Instagram広告の出し方が知りたい!
効果的な宣伝方法って?
といった悩みを抱える人も多いでしょう。
Instagram広告はFacebookが提供するインターネット広告のうち、Instagramで配信できる広告を指します。
Instagramは画像や動画を投稿してユーザーに共有できる世界最大のユーザー数を誇るアプリです。
今回はInstagram広告の出し方や効果的な宣伝方法、出稿手順、Instagram広告を出す時のポイントなどについて詳しく紹介していきます
- Instagram広告は画像が動画を用いて宣伝・購入の場にもなる
- Instagramは若者や女性ユーザーにリーチできる
- Instagramの広告出稿方法は簡単7ステップ
- 広告出稿した後は仮説検証や分析が大切
目次
Instagram広告の特徴
まずはInstagram広告の特徴について詳しく紹介していきます。
宣伝・購入の場にもなる
Instagram広告は宣伝だけでなく実際に商品を購入できる場としても活用できるアプリです。
Instagramは自分が気になる場所や飲食店、商品などを探すツールとして使われていることも多いです。
また、Instagramにはショッピング機能というものが利用でき、投稿された商品の詳細や値段をInstagramのアプリ内で簡単に把握できる仕組みが優秀です。
実際に気になる投稿を見つけて、商品を検索すればInstagram上から商品を購入することもでき、ユーザーの購買意欲を高めることにも期待ができます。
自分の気になるモデルが着用している洋服がどこのブランドか気になる!という体験をしたことがある人も多いでしょう。
検索機能がなければユーザーが欲しい商品を見つけても商品ページまでたどり着けなければ意味がありません。
そんな時にInstagram広告を活用すれば、より売上アップにも期待ができることでしょう。
精度の高いターゲティングが可能
Instagram広告は制度の高いターゲティングが可能です。
年齢や性別、住まいなどの基本情報だけでなく、ユーザーの興味関心やライフスタイルに合わせて広告を配信できるため、制度の高いターゲティングができます。
Instagramは基本的に実名登録制のサービスであり、Facebookと連携しているユーザーはより精度の高い情報となっています。
また、Instagramは他のSNSと比べてもアクティブ率が高いSNSということもあり、無駄なくターゲット層に合ったユーザーに効率良く広告を配信することができます。
広告の出稿面が広い
Instagramは広告の出稿面が広いという特徴もあります。
ただ広告を投稿するだけでなく、ストーリーズ機能を使ってユーザーに軽い気持ちで閲覧してもらったり、フィード広告を使って画像とテキストに合わせてアクションに繋がるボタンを設置したりなどの広告の出し方があります。
- ストーリーズ広告
- フィード広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- 発見タブ広告
このように、自社の目的や要望に合わせた出稿スタイルを取ることで、より精度の高い集客に期待ができます。
コレクション広告などはECでの購買促進に特化しており、スムーズに商品購入ページへ遷移することも可能です。
自動最適化機能で高精度の運用ができる
Instagramは自動最適化機能で高精度の運用ができるという特徴があります。
広告を配信すると自動的に設定したターゲット幅の中で成果の出やすい運用の最適化を学習してくれる機能があります。
この機能を活用すれば、自動的にコンバージョンデータを分析して運用していくれるため、その後の企業戦略にも大きな効果が得られることでしょう。
若者や女性ユーザーにリーチできる
Instagramは若者や女性ユーザーにリーチできるという特徴もあります。
Instagramは特に若年層や女性ユーザが置く利用しているSNSです。
Facebook社公式の発表によるとInstagramの国内月間アクティブアカウント数は、3,300万を突破し、日本の利用者は男性が43%、女性が57%となっています。
この中でも15~19歳は65%、20代は57.3%、30代は47.8%、40代は40.2%、50代は29.4%と若者を中心に利用されているSNSだということが分かります。
そのため、自社で20代女性向けの商品やサービスを提供している場合は、使わない手はないですよね。
Instagram広告の出稿手順
それでは、ここからはInstagram広告の出稿手順について詳しく紹介していきます。
