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Previsionとは?料金・機能・特徴を解説

納期を確認するたびに現場へ問い合わせたり、部品表や作業実績の転記・集計に時間を取られたりしていませんか。

受注ごとに仕様が変わる製造業では、案件ごとの進捗や原価を把握し、納期と採算の両面から判断できる環境づくりが大切です。

Previsionは、受注から工程・原価までの情報をまとめ、オプションで生産計画の自動作成や作業実績の収集にも対応しています。

本記事では、Previsionの特徴・機能・料金に加え、サポート・セキュリティ体制や、業務改善につながった導入事例を解説します。

自社の課題に合う機能や導入に必要な費用を整理し、他製品との比較や上長への提案にお役立てください。

Previsionとは?

Prevision(プレビジョン)は、株式会社インプローブが提供する、受注生産の中小製造業向け生産管理システムです。組立業と部品加工業に対応し、受注・購買・工程・在庫・原価の情報をまとめて管理できます。

案件を識別する製番(製造番号)を軸に、部品の手配状況や工程の進捗、案件ごとの原価を把握できる点が特徴です。Excel部品表の直接取り込みにも対応しており、調達時の転記や原価集計の負担軽減を支援します。

受注ごとに仕様が変わり、納期や採算の確認に手間がかかる企業にとって、検討候補となるでしょう。

項目内容
製品名Prevision(プレビジョン)
提供形態オンプレミス
クラウド
対応する生産方式個別受注生産・多品種少量生産・繰り返し受注生産
部品加工業では見込生産にも対応
主な対応業種組立業:半導体製造装置・工作機械・産業用機械・制御盤・試験機など部品加工業:金型・試作部品・金属部品・樹脂部品など
料金オンプレミス:買い切り248万円~(税別)
クラウド:月額4万5,000円~(税別)
利用構成や追加費用は要問い合わせ
無料トライアル最長1カ月間の無料製品貸出あり
外部連携・APIExcel部品表の取り込み・データ出力に対応
EDIによるCSV取り込み、会計ソフトとの仕訳連携などはオプション
APIの提供有無・仕様は要問い合わせ
サポート体制電話・リモート・現地サポート(一部有料)
対応時間は10:00~17:00
メール・FAXは時間外も受付可能

Previsionを提供する株式会社インプローブは、製造業向けの生産管理・工程管理システムを販売し、導入支援や保守を行う企業です。会社概要は以下のとおりです。

項目内容
運営会社株式会社インプローブ
所在地本社:岐阜県岐阜市木造町55番地 武藤ビル
岐阜本部:岐阜県岐阜市清住町3丁目2番地 石榑ビル2F
設立2004年7月
事業内容ソフトウェアの販売・保守業務

Previsionの特徴

Previsionは、工程管理の方法に合わせたスケジューラの選択や、IoT連携による作業実績の収集に対応しています。計画の立て方や現場の記録業務に着目し、自社の課題に合う機能を確認しましょう。

工程管理の方法に合わせて3種類のスケジューラを選べる

Previsionでは工程管理の方法に合わせて、オプションで3種類のスケジューラを選択できます。大日程・小日程の計画をそれぞれ手動で調整するガントチャート(工程表)と、自動で計画する「スパライシス」が選択肢です。

小日程計画では、製造番号・工程・担当者の3つの視点で表示を切り替え、作業予定を確認できます。スパライシスは、急な受注や作業の遅れ、機械停止を踏まえた再計画にも対応しています。担当者が予定を調整する運用から、変更時の再計画を自動化する運用まで、自社に合う管理方法を検討できる点が特徴です。

IoT連携でNCマシンの作業実績を部品別・工程別に収集できる

Previsionは機械とシステムをつなぐIoT連携により、NCマシン(数値制御で加工する工作機械)の作業実績を自動収集できます。部品別・工程別に作業時間を把握できるため、どの加工にどれだけ時間がかかったかを確認できる点が特徴です。

