また、1行のタグ設置だけで簡単に導入でき、専門知識がなくても使いこなせるユーザーフレンドリーな設計になっています。広告連携やCRM/DMP連携も可能で、分析結果を実際のマーケティング施策に直結させやすいのも魅力です。
Webサイトの改善とユーザー理解を深めたい企業にとって、コストパフォーマンスに優れた強力なツールと言えるでしょう。
| 名称 | Juicer（ジューサー） |
| 料金 | 基本機能は無料 有料オプションあり（詳細不明） |
| 機能 | ・自動ペルソナ生成 ・ユーザー心理分析- A/Bテスト ・Web接客（ポップアップ等） ・リード管理・スコアリング ・広告連携 ・CRM/DMP連携 ・クロスデバイス分析 ・BtoB分析 |
- 基本機能が無料で利用可能。データ量や期間の制限なしで使い続けられる
- タグ1行の設置だけで簡単に導入でき、専門知識がなくても使いこなせる
- ユーザーの属性や行動だけでなく、心理や本音まで分析できる高度な機能
MEGLASS finder
引用：https://www.meglassfinder.jp
MEGLASS finderは、GoogleAnalyticsユーザーにも好評の、直感的で使いやすいWebサイトアクセス解析ツールです。基本的なレポート機能からAI分析による改善点の把握まで、これ一つで完結します。
特徴は、欲しい情報だけがコンパクトにまとまっている点。知りたいデータをピックアップして効率的に分析できます。レポート作成も、ワンクリックでダウンロードできるため手間いらずです。
また、お問い合わせフォームやキャンペーンページなど、重要なページを設定しておけば、AIによる分析や改善提案も確認可能。ChatGPTを利用したAI分析機能も搭載しています。
無料プランから専門家による伴走プランまで、ニーズに合わせて選べるのも魅力。GoogleAnalytics4の設定が不要なので、初心者にもおすすめのツールです。
| 名称 | MEGLASS finder |
| 料金 | エントリープラン: 0円/月 ビジネスプラン: 8,000円/月（税別） 伴走プラン: 25,000円/月（税別） |
| 機能 | ・基本的なアクセス分析レポート ・AI分析による改善点把握 ・レポート出力（Excel、CSV） ・特定ページの定点観測 ・ChatGPTを利用したAI分析 ・アクセシビリティチェック ・最新Web情報の定期配信 |
- GoogleAnalytics4の複雑な設定不要で、すぐに使い始められる簡便さ
- 無料プランから専門家による伴走プランまで、ニーズに合わせた選択が可能
- AIによる分析や改善提案で、専門知識がなくても効果的なサイト改善が可能
目的別に見るおすすめのアクセス解析ツール
- 定番のアクセス解析ツールを使いたい場合
- Webサイトの改善点をいち早く見つけたい場合
- ユーザーの行動を細かく分析したい場合
まずは定番のアクセス解析ツールを使いたい場合
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- 忍者アクセス解析
初心者におすすめなのはGoogleアナリティクスです。無料で利用でき、基本的なアクセス解析機能が充実しています。サイトの現状把握やユーザー行動の分析に役立ちます。Googleサーチコンソールは、検索エンジン最適化（SEO）の観点からサイトの改善点を見つけるのに効果的です。忍者アクセス解析は、シンプルな操作性と無料の利用環境が魅力です。
Webサイトの改善点をいち早く見つけたい場合
- Ptengine
- ミエルカヒートマップ
- SiteLead（サイトリード）
- MEGLASS finder
ヒートマップ機能に優れたツールとして、Ptengineとミエルカヒートマップがおすすめです。ユーザーの行動を視覚的に把握でき、改善点を素早く発見できます。SiteLeadは初心者向けの使いやすさが魅力で、コストパフォーマンスにも優れています。MEGLASS finderは、AI分析機能によるサイト改善提案が特徴的です。
ユーザーの行動を細かく分析したい場合
- User Heat
- Clarity
- Juicer
- Similar Web