STEP1:Facebookページでビジネスマネージャーアカウントの作成
Instagram広告を出稿する時はFacebook広告と同様にビジネスマネージャー(広告管理画面)を使用して設定していきます。
そのため、Facebookアカウントを持っていない人はFacebookアカウントとビジネスマネージャーアカウントの作成から始めてください。
Facebookアカウントとビジネスマネージャーアカウントの作成方法について下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
Facebook広告の出し方簡単ステップ!アカウント作成方法から広告の設定方法までガイド
STEP2:FacebookページとInstagramアカウントの連携
Facebookアカウントを作成しましたら、次にFacebookページとInstagramアカウントを連携します。
先ほど作成したページからでもInstagram広告を出稿することはできますが、操作性が悪いためInstagramアプリから連携することをおすすめします。
まずはInstagramアプリを起動して、アカウントのプロフィール画像を開きます。
その後、右上にあるメニュータブを開くとこのような画面に切り替わります。
このような画面になりましたら、「アカウント」をタップします。
すると、次のような画面が表示されます。
次に画面下部に表示されている「プロアカウントに切り替える」をタップに、次に進んでください。
すると、次のような画面が表示されます。
ここでは、無料のプロアカウントの特徴や投稿やパフォーマンスのチェックなどの説明がありますが、「次へ」をタップして進めてください。
すると、次のような画面が表示されます。
ここでは、当てはまるカテゴリを一つ選択してください。
- ミュージシャン・バンド
- アーティスト
- ブロガー
- 衣料品(ブランド)
- コミュニティ
- デジタルクリエイター
- 教育
- 起業家
- 健康・美容
- 編集者
- ライター
- 個人ブログ
- 商品・サービス
- ゲーマー
- レストラン
- 美容・化粧品・パーソナルケア
- 食料品店
- 写真か・フォトグラファー
- ショッピング・小売り
- 動画クリエイター
ここでは、自社が提供する商品やサービス、事業内容などに当てはまるものを選択してください。
選択して「次へ」をタップすると次のような画面が表示されます。
ここでは、クリエイターかビジネスかを選択します。
この設定はいつでも変えることができるため、そこまで気にする必要はありません。
ビジネス目的であれば「ビジネス」を選択して次へ進んでください。
クリエイター | 公人・著名人、コンテンツプロデューサー、アーティスト、インするエンサーに最適です。 |
---|---|
ビジネス | 小売店、ローカルビジネス、ブランド、組織、サービスプロバイダーに最適です。 |
次に、連絡先情報の確認です。
ビジネスの公開情報を設定するために、メールアドレスと住所、電話番号を入力して「次へ」をタップして進んでください。
すると、次のような画面が表示されます。
Facebookページへのリンクの設定は任意になりますが、リンクすることでInstagram投稿のFacebookへのシェアや広告やショッピングツールなどの機能が利用できるようになるため、広告を活用して効果を上げたい場合は必ず設定するようにしてください。
ここでは、作成したFacebookアカウントのログイン情報を入力するだけで簡単に連携ができます。
次はプロアカウントの設定です。
Facebookアカウントとの連携をしない場合も、こちらを参考にしてください。
ここでは、次のような項目を設定します。
- プロフィール詳細の入力
- アイデアを売る
- ファンを増やす
- プロフェッショナルツールをチェック
プロフィールの詳細入力ではプロフィール画像や名前、ユーザーネーム、Webサイト、自己紹介などを入力します。
プロフィール画像は自社のロゴやイメージ画像、自己紹介の欄にECサイトや企業のホームページなどを入力しておくと、企業の信頼度が増し、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
アイデアを見るでは、他のビジネスやクリエイターをフォローすることができます。
基本的にはビジネス用アカウントということもあり誰もフォローする必要はありませんが、自社の商品やサービスを利用している顧客などは積極的にフォローすることで、企業の認知度や信頼性を高めることにも期待ができます。
