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rBOM V3とは?料金・機能・特徴を解説

設計変更のたびに他部署へ連絡したり、部品の手配状況を確認するために複数の資料を探したりしていませんか。

個別受注生産では、設計・調達・製造の情報をつなぎ、変更内容や案件ごとの進捗・原価を共有できる仕組みが大切です。

rBOM V3は、設計と製造の部品表を統合し、部門間の情報共有や過去の設計情報の活用、購買業務の効率化を支援します。

本記事では、rBOM V3の特徴や標準・オプション機能、料金の考え方、サポート・セキュリティ体制を解説します。

自社の課題に合う機能や導入に必要な条件を整理し、他製品との比較や上長への提案にお役立てください。

rBOM V3とは?

rBOM V3はDAIKO XTECH株式会社が提供する、個別受注生産向けの販売・生産管理システムです。顧客の注文に応じて仕様や設計が変わる製造業を対象に、見積・受注から調達、製造、出荷までの情報を一元管理できます。

中核となるのは、製品に必要な部品や数量をまとめた部品表(BOM)を、設計・製造部門で統合管理する仕組みです。設計変更や部品の手配状況、原価の進捗をリアルタイムで共有し、部門間の確認や二重入力の削減を支援します。

仕様変更の伝達や案件ごとの進捗・原価の把握に課題がある企業にとって、検討候補になります。

項目内容
製品名rBOM V3
提供形態オンプレミス
クラウド
対応する生産方式個別受注生産(生産オーダーごとに原価・進捗を管理する製番管理方式)
主な対応業種半導体製造装置
工作機械
食品加工機械
包装機械
配電盤
医療用装置など
料金要問い合わせ
無料トライアル公式サイトに提供有無の記載なし・要問い合わせ
外部連携・APISuperStream・勘定奉行などの会計システムとの連携に対応
MISUMIの商品データベースとのAPI連携機能も提供(利用条件は要確認)
サポート体制専門スタッフによる導入・稼働後の運用支援
ユーザー会での運用方法の紹介

rBOM V3を提供するDAIKO XTECH株式会社は、企業の情報システムの構築から運用までを支援するIT企業です。生産管理をはじめ、購買管理や会計、セキュリティなど、幅広い業務領域のソリューションを提供しています。

項目内容
運営会社DAIKO XTECH株式会社(旧:大興電子通信株式会社)
所在地東京都新宿区揚場町2番1号 軽子坂MNビル
設立1953年12月1日
事業内容情報システムの設計・開発・運用、ハードウェア・ソフトウェアの提案・販売
ネットワーク構築など

rBOM V3の特徴

rBOM V3は、部品表を中心とした情報共有に加え、過去の設計情報の活用や購買業務の効率化を支援します。設計変更の伝達、技術継承、部品調達に課題がある企業に向けて、3つの特徴を解説します。

設計・製造の部品表を統合して設計変更を共有

rBOM V3は、設計部門と製造部門が扱う部品表を統合し、設計変更を部門間で共有できます。部品表(BOM)とは、製品を構成する部品や必要数量をまとめた一覧です。

設計変更に加え、部品の手配状況や原価の進捗もリアルタイムで確認できます。

各部門が共通の情報を参照できるため、変更内容の確認や伝達にかかる負担の軽減が期待できるでしょう。受注後の仕様変更が多く、設計と調達・製造の連絡に手間がかかる企業に適した仕組みと考えられます。

流用設計や技術継承に活用できるデータベースを構築

rBOM V3は、業務データと関連資料をひも付けて管理し、社内の知識を蓄積するデータベースを構築できます。資料を探す手間の削減に加え、ベテランの知識を社内で共有し、技術継承に活用できる点が特徴です。

また、過去の部品表を再利用する「流用設計」に対応し、類似製品の設計作業を効率化できます。

担当者の経験や記憶に頼って過去の情報を探している企業では、設計ノウハウを組織で活用する基盤になるでしょう。

MISUMI連携でBOMからの一括見積・発注と製番別納入に対応

rBOM V3はMISUMIの商品データベースと連携し、設計部門が作成したBOMを使った一括見積・発注に対応しています。rBOMの操作画面から商品情報にアクセスでき、部品選定から見積取得まで進められる仕組みです。

さらに、案件を識別する番号である「製番」ごとに部品を仕分けて納品する、製番別納入にも対応しています。

MISUMIからの調達が多い企業では、見積・発注時の入力作業と、納品後の仕分け作業の両方を減らす効果が期待できるでしょう。

rBOM V3の機能一覧

rBOM V3は、販売管理と生産管理を組み合わせ、受注から部品手配、製造、売上・入金までを管理します。ここでは、公式のシステム概念図を基に、標準機能と業務を拡張するオプション機能を紹介します。