- アクセス解析研究所
高度なユーザー行動分析を行いたい場合は、User HeatとClarityがおすすめです。セッション録画機能により、個々のユーザーの行動を詳細に把握できます。Juicerは無料で利用できる高機能なツールで、ユーザーの心理分析にも対応しています。Similar Webは競合サイトとの比較分析に強みがあります。アクセス解析研究所は、無料で利用できる高度な分析機能が魅力です。
無料で使える人気のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の活用例
- ユーザー属性の分析
- 流入経路の分析
- ユーザー行動の分析
- CVの分析
- Googleサーチコンソールとの連携
ユーザー属性の分析
Googleアナリティクスの「ユーザー」レポートを活用することで、Webサイトを訪問しているユーザーの属性を詳細に把握できます。年齢、性別、地域、使用デバイスなどのデータを分析し、ターゲットユーザーの特徴を理解することが可能です。
例えば、若い女性がメインユーザーであれば、そのニーズに合わせたコンテンツを制作したり、スマートフォンでの閲覧体験を最適化したりするなど、ユーザー属性に基づいたサイト改善につなげられます。
また、ユーザーの興味・関心カテゴリーを把握することで、ユーザーの嗜好に合わせたマーケティング施策を打ち出すこともできるでしょう。ユーザー属性の分析は、効果的なサイト運営とマーケティングに欠かせない情報を提供してくれる、Googleアナリティクスの強力な機能の一つです。
流入経路の分析
Googleアナリティクスの「集客」レポートを活用することで、ユーザーがどのような経路でサイトに訪れているかを詳細に把握できます。検索エンジン、SNS、他サイトからのリンク、直接アクセスなど、様々な流入経路の内訳を確認することができます。
例えば、検索エンジン経由の流入が多い場合は、どのようなキーワードで検索されているかを分析し、SEO対策に活かすことができます。SNSからの流入が多ければ、効果的なSNS運用戦略を立てることができるでしょう。
また、特定のマーケティングキャンペーンの効果測定にも役立ちます。キャンペーン別の流入数や、そこからのコンバージョン率を比較することで、最も効果的な施策を見極めることができます。流入経路の分析は、効率的なマーケティング戦略の立案と実行に不可欠な情報を提供してくれる、重要な機能です。
ユーザー行動の分析
Googleアナリティクスの「行動」レポートを活用することで、ユーザーがサイト内でどのように行動しているかを詳細に把握できます。ページビュー数、滞在時間、直帰率、ユーザーの動線などのデータから、サイト内でのユーザーの行動パターンを理解し、ユーザビリティの改善に役立てることができます。
例えば、特定のページの直帰率が高い場合、そのページのコンテンツや導線を見直す必要があるかもしれません。また、よく閲覧されているページを特定し、そのページからのコンバージョンを促進する施策を考えることもできます。
ユーザーの動線分析を行うことで、サイト内の回遊性を高めるための改善点を見つけることができるでしょう。ユーザー行動の分析は、サイトの使いやすさを向上させ、最終的にはコンバージョン率の向上につながる重要な情報を提供してくれる機能です。
CVの分析
Googleアナリティクスの「コンバージョン」レポートを活用することで、サイトの目標達成状況を詳細に把握できます。コンバージョン率、コンバージョンまでの経路、コンバージョンに至るまでの時間などのデータから、サイトの成果を測定し、改善点を見出すことができます。
例えば、特定のページからのコンバージョン率が高い場合、そのページの要素を他のページにも適用することで全体的なコンバージョン率の向上が期待できます。また、コンバージョンまでの経路を分析することで、ユーザーの購買行動を理解し、効果的な導線設計に活かせます。
さらに、コンバージョンに至るまでの時間を把握することで、適切なタイミングでのフォローアップ施策を検討することも可能です。CVの分析は、サイトの最終的な目標達成を促進し、ビジネス成果の向上につながる重要な情報を提供してくれる機能です。
Googleサーチコンソールとの連携