ファンを増やそうでは、知っているアカウントをフォローしたり、SMSやメールで友達を招待することができます。
リンクを入手して顧客全員にメールやLINEなどで公式Instagramの宣伝をすることで、フォロワーを増やすことも可能です。
プロフェッショナルツールをチェックでは自社のブランドをInstagramで成長させることができます。
インサイト | コンテンツのパフォーマンスと分析をチェックしたり、あなたにアクションを実行しているのがどんな人物かを表示できます。 |
---|---|
広告 | 投稿やストーリーズを宣伝してInstagramで新しい人にリーチしましょう。5分以内に最初に最初の広告を作成できます。 |
全ての設定が完了しましたら、無事にビジネス用のアカウント作成の終了です。
STEP3:広告クリエイティブの用意
広告投稿用のアカウントを施区政しましたら、次は広告クリエイティブを用意しましょう。
Instagram広告では「ストーリーズ」「フィード」「リール」「発見タブ」の4つの場所に広告を配信することができます。
ストーリーズ | フィード | リール | 発見タブ | |
---|---|---|---|---|
動画 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
静止画 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
カルーセル | 〇 | 〇 | × | × |
コレクション広告 | 〇 | 〇 | × | × |
ショッピング広告 | 〇 | × | × | |
アンケート広告 | 〇 | × | × | × |
ブランドコンテンツ広告 | × | 〇 | × | × |
表を見てもらうとわかる通り、それぞれで利用できるフォーマットが異なりますので、それぞれに応じた広告クリエイティブを用意してください。
STEP4:キャンペーンの作成
続いて、キャンペーンの作成です。
ここでは、Facebookのビジネスマネージャーの中にある「広告マネージャー」を開き、キャンペーン作成ボタンをクリックしてキャンペーンを作成します。
画像ではPCの画面になっていますが、そのままスマホでも操作することができます。
キャンペーンでは主に広告を出稿してどんな成果を得たいのか、配信目的を決めることになります。
「作成」ボタンをクリックすると、キャンペーンの設定画面が開きますので、配信目的を設定してください。
「キャンペーン」「広告セット」「広告」の作成方法について下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
Facebook広告の出し方簡単ステップ!アカウント作成方法から広告の設定方法までガイド
STEP5:広告の入稿
全ての作成が完了しましたら、早速広告を入稿しましょう。
広告の出稿に必要なのは画像とテキストのみです。
あらかじめ画像が用意されている場合はその画像を使用して、入稿しましょう。
入稿した広告は画面の右側に表示されているプレビュー画面で確認することができます。
STEP6:支払い方法の設定
続いて、支払い方法の設定です。
ビジネス設定画面に戻り、右側のメニューから「支払い」をクリックして支払い方法を選択してください。
支払いはクレジットカード、デビットカード、PayPalで決済可能です。
STEP7:広告の掲載
ここまでの作業が終了すれば「確認して公開」をクリックして終了です。
最終的に入稿する前には、誤字脱字、リンク先、配信アカウント、設定予算、ターゲットなどを確認するようにしてください。
Instagram広告を出稿する時のポイント
ここからは、Instagram広告を出稿する時のポイントについて紹介していきます。
インスタ映えを意識する
Instagramで広告を出稿する時は、インスタ映えを意識することが重要なポイントです。
Instagramは他のSNSと比べても画像や動画などのクリエイティブに優れています。
魅力的でないクリエイティブはすぐにスクロールされてユーザーが広告を見ずに終わってしまうことも多いです。
そのため、まずは目的となる広告スタイルを決めた後に、クリエイティブ制作を意識する必要があります。
また、ただ画像や動画を使えばいいというわけではなく、ストーリーズ広告の場合は9:16のサイズに合わせて画像や動画を制作する必要があります。
また、Instagramは流行りやトレンドに敏感な若者が多いため、興味を引くような色使いやフォント、成功事例などを参考に広告を出稿しましょう。