標準機能

標準機能の中心は、設計と製造で使用する部品表をまとめて管理する「統合部品表」です。部品の手配や作業実績と原価を関連付け、生産オーダーごとの状況を把握できます。

機能主な内容
引合・見積・受注管理商談段階の情報や見積、受注内容を管理し、出荷・売上処理につなげる
出荷・売上・入金管理出荷・売上の登録、代金の回収予定や入金情報を管理する
統合部品表管理設計部品表と製造部品表を統合し、部品構成や手配に必要な情報を共有する
製番管理生産オーダーを識別する番号で、原価や進捗を管理する
購買・支払管理購入依頼、発注、仕入、支払確定・支払入力に対応する
在庫管理在庫の引当や棚出し、棚卸評価に対応する
作業指示・実績管理加工指示、完了入力、日報入力により製造作業と実績を管理する
日程・予算・原価管理日程や予算を管理し、製造途中の原価をリアルタイムで確認する
MISUMI連携ミスミの商品データベースと連携し、価格・納期の確認や見積・注文・納品情報の取得を支援する

※MISUMI連携は、ミスミの公式案内で標準機能とされています。利用には対応する最新バージョンへの更新と連携設定が必要です。

オプション機能

rBOM V3には、外部システムとの連携や現場での実績入力、情報分析などを補うオプションが用意されています。自社に必要な管理範囲に合わせて、追加する機能を検討できます。

機能主な内容
API連携・EDI連携外部システムや取引先とのデータ連携に対応する
図面管理図面を管理し、生産管理の情報と関連付ける
日程計画(小日程)標準の日程管理に加え、より細かな作業日程の計画に対応する
ハンディターミナル携帯端末を活用した現場でのデータ入力に対応する
マネジメントダッシュボード・レポートクリエイター管理情報の可視化やレポート作成を支援する
承認ワークフロー業務処理における承認手続きを支援する
自動手配手配業務の自動化に対応する
保守管理納入後の保守業務に関する情報を管理する
会計連携・自動入金消込会計システムとの連携や、入金と売掛金の照合を支援する

別途、ロケーション管理・見積支援・原価分析は「テンプレート」として紹介されています。オプションやテンプレートの適用条件・費用は、見積もり時に確認しましょう。

※汎用的なAPI連携はオプション欄に掲載されていますが、MISUMI連携は標準機能として別途案内されています。

rBOM V3のサポート・セキュリティ体制

rBOM V3では、専門スタッフによる導入・運用支援に加え、操作権限の設定やサーバを保護する仕組みが用意されています。導入前には、支援を受けられる範囲と、自社で準備・管理する事項を確認しましょう。

サポート体制

rBOM V3は生産管理に詳しい専門スタッフが、導入から本稼働後の運用まで支援します。定期的なユーザー会では、効果的な運用方法も紹介されています。

保守サービス「D-Support_rBOM」では、利用方法の問い合わせや障害の原因調査などに対応します。

項目内容
問い合わせ方法サポートセンターへメールで問い合わせ
回答・対応方法メール/電話(折り返し)/リモート操作
サービス提供時間月〜金曜の9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日・年末年始・提供会社指定休日を除く)
主な支援内容仕様・操作・運用に関する相談、障害の原因切り分け、修正情報や回避策の案内
更新版の提供希望に応じて標準部分のマイナーバージョンアップ版を無償提供
別途費用が必要な対応訪問による運用相談・操作指導、カスタマイズ部分の更新対応など

更新版の提供にはデータ移行や設定などの作業は含まれないため、更新時の費用も確認しておくと安心です。

セキュリティ体制

rBOM V3は利用者ごとの操作権限と操作履歴の管理に対応しています。業務に応じて使用画面の操作を制限でき、管理者は各利用者の操作履歴を確認できる仕組みです。

また、サーバ上の不正な動作を抑止する「AppGuard Server」を標準搭載と案内しています。

ただし、保守サービス仕様書では、顧客の要望や利用環境によってAppGuard Serverが提供されない場合もあります。導入時は適用対象を確認し、あわせてバックアップの取得・復旧を誰が担うかも整理しておきましょう。

rBOM V3の料金

rBOM V3の料金は導入企業の要望をヒアリングした上で決まる個別見積もりです。公式製品ページでは、初期費用や月額費用の具体的な金額は公開されていません。

見積もりを依頼する際は、希望する導入形態や利用人数、必要な機能、外部連携の要件を整理して伝えましょう。

費用を比較する際のポイントは、導入時と運用開始後にかかる費用を分けて把握することです。オプションやカスタマイズ、データ移行、操作教育、保守・更新の費用が見積もりに含まれるかを確認すると、予算を検討しやすくなります。