収集した時間をもとに、負担の大きい工程や改善すべき作業を検討する際にも役立つと考えられます。作業実績の記録・集計を効率化し、加工時間に基づいて現場の改善を進めたい企業に向いています。

Previsionの機能一覧

Previsionは、受注・発注・工程・在庫・原価の管理を標準機能として備えています。見積や売掛・買掛管理、スマートフォンでの実績入力などは、必要に応じて追加する構成です。

標準機能

標準機能では、製番(案件を識別する製造番号)を軸に、部品の手配から製造の進捗、原価まで管理できます。案件ごとの情報をまとめることで、納期や採算を確認しやすくなります。

機能主な内容
受注管理部品や装置の受注情報を登録し、製番ごとに受注履歴や受注残を確認
手配リスト管理必要な部品の一覧を作成
品目マスタへの事前登録なしで入力でき、CSV形式の部品表取り込みにも対応
製番展開・在庫引当製番ごとに必要な部品を展開し、使用する在庫を割り当て
発注点在庫管理在庫が設定した基準を下回った際の補充発注に対応
発注・仕入管理部品や材料などの発注・仕入情報を管理し、発注書を作成
作業指示・工程管理社内の加工工程に作業を指示し、部品ごとの進捗を確認
在庫管理部品の入出庫を管理し、製番ごとの部品払出を原価に反映
作業日報登録製番ごとに設計・組立などの作業時間を登録
原価管理製番ごとの予算と原価を把握
複数案件に共通する費用を振り分ける配賦にも対応

部品ごとの進捗確認は標準機能ですが、機械別の負荷管理やスケジューラはオプションです。工程の進捗確認に加え、生産計画の作成・調整まで行いたい場合は、追加機能も確認しましょう。

オプション機能

オプションでは、受注前の営業活動や経理業務、現場での入力などに管理範囲を広げられます。自社の課題に合わせて、必要な機能と利用端末を選ぶことが大切です。

機能主な内容
引合・見積管理受注前の案件情報を管理し、装置や加工品の見積書を作成
見積内容を受注入力へ引き継ぐことも可能
EDI取引先ごとにCSVの取り込みパターンを設定し、データを取り込み
手配リストワイドExcel部品表を直接取り込み
発注前であれば、Excelへ出力・編集したデータの再取り込みにも対応
相見積購入部品の発注前に、複数の仕入先から見積もりを取得して比較
スケジューラ・負荷管理ガントチャートによる日程管理や機械別の負荷確認、機械・人への負荷の偏りを抑える自動平準化に対応
作業実績収集スマートフォン・タブレット・ハンディターミナルを利用して作業実績を収集
スマホ日報入力「サクっと日報」で作業時間を入力し、Previsionと連携して工数を管理
スマホ・タブレット受入入力現場の端末から部品などの受入情報を登録
タブレット在庫払出・スマホ棚卸タブレットで在庫の払出を入力
スマートフォンによる棚卸数量の登録にも対応
ミスミ連携ミスミへの発注部品情報を取り込み
利用には事前の打ち合わせが必要
売上・売掛・買掛管理売上や売掛金・買掛金を管理
売掛・買掛機能はインボイス制度に対応
会計連携TKCなどの会計ソフトへ仕訳データを連携
IoT連携工作機械の稼働情報と連携し、部品・工程ごとの作業実績を収集
スマホ手順書作成写真・動画・コメントを使い、現場で確認できる作業手順書を作成

Excel部品表の直接取り込みは「手配リストワイド」に含まれるため、標準のCSV取り込みと区別して検討しましょう。スマートフォンでの入力も、日報・受入・棚卸などで必要な機能が異なります。

Previsionのサポート・セキュリティ体制

Previsionを導入する際は、運用中に受けられる支援と、生産情報や図面を保護する仕組みも確認しておきましょう。自社の運用体制に合わせて、サポートの契約範囲やデータの管理方法を整理することが大切です。