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを連携させることで、SEOに関するより詳細な分析が可能になります。この連携により、検索クエリデータ、クリック率、平均掲載順位などの情報をGoogleアナリティクス上で確認できるようになります。
例えば、特定のキーワードでの検索結果ページでの表示順位と、そこからのトラフィック、さらにはコンバージョンまでの流れを一元的に分析することができます。これにより、SEO施策の効果を詳細に測定し、改善点を見出すことが可能になります。
また、ランディングページごとの検索パフォーマンスを把握することで、コンテンツの最適化やリンク構造の改善にも役立ちます。Googleサーチコンソールとの連携は、SEO戦略の立案と実行に不可欠な情報を提供してくれる、非常に有用な機能です。
アクセス解析ツールを有効的に使うコツ
- 目標設定は明確に行う
- 継続的にモニタリングする
- 仮説と検証を繰り返す
- 複数の視点で分析する
目標設定は明確に行う
アクセス解析ツールを導入する際、まず明確な目標設定が重要です。漠然と使い始めても、得られるデータを活用しきれません。
例えば、「コンバージョン率を3%向上させる」「直帰率を5%減らす」など、具体的な数値目標を設定しましょう。目標達成に必要な指標を絞り込むことで、分析の方向性が定まります。
また、目標は現実的かつ達成可能なものにすることが大切です。過去のデータを参考に、無理のない目標を立てましょう。
目標達成までの期限を設定することで、進捗管理がしやすくなります。定期的に目標の達成度を確認し、施策の効果を検証することが、アクセス解析を有効活用するコツと言えるでしょう。
継続的にモニタリングする
アクセス解析ツールを導入したら、継続的にデータをモニタリングすることが重要です。一度見ただけでは、サイトの状況を十分に把握できません。
日々のアクセス数の変化や、ユーザーの行動パターンの推移を観察しましょう。特に、平均滞在時間や直帰率、コンバージョン率などの重要指標は、定期的にチェックすべきです。
また、モニタリングの頻度は、サイトの規模や更新頻度に応じて調整が必要です。大規模サイトや頻繁に更新するサイトであれば、毎日チェックすることをおすすめします。
長期的な傾向を把握するために、週次や月次のレポートを作成するのも効果的です。継続的なモニタリングにより、サイトの問題点や改善の機会を見逃さず、適切なタイミングで施策を打つことができるでしょう。
仮説と検証を繰り返す
アクセス解析ツールを使いこなすには、仮説と検証のサイクルを回すことが重要です。データを見るだけでなく、そこから仮説を立て、施策を打ち、その効果を検証する必要があります。
例えば、「特定のページの滞在時間が短いのは、コンテンツが魅力的でないからではないか」という仮説を立てたとします。この仮説に基づき、コンテンツを改善する施策を実行し、その前後でデータを比較します。
仮説が正しければ、滞在時間の増加が見られるはずです。逆に、効果が見られない場合は、仮説を修正し、別の施策を試す必要があります。
このように、仮説と検証のサイクルを繰り返すことで、データに基づいた効果的な改善が可能になります。アクセス解析は、単なるデータの観察ではなく、仮説と検証のプロセスであることを意識しましょう。
複数の視点で分析する
アクセス解析を効果的に行うには、データを複数の視点から分析することが重要です。単一の指標だけでなく、関連する複数の指標を組み合わせて総合的に判断しましょう。
例えば、ページビュー数が増加しているからといって、必ずしもサイトのパフォーマンスが向上しているとは限りません。同時に滞在時間やコンバージョン率も確認する必要があります。
また、デバイス別、地域別、流入元別など、様々な切り口でデータをセグメント化して分析することで、より詳細な洞察が得られます。時系列での比較や、競合サイトとのベンチマーキングも有効です。
さらに、定量的なデータだけでなく、ユーザーの声や行動観察など定性的な情報も組み合わせることで、より深い理解につながります。多角的な視点でデータを解釈することで、サイト改善の糸口を見つけやすくなるでしょう。