ただし、トレンドや流行りばかり意識してしまうと、場合によっては自社のブランディングも低下してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
広告出稿のゴールを明確にする
Instagramで広告を出稿する場合、広告出稿のゴールを明確にすることもポイントです。
これはInstagram広告に限ったことではありませんが、ゴールを明確にするこおは大切です。
実際に「いつまで」「どのくらい」「なにを」「どうする」といった目標が明確であれば、そこから逆算して今やらなければいけないことが明確になり、広告による効果を最大限引き出せます。
広告クリエイティブの最適化
Instagramで広告を出稿する場合、広告クリエイティブの最適化も意識しましょう。
ストーリーズでは広告が自動的に最適化される機能が備わっていますが、普通に広告を投稿する場合はユーザーの見え方なども意識する必要があります。
経験的価値を請求する
Instagramはユーザーの「感情」や「情緒」に直接訴えかけられるサービスです。
商品やサービスはユーザーにとってどんなメリットがあるのかを直感的に請求することがInstagram広告で成功する鍵となります。
ただ商品やサービスの機能や料金を説明するだけでなく、「商品やサービスを使用した場合どうなるのか」をユーザーに想像させることも大切なポイントです。
ハッシュタグを活用する
Instagram広告を出稿する場合は、ハッシュタグを活用することも重要なポイントです。
ハッシュタグはSNSの投稿に対するタグとして利用され、特定のキーワードを付与することで投稿が自動的にタグ化されます。
タグ化することによって、特定のキーワードからの検索で投稿が表示されることになり、より興味があるアクティブユーザーに直接請求できます。
Instagram広告を出稿する目的が自社の商品やサービスの認知拡大であれば、積極的にハッシュタグを付けるようにしましょう。
Instagram広告 出し方に関するよくある質問
最後に、Instagram広告 出し方に関するよくある質問にまとめて回答していきます。
次のような質問に回答していきますので、参考にしてください。
Instagram広告の課金方法は?
Instagram広告の課金方法は次の4種類です。
- CPM課金
- CPC課金
- CPI課金
- CPV課金
CPM課金 | 広告が1000回表示されるたびに課金 |
---|---|
CPC課金 | 広告がクリックされるたびに課金 |
CPI課金 | アプリがインストールされるたびに課金 |
CPV課金 | 動画が10秒以上再生されるたびに課金 |
最初の選ぶマーケティング目的によって自動的に課金方法が切り替わり、基本的には自分で課金方法を選ぶことはできません。
Instagram広告の最低出稿価格はいくら?
Instagram広告の最低出稿価格は100円からです。
広告費のコストは自社の予算に合わせて配信することができるため、予算オーバーになることは基本的にありません。
成果を出すためにはフォロワーが必須?
フォロワーがいればその分ユーザーに広告を見てもらえる機会が増えるため、多いに越したことはありませんが、フォロワーがいなくても年齢や性別、住んでいる場所などを分析して広告を配信することができるため、必須ではありません。
Instagram広告にハッシュタグは必要?
Instagram広告の場合、通常の投稿とは異なるため、必須ではありません。
ただし、認知度を上げたい場合は広告にハッシュタグを付けた方が有効になる場合もあります。
CV獲得や自社サイトへの遷移であれば特に必要ありません。
Instagram広告はどこに表示されますか?
Instagram広告は「フィード」「ストーリーズ」「リール」「発見タブ」に広告が掲載されます。
Instagram広告 出し方のまとめ
今回はInstagram広告の出し方や効果的な宣伝方法、Instagram広告を出稿する手順、Instagram広告を出す時のポイントなどについて詳しく紹介してきました。
Instagram広告は最初の設定さえ終えてしまえば、後は簡単な操作で広告を出稿することができます。
Instagram広告に限らず、広告の配信をスタートした後は、仮説検証をしたり、分析をすることで、事業拡大に繋がるチャンスが広がります。
Instagram広告を利用する目的は認知度アップやCV獲得などさまざまですが、まずは広告を出稿する目的を明確にしたうえで、こちらの記事を参考にInstagram広告をスタートしてみてはいかがでしょうか。