サポート体制

Previsionは、電話・リモート・現地でのサポートに対応し、操作上の問い合わせや運用・効率化の相談ができます。導入前には、経営者や現場担当者へのヒアリングを通じ、課題と業務の流れを整理する簡易コンサルティングも利用可能です。

稼働後の支援には、技術情報の提供やバージョンアップ時のソフトウェア提供も含まれます。対応時間は10:00〜17:00で、メール・FAXによる問い合わせは時間外も受け付けています。

現地対応など一部の支援は有料のため、契約前に費用と対応範囲を確認しておきましょう。

セキュリティ体制

Previsionは、自社サーバーで運用するオンプレミスと、クラウド環境での運用を選べるシステムです。クラウドでは、VPN(仮想専用線)を使わずに社外から接続できる仕組みに対応しています。

導入時には、利用者ごとの閲覧・操作権限、通信や保存データの暗号化、操作履歴の記録について個別に確認しましょう。バックアップの頻度や保存先、障害時の復旧手順も、自社の要件と照らし合わせる必要があります。

クラウドサーバーは別途契約となるため、サーバー側の対策と、自社で担う端末・アカウント管理の範囲を明確にしておくことが大切です。

Previsionの料金

Previsionの料金は、オンプレミスの買い切りとクラウドの月額制で異なります。利用するライセンス数やオプションによって費用が変わるため、必要な機能と利用人数を整理して見積もりを依頼しましょう。

提供形態料金(税別)運用方法
オンプレミス買い切り248万円~自社サーバーにインストールして運用
クラウド月額4万5,000円~クラウド上のデータベースに接続して利用

上記は開始価格であり、導入・運用に必要な費用総額とは限りません。

クラウドサーバーは別途契約が必要で、月額1万円~の費用目安があるため、見積もりではサーバー費用の扱いも確認してください。

導入支援・操作教育・カスタマイズ・保守の費用も確認し、初期費用と継続費用を合わせて比較することが大切です。

Previsionの導入実績からわかること

Previsionの導入事例には、工程の負荷を把握して外注費を削減した企業や、Excel連携で事務作業を効率化した企業があります。導入前の課題と改善の取り組みを確認し、自社での活用方法を考えてみましょう。

工程の負荷を見える化し外注費を6%削減

金属加工業の有限会社鈴宏鉄工所は、Previsionの導入後に内製化を進め、外注費を6%削減しました。

導入前は、誰がどの作業を進めているか把握しにくく、納期確認も現場への問い合わせや経験に頼る状況でした。

各作業員の工程が可視化されたことで、現場も事務も納期を意識して行動ができるようになり働きやすくなった。今では納期回答や合理性の伴った外注判断ができるようになった。

引用:Prevision「ユーザー事例」

導入後は、機械別のガントチャート(工程表)で作業負荷を確認でき、急な仕事の割り込みや外注の判断がしやすくなっています。

つまり、工程の見える化は、社内で対応できる仕事を見極め、外注費を見直す判断にも役立つと考えられます。

Excel連携を活用して事務作業工数を20%以上削減

生産ラインの開発・設計・製作などを手がける株式会社プレシードは、PrevisionとExcelの連携で事務作業工数を20%以上削減しました。

システムをエクセルと連携させることで、以前の生産管理システムと比較して、20%以上の事務作業工数を削減できました。基本システムの価格も『Prevision』の方が50%程度に抑えられ、他ソフトからの移行に伴う教育コストは増えたもののトータルでは20%以上の導入コストを削減することができました。

引用:Prevision「ユーザー事例」

以前は、別のツールで抽出したCSVデータをExcelへ貼り付けて集計しており、転記の手間が課題でした。

導入後は、データをExcelへ直接出力し、社内担当者がマクロなどで集計や帳票作成を自動化しています。

つまり、使い慣れたExcelでの集計を生かしながら、データの受け渡しや加工の手間を減らしたい企業にも参考になる事例